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2011-11-28 (Mon) 12:00

大阪府から大阪都へ!?

私が住んでいる大阪の選挙が、昨日行われました。
今回行われたのは、大阪知事選挙と大阪市長選挙の2つ。
大阪市以外の大阪府民にとっては、大阪知事選のみとなりましたが、
今回の選挙は全国ニュースでも取り上げられるほど、大注目の選挙でした。

もちろん私も、昨日の昼ごろ選挙に行きました。
これまでもお話しているように、選挙は「権利」だと考えていますので、
私は必ず棄権せず、これまでも投票へ行くようにしてきました。

さて、今回の選挙はダブル選挙となりました。
何故このような形になったかというと、大阪知事だった橋下徹さんが、
“大阪都構想”を実現させるため、知事を任期途中で辞職し、
大阪市長選へ打って出たからなんですよね。

昨日の選挙では、大阪維新の会幹事長の松井一郎さんが大阪府知事に、
そして、同じく大阪維新の会の橋下徹さんが大阪市長に決まりました。
今回のダブル選挙は40年ぶりのことだそうですが、
大阪府知事選の投票率は52.88%、大阪市長選は60.92%と、
投票率もアップし、その関心の大きさを裏付ける形となりました。

今後、大阪都に向けて色々と動きがあるかとは思いますが、
依然反対派も多く、そうそうすんなりとことが運びそうにはありません。
大阪都構想の内容を見る限り、大枠については賛成することが出来ても、
やはり「これはちょっと、どうなの?」と思う構想もちらほらあり、
恐らく大阪維新の会のメンバーに投票した大抵の方は、
その内容について全て賛成というわけではないのではないでしょうか。

選挙結果を受けての橋下さんのコメントの中に、
以前から危惧していた言葉があったので、私は正直ちょっと気になりました。
その言葉とは、 「一部の教育委員会委員は
『(教育への政治関与を強める内容を盛り込んだ)教育基本条例が成立すれば
総辞職する』と言っていた。有権者の判断が民主主義の中では一番重い。
教育委員会はこの結果をしっかり受け止めないといけない」 という言葉。
今回の選挙に関しては、恐らく大阪府民・大阪市民は、
二重行政の改善や大阪都を再編成することに賛成をしたのであって、
大阪維新の会が提唱する「教育基本条例」に大賛成だということではないと思うのです。
(私の勝手な見解ではありますが…)
大阪市長選では、改革か保守かの二者択一になってしまったため、
橋下さんの主張に対して全て賛成とはいえなくても、どちらかといえば橋下さん…
という考えの多くの方が、投票されたのではないのでしょうか?
だから私は橋下さんが当選後、教育についてこのような物言いをされるのでは?と、
選挙前から不安に思っていたんです…。(汗)

もちろん、今回の選挙結果はこのようになりましたが、
全てのことが、大阪維新の会の思うようには進まないのは当然のことで、
法律の改正や住民投票など、様々な障壁が待っています。
したがって今後、大阪府民が自分たちの考えをきちんと整理し、
大阪の改革を注視していく必要があると思います。
とにもかくにも、大阪の将来が良い方向へ進んでくれることを祈っています。




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