聖金曜日(Goede Vrijdag)

2009/04/10 (金)  カテゴリー/オランダの祝祭日

オランダはもとより、キリスト教を基本としているヨーロッパの国々では、
日本とは全く違って、国自体が「聖書」「キリスト教」に基づいて動いている…
ということを、実感する機会がとても多いので驚かされます。

オランダの祝日というと、
1月1日          Nieuwjaar(元旦)
3月or4月         Goede Vrijdag(聖金曜日)
3月or4月         Pasen(復活祭 2日間)
4月30日         Koninginnedag(女王の日)
5月5日          Bevrijdingsdag(開放記念日)
復活祭から40日後     Hemelvaartsdag(キリスト昇天祭)
復活祭から7週間後    Pinksteren(聖霊降臨祭 2日間)
12月25日,26日       Kerstmis(クリスマス)
これが、オランダの祝日の全て。合計11日しかありません。
これだけみても、いかにキリスト教に基づいた祝日が多いかわかりますよね?
元旦、女王の日、開放記念日以外、全てキリスト教関係です。
そして2009年の場合は、今日がGoede Vrijdag(聖金曜日) に当たっています。
復活祭直前の金曜日で、イエス・キリストの受難を記念する日です。

イエス・キリストは、エルサレムにあるゴルゴタの丘で、
手足を釘で打たれるというむごい方法で十字架に磔にされ、処刑されました。
当時ローマ帝国で行われていた、最も悲惨な死刑の方法の一つであった十字架。
極悪の大犯罪人しかこの刑には処せられなかったにもかかわらず、
何の罪もないイエス・キリストは、ユダヤの指導者たちのねたみによって
無実の罪を着せられ、処刑されてしまったのです。

キリスト教にとって、最も重要なのがこの「十字架」。
自分勝手な生活を送り、神を神と認めない…裁かれて当然な人間達を
滅びから救おうと、私たちの罪の身代わり(いけにえ)となって、
イエス・キリストが十字架上で死んで下さった…と信じられているからなんです。
(旧約時代には、罪の身代わりとして、家畜がいけにえにされていました)
このキリストの十字架によって、神は恵み深い愛の方であると同時に、
決して罪を許さない聖なる方であることが示されたのです。
そして、この出来事を記念したのが「聖金曜日」というわけ。

オランダでは、祝祭日に指定されているようなのですが、
学校などは大抵お休みになるものの、会社が休みになるかどうかは、
その会社によるみたいです。(ちなみに、うちの主人は出勤です)
お店なども、開いていたり閉まっていたり…とバラバラのようですが、
アムステルフェーンセントラムのショッピングセンターは、今日は開いてます♪
そして、聖金曜日の翌日の土曜日は、普通の土曜日ですので、
お店などは、全て通常通りの営業です。

明後日の日曜日が、復活祭。オランダ語では、「Pasen(パースン)」。
日本では「イースター」と言った方が馴染みがありますよね。
日曜日が「1e Paasdag」、そして翌日の月曜日は「2e Paasdag」と言って、
祝祭日になっています。
つまり、オランダのイースター休暇(Paasvakantie)は、今日から4連休。
ちょっと遠くへ旅行に行かれる方も、わりと多いですよね。
「1e Paasdag」「2e Paasdag」は2日間に亘って、お店などはお休みになります。
明日は連休のための食料を、しっかり買い込んでおいたほうが良いですね。



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復活祭(Pasen)

2009/04/12 (日)  カテゴリー/オランダの祝祭日

今日は、復活祭です。オランダ語では、Pasen(パースン)。
十字架に付けられて死んでしまったイエス・キリストが、その後墓に葬られ、
3日目である日曜日に復活された…ということを記念した祝日です。

キリスト教を信仰するのに最も大切な部分が、
この“キリストの復活”にある…というのは、
日本人には意外と知られていないのかもしれません。
イエスがこの世に神の子としてお生まれになった「クリスマス」よりも、
死に打ち勝ち蘇り、ご自身が神であることを証明された「復活祭」の方が、
キリスト教徒にとっては、ずっと重要なことなのです。

