オランダ生活お役立ち情報~庶民的生活~

約1000記事にも及ぶオランダ関連記事を掲載しています。詳しくは、右の列「カテゴリ」をご覧下さい♪
Top Page › 東北関東大震災関連 › もうすぐ、震災から1年~原発関連
2012-03-05 (Mon) 10:00

もうすぐ、震災から1年~原発関連

昨年、大震災が起こってから、このブログでは何度も震災のことを記事にし、
読者の皆様から顰蹙を受けることもしばしばでしたが、(汗)
それでも、日本にいるからこそ得られる情報を、
海外で暮らしておられる皆様に発信しようと、記事を書き続けました。
そのことによって、海外で暮らしておられる方々が得ている情報と、
日本にいる私たちが得ている情報に、相当の相違が見られるということを知り、
結果的に、「マスコミへの不信感」が高まることとなりました。

原発事故の情報をこのブログで記事にした際、
福島第一原発に関係する企業の社員の方から、
「素人が海外向けに不安をあおるような記事は止めるべき」という
お叱りのコメントを頂戴したことがあります。
原発事故に関する記事は、ご自身のお勤めの企業にとっては、
マイナス要因にしかなりませんから、不愉快だったのでしょうね。
そのときの記事には、「現在、福島第1原発では、大変な局面を迎えています」
「最悪の事態だけは避けたいのですが、現状では大変深刻な状態と言わざるを得ません」
「原発に関わる皆さん、原発の付近で生活していらっしゃる皆さんに、
これ以上被害が及ばないことを祈るばかりです」というようなことを書きました。
これらの表現について、上記のようなお叱りを頂戴したわけですが、
しかしこのとき既に、メルトダウンが起こっていたと考えられており、
結果的に私の記事は、現実を直視していたものであり、
「不安をあおるような」記事ではなかったと考えています。



ちなみにコメントを下さった方は、もちろん匿名だったのですが、
ブログをやっている方ならご存知かとは思いますが、いくら匿名ではあっても、
コメントを書き込まれた方に関する情報を、ブログ作者はある程度把握出来るため、
どこの国から書き込まれたのか、また書き込んだ場所が職場であった場合は、
その企業名までこちらで把握することは意外と簡単なのです。
(その他の情報も、ある程度把握出来ます)
つまり、私はこの方の企業名もお住まいの国も、全て把握しているので、
「福島第一原発に関係する企業の方からのコメントである」と、判断出来たんです。
(もちろん、ここでは企業名も国名も書きませんが…笑)
ブログのコメント欄に書き込む場合は、いくら匿名であっても、
ブログの作者は、コメント記入者の情報をある程度把握出来る…
ということを知った上で、コメントの書き込みをなさることをオススメします。

さて今日は、最近の原発をめぐる状況について、少しご紹介したいと思います。
まずは、最新のニュースから。
・ 福島県の現状 産業なお壊滅状態 放射線が復興阻む
被災地の復興は遅々として進まず、誰もがおっしゃるように、
「原発事故さえなければ…」という思いに至る現状です。

先月8日に行われた、第8回ストレステスト意見聴取会。
大変、残念な結果に終わったこの意見聴取会ですが、
ストレステスト意見聴取会委員である井野博満氏、後藤政志氏が、
関西電力大飯3・4号機ストレステスト審査書提出に抗議する緊急声明』を、
出していらっしゃいますので、ご紹介します。

<<以下、一部抜粋>>
原子力安全・保安院は、本日、関西電力大飯原発3・4号機の一次評価を
「妥当」とする審査書を原子力安全委員会に提出しました。
私たちは、このような拙速なやり方は、とうてい認められません。

ストレステスト意見聴取会では、徹底して議論を尽くすことが、
国民に対する原子力安全・保安院の責務です。

原子力安全・保安院が、現時点で「妥当」としたことは、
はじめに再稼働ありきの見切り発車と言わざるを得ません。
このような姿勢こそが、福島原発事故を招いた要因です。
このように原子力安全・保安院は、規制当局としての役割を十分に果たしていません。
まずすべきことは、自らのありようについて根本的な反省をすることです。
本日の審査書の提出は、「安全性に関する総合的評価」とされる
ストレステスト評価の体をなしていません。
<<以上、抜粋終わり>>

ストレステスト意見聴取会の結果、「大飯原発再稼動容認」の方向性が示されました。
意見聴取会を取材した田中龍作記者の記事には、
大変気になることが書かれているので、是非ご一読下さい。↓↓↓
・ 【大飯原発再稼働へ】 ストレステスト意見聴取会が保安院評価を追認
・ 保安院「12人の委員が原発メーカー、電力会社から報酬」の事実公表

また昨日、細野環境相兼原発事故担当相は、
安全性を確保した上で「再稼働は必要だ」との意向を示しました。
ニュース記事は、こちら
地震活動期に入ってしまった日本列島で、安全性など確保出来ないと思うのですが、
国や原発ムラの人々は、再稼動に向けてまっしぐらのようです。(涙)


一方で、原発再稼動反対の運動も強まっています。





最後に、『山本太郎が見たチェルノブイリの現実』という動画をご紹介します。
「25年後の日本を見に行きたい」と、山本太郎さんが取材に行かれました。
大変興味深い内容ですので、是非ご覧下さい。



未来のために子供達のためにその先の世代のために、
この日本という国を継続させていくためには、
今大人達が行動を起こさなければいけないんです。
政治に対して世の中のことに対して、僕も含めた無関心が作った世の中なんですよ
本当に守りたいものがあるんだったら、誰も教えてくれないのであれば、
やっぱりそうしていくしかないんですね。
自分の命は自分で守らなきゃいけないんですけど、
まず一番不条理を押しつけられている人達に対して、手を差し伸べるということなんですよ。
それは自分達の明日の姿なんですよ。
自分自身のこととして引き寄せられなかったら、
次、自分達にそのことが起きた時に、国に同じことをされますよ。
だから被害から離れている人達が手を差し伸べるしかないんですよ。


長くなってきたので、続きはまた改めて。




いつも応援、有難うございます!
「この記事、たくさんの人に見てもらいたいわね!」と思って下さった方は、
次の2つのバナーを是非クリックして下さいませ。宜しくお願い致します。
   ↓↓↓↓↓↓↓↓ 
 ブログランキング・にほんブログ村へ ← オランダのブログがいっぱい!
  ← ヨーロッパのブログがたくさん!  ※どちらも別窓で開きます


関連記事
Last Modified : -0001-11-30