オランダ生活お役立ち情報~庶民的生活~

約1000記事にも及ぶオランダ関連記事を掲載しています。詳しくは、右の列「カテゴリ」をご覧下さい♪
Top Page › 未分類 › 政治関連 › 野田総理 所信表明演説
2011-09-14 (Wed) 12:15

野田総理 所信表明演説

野田総理は昨日、衆・参両院の本会議で初めての所信表明演説を行いました。
2008年からオランダで暮らしていた私は、日本で暮らし続けておられる方々とは、
恐らく民主党に対するイメージが随分違っているのだろうと思います。
何度も申し上げますが、私は支持政党がありません。
だから、民主党を擁護するつもりもありません。
ただ、野田総理の演説の内容は、所信表明演説としては具体性に欠け、
現実味に欠けるものだったかもしれませんが、私は感動した部分が多かったです。

野田総理の所信表明演説ノーカット動画、及び全文はこちらでご覧下さい。

もちろん、実行・実現してこそ初めて、評価されるということはわかっています。
また、現在ほとんどの日本国民は政治不信に陥っているので、
美辞麗句を並べ立てただけの理想論に過ぎない!と、憤られた方も多いでしょう。
でも私は、こんな時だからこそ、希望を持ちたいと思うのです。
何も実現出来なければ、結局耳障りの良い演説だったとの評価で終わりですが、
内容だけ見れば、本当に素晴らしい所信表明だったので、
与党も野党も関係なく、その内容に賛同し、一致団結し協力すれば、
ひょっとしたらその理想は、現実のものになるかもしれないと思うのです。
(まあ、それこそ理想論だと言われそうですが…汗)

今一度、全ての政治家が、政治家としての原点に立ち返るべき時だ!ということを、
与党・野党全ての国会議員たちに、野田総理は再認識させたかったのではないでしょうか。
党利党略や足の引っ張り合いに、熱意も時間も割いている場合ではない!というのは、
私たち、普通の国民でも分かりきっていることなのに、
国会議員の先生方の中には、やはりサッパリわかっていない方が多いからこそ、
敢えて、そういった内容が色濃く出た所信表明になったのではないかと…。

今回、この素晴らしい内容の所信表明演説を、
最初から最後まで、NHKの生中継で見ていたのですが、
演説が開始するや否や、野党からのあまりにもうるさく品の無い野次、野次、野次…。
野田総理の演説中に、「ちゃんと働け~!」とかなんとか。
被災高校生の話を引用しているくだりでは、総理の話が聞き取れないほどの野次が相次ぎ、
この状況を被災高校生本人はどのような気持ちで見ているのだろうと思うと、
野次を飛ばしている国会議員たちに対して、とても腹立たしい思いでいっぱいでした。
鉢呂元経産相の言葉に対して、「被災者の気持ちに対する配慮がない!」と、
あれだけ息巻いていた野党の方が、よっぽど被災者の気持ちに対する配慮がないのでは?と、
私と同じように感じた方も多かったと思います。
あまりにもうるさいので、議長が「静粛に願います」と言っているにもかかわらず、
静かに総理の演説を聞くことすら出来ない野党の方々には、心底呆れました。
学級崩壊ならぬ、国会崩壊ですよ。見苦しい…。(涙)
政治家の質が、あまりにも低すぎるのでしょうね。

これまでならともかく、今は与野党が団結して国難と立ち向かわねばならない時なのに、
野党の先生方には、そんな覚悟は全く無いとしか思えない態度でした。
テレビ中継をされていて、被災者の皆さんもご覧になっていること、
そしてご自分たちが選挙で選ばれた国民の代表であることを、お忘れなのでしょうか?
人が話しているときには、黙って聞くという当たり前のことが出来ない人が、
お偉い国会議員先生だなんて、子供たちに恥ずかしいとは思わないのでしょうか?
民主党の渡部恒三最高顧問は、「佐藤栄作内閣から歴代の内閣を見てきたが、
所信表明でこんな発言妨害みたいなのは初めてだ」と野党の態度を批判しています。

そして、野次の他にもう1つ私が気になったのは、居眠り。(汗)
昔から、国会で居眠りしている先生方はよく見かけましたけど、
昨日は寝てたらダメでしょう~!!特に、与党の先生は!!
たった35分程度の演説を起きて聞いていられないほど体力が無いのなら、
もう国会議員は辞めて下さい。こんな人こそ、税金の無駄遣いです!!
そして、さっさと国会議員の定数削減を実行して下さい!
国民は今国会を注意深く見ていることを、国会議員の皆さんはわかっていない…。
民主党だけにガッカリしているのではなく、野党にもガッカリしているんですよ、国民は。

価値観も考え方も人それぞれですので、この演説を聞いて受ける印象も、
やはり人それぞれだと思いますが、とにかく野党はこれ以上与党の足を引っ張ったり、
揚げ足を取ったり、重箱の隅をつついたり、駆け引きばかりせずに、
自党のためにではなく、被災地と全国民、そして日本の将来のために、
必死の覚悟で政治に取り組むべきではないでしょうか?
それが選挙で選ばれた国民の代表としての国会議員の責務だと思います。

高校球児たちが互いに全力で戦い、勝ち負けに関係なく互いの健闘を称え合うあの姿に、
日本人は感動するのではないのでしょうか?
いまこそ国会議員の先生方は、高校球児の素晴らしいスポーツマン精神に倣い、
足の引っ張り合いなどせずに、それぞれが持てる力を出し合って、
“国難”という大きな相手と、敵・味方無く、一致団結して闘うべき時だと思います。

最後に、臨時国会開会式での天皇陛下のお言葉をご紹介しておきます。
本日、第178回国会の開会式に臨み、
 全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、
 私の深く喜びとするところであります。

 ここに、国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、
 国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、
 国民の信託に応えることを切に希望します


昨日の記事に反して、またしても記事をアップしてしまいましたが、(汗)
国会議員の体たらくを嘆かずにはいられませんでした…。

私が共感したブログ記事> ← 宜しければ、ご一読下さい。




~~いつも応援、有難うございます!~~
この2つのバナーを1回ずつ押して下さると、更新の励みになります♪
   ↓↓↓↓↓↓↓↓ 
 ブログランキング・にほんブログ村へ ← オランダのブログがいっぱい!
  ← ヨーロッパのブログがたくさん!  ※どちらも別窓で開きます

関連記事
Last Modified : -0001-11-30