イエス・キリストが復活した日の朝、イエスの遺体に香油を塗ろうと、
イエスの死を看取った3人の女性が墓を訪れたところ、
とても大きな重い石で塞がれていたその墓は、空っぽでした。
そして、そこにいた天使に「イエスは蘇られた」と知らされます。
イエスは生前から、「私は十字架にかかって死に、
3日目に蘇る」と何度も話していました。
ここで言う「蘇り」というのは、一度死んだ人間が生き返る、
いわゆる「肉体の蘇り」ということではなく、
イエス・キリストは、罪の結果であった「死」にも打ち勝つ力があり、
永遠に生き続けている、永遠の命を持つ“神ご自身”であること、
さらに復活した後、神の元に帰り、今なお神と共におられるということが、
キリスト教を信仰する上で、とても重要なことだろうと思います。
つまり、神(イエス・キリスト)は今もなお生き続けておられ、
いつでもどこでも、聖霊という形で私たちと共にいてくださる…と信じているのです。

さて、バレンタインデーの頃から、あちらこちらで目にするようになるのが、
Pasen用のチョコレートなどのお菓子です。
P1050301a.jpg
卵形はもちろん、ウサギやニワトリなんかをかたどった、チョコレートの数々。
小さな物から大きな物まで、各種豊富に揃っています♪

Pasenに欠かせないのが、タマゴ。
P1050447a.jpg
こちらは、卵型のチョコレートの中に、色んな形のチョコレートが入ってます。
タマゴは復活のシンボルなんですね。 
鳥がタマゴの殻を破って出てくる様子を、イエス・キリストが、
墓から出て復活された…という出来事になぞらえているようです。 
また、タマゴは春の輝く太陽の象徴とも言われています。

チョコレート屋さんのショーウィンドウも…
P1050307a.jpg
タマゴにヒヨコにウサギの形。
どうして、ウサギ??って不思議だったんですけど、
子供をたくさん産むというところから、多産と繁栄の象徴であり、
ピョンピョンと跳ね回ることから、生命の躍動感をイメージしているようです。
また、イースターエッグを運んでくるのはウサギだ…という話も。

昨日、「V&D」の閉店間際に行ってみたところ、
Pasen用のチョコレートなどは全て、「2つで1個の値段」…
つまり、半額になって売っていました!
この値段につられてか、次から次へと商品は売れていき、ほとんど完売状態!
オランダ人ってやっぱり、買い物上手なんだな~と感心しました!(笑)

この時期は、Pasenに向かって、お店の飾り付けがどんどん春らしい、
黄色メインになっていきます♪ (卵の黄身をイメージ??)
P1050310a.jpg
こんな飾り付けを見ているだけで、とってもウキウキしてきます。
この時期はお菓子だけではなく、雑貨屋さんもとっても楽しいです♪
Pasen用のエッグスタンドなど、可愛い物がたくさん!

キリスト教国ではない日本では、あまり馴染みのない復活祭ですが、
こちらでは、クリスマスに負けないほど大きな、春の一大イベント!
連休が始まる前日の木曜日の夜には、
あちらこちらで自転車を積み込んだキャンピングカーを目にしました。
本当に、オランダ人はキャンプ大好きですよね~。(笑)



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  「私も、イースターのチョコレート菓子食べた~い!」という方も、
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koninginnedag(女王の日)

2009/04/29 (水)  カテゴリー/オランダの祝祭日

いよいよ、明日はkoninginnedagですね!
オランダ人が大騒ぎするお祭りの日であり、国民の祝日!
明日は、オランダ中が王家の色であるオレンジ色に染まります♪

何故オランダの王家の色がオレンジになったのかと言うと、
オランダの王家は、Huis Oranje-Nassauといい、
Oranjeという言葉には、柑橘類のオレンジの意味はありませんが、
“オレンジ色”の意味があることから、オランダのロイヤルカラーになっています。
P4300035a.jpg

子供達は、オレンジカラーのフェイスペイントをしたり、
オレンジの帽子やTシャツ、オレンジの風船など、町はオレンジ一色!!
(上の写真は、まだブログを始めていなかった頃の去年の物。
 これだと、いかにもオレンジ!!って町の様子が、わかりにくいですね…)
オランダ人がオレンジ色を好きなのは、この日に限らず、
オランダで生活していれば、よくわかります…よね?(笑)
そしてこの日は、物凄い人出です!(場所によっては、貴重品に注意が必要)
昨年は時々雨がちらつくお天気でしたが、今年はどうなるのでしょう?

さて、「koninginnedag」とは「Queen's Day」のこと。
毎年4月30日はオランダの女王誕生日を、国を挙げてお祝いします。
既にご存知の方も多いとは思いますが、
現在のベアトリクス女王の誕生日は、1月31日。
この日を「女王の日」に制定してしまうと、折角の国民の祝日が、
お天気も悪く寒い時期になってしまう…。
それでは国民がかわいそう!ということで、ベアトリクス女王は、
前女王であるユリアナ女王(お母さん)の誕生日を、
これまで通り、女王の日として継続することを決定。
オランダ国民は、大喜びしたそうです。気が利く女王様ですね。

ちなみに、いつからこのkoninginnedagが始まったのかというと、
1885年8月31日の、Wilhelmina王女のお誕生日を祝ったのが最初。
女王ではなかったので、Prinsessedagと呼ばれていたんだそう。

さて、毎年この日には、女王を初めオランダ王家の面々が、
オランダの一都市(毎年変わります)をパレードされます。
今年は、ヘット・ロー宮殿のお膝元、
アペルドールンをご訪問されることになっています。

さてこの日は、先日も少しお話しましたが、
アムステルダムはもちろんのこと、オランダ中でフリーマーケットが開かれます。
誰でも、無料でお店を出すことが出来るんです♪
もちろん、子供もOK! 楽器を演奏して、お金を稼ぐ子もたくさん!
去年は、自分が乗っている自転車を売りに出してる子もいました。(笑)

日本人向けの物を手に入れたければ、アムステルダムの南端にある
「Gelderlandplein」に出かけましょう!
このショッピングセンターの周りをグルッと回ると、
たくさんの日本人の方が、お店を出していらっしゃいます。
書籍や子供関連商品が多いのですが、
とってもお買い得な物も多数ありますので、オススメです♪

またもちろん、イベントもたくさん行われます。
アムステルダムでのイベントは、こちらでチェックして下さいね。
但しこの日は、アムステルダム市内の公共交通機関は特別運転。
トラムやバスについての詳しいことは、こちらをご覧下さい。(オランダ語)
アムステルダムへ行こうと思っている方は、相当歩く覚悟が必要かも…。

そして、地域によってはKoninginnenach(前夜祭)も行われます。
色んなイベントが時間帯や場所によって行われますので、
行ってみても面白いかもしれませんね。
アムステルダムはこちらで、アムステルフェーンはこちらでチェック!
アムステルフェーンセントラムでは、夜10時から花火が上がりますよ。
今晩から、街はソワソワ、賑やかになっていきます♪

明日は1日中熱気に溢れて、オランダらしい祝日になります。
皆さんも是非オレンジ色を身に付けて、オランダ人と一緒に盛り上がりましょう!



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koninginnedag 2009

2009/05/01 (金)  カテゴリー/オランダの祝祭日

さて昨日は、koninginnedagでしたね!
お天気もとっても良くて、楽しい1日を過ごされたことと思います。
私もウロウロしすぎて、ちょっとお疲れ気味なので、
今日は簡単に、私が行ってきた前夜祭と
koninginnedagの街の様子を、写真を交えてご紹介します♪

一昨日の晩、アムステルフェーンセントラムにて行われた、
「VUURWERK(花火)」を見てきたので、まずその様子から…。
P1070191a.jpg
毎週金曜日に、マーケットが開かれているこちらの広場では、
既にこのように、テントが張られて大賑わい♪
オレンジ色の帽子をかぶった男性も多数…。
写真には写っていませんが、右手にはステージも作られています。
左手のテントはお店になっていて、ビール(プラスティックカップ)や、
おつまみなどが販売されていました。大体、2ユーロくらい。
テントの下には、テーブルと椅子があるにもかかわらず、ガラガラ。(笑)
皆さん、立ち飲みがお好きなようです…。 (写真14枚)

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DodenherdenkingとBevrijdingsdag

2009/05/05 (火)  カテゴリー/オランダの祝祭日

日本では、ゴールデンウィーク真っ最中のこの時期、
オランダでは、第2次世界大戦に思いを馳せる日が続きます。

毎年5月4日が「Dodenherdenking」。
doden = dead
herdenking = recollection
つまり、「戦没者慰霊の日」になっており、
オランダ全土で午後8時から、2分間黙祷が捧げられます。
私は実際には経験したことはありませんが、
この時間は全ての公共交通機関がストップし、
レストランやカフェなどでも、食事の手を止めて黙祷を捧げるようです。

また、アムステルダムのダム広場において昨晩、
女王が戦没者の慰霊のために、献花をする公式行事が行われました。
先日のアペルドールンの事故の直後でしたが、
女王を初め、皇太子や皇太子妃も参加されていました。

テレビ中継されていたので、見ていましたが、
ダム広場の戦没者慰霊塔に、皇太子とベアトリクス女王が献花後、
トランペットが鳴り響き、そしてその場に集っている全ての人々が黙祷。
子供からお年寄りまで、全ての人が真剣に、黙祷をしていました。
もちろん今年は、私も一緒に黙祷を捧げさせていただきました。
キッパ(帽子)を被っておられるユダヤ人の方の映像が写り、
どんな思いでいらっしゃるだろうと、涙が止まりませんでした…。
現在のアムステルダム市長であるJob Cohen氏もユダヤ人だそうです。
この式典では、スピーチをしていらっしゃいました。
映像を見たい方は、こちらから。

そして、今日5月5日は「Bevrijdingsdag」。
bevrijdings = liberations
dag = day
ドイツの占領下からオランダが解放されたことを祝う「解放記念日」です。
この日はややこしいのですが、5年に1度だけ休日になり、
次は2010年(来年ですね)が休日になります。

1940年5月10日、ドイツ軍はベネルクス三国に侵攻しました。
当時、中立を宣言していたオランダのアムステルダムも占拠され、
その結果、オランダは5月15日に降伏し、政府と王室はロンドンへ亡命。
そして1945年5月5日に、連合軍によってようやくオランダは解放されたのです。

毎年この日には、オランダのWageningenという街で、
第二次世界大戦当時の連合軍だった国から、
たくさんの退役・現役軍人の方々が一同に集まり、
平和を願うパレードが繰り広げられるようです。
どうして、この街でこんなパレードが行われるかというと、
オランダに対して、ドイツが全面降伏をするという調印を行った街だから。
私はまだ見に行ったことはありませんが、毎年しっかりと平和を願う活動は、
いつまでも続けていかなければ…と思います。
詳しいことは、こちらでご確認下さい。

もちろんアムステルダムを初め、各都市でも様々な記念行事が行われます。
昨年、何も知らずにアムステルフェーンセントラムにお出掛けしていた時、
先日、花火が上げられていた広場に、戦車などがたくさんあって、
「一体、何事??」と驚いたのですが、「解放記念日」だったんですね。
本日のアムステルフェーンの予定は、こちらから。

また今晩9時頃からは、女王がご臨席される
アムステルダムでの解放記念日のコンサートが、テレビ放送されます。
チャンネルは、NOS(Nederland 2)で…。(多分)
詳しくは、こちらでご確認下さい。

日本では、原爆の日や終戦記念日は8月なので、
ちょっとしっくり来ないかもしれませんが、昨日と今日は、
オランダでは平和を願う2日間なのです…。



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