「人の口に戸は立てられぬ」
この言葉、皆さんご存知ですよね?
人の口は閉めておけないということから、
「世間の噂や評判は防ぎようがない」ということ。
噂話のネタにされた経験のある方って、
私以外にも、たくさんおられると思います。
何かのきっかけで、妬みや恨みを買ってしまって、
事実無根の噂を流された…なんてこと、
ひょっとしたら、誰でも一度や二度は、経験あるのかもしれません。
「噂話」ってのは、今お話したように、
噂を流そうとする人が、噂のネタにされる人に対して、
妬みや恨みを抱いている場合などは特に、
噂を流そうとする人にとって、都合の良いように作られた
事実無根の一方的な話ってことが割とあるようですし、
また、話の核の部分が事実であったとしても、
噂として広まる過程で、その核の話が歪曲したり、
捏造された話が付け加わったり、尾ひれが付いて、
「噂話」は最終的に、「完全な作り話」へと変化するのでしょう。
あるブログの記事で、次のようなことが書かれていました。
・しがらみやしきたり、義理人情の日本社会から離れて海外へやってきたのに、
何故か日本人だけの世界に入ってしまうのが、日本人らしい性向。
・狭い日本人社会で話されることは、知人から聞いた話に尾ひれをつけ、
あるいは意図的に憶測を付け加えた世間話や噂話が主流。
当然、特定の個人がターゲットとなり、人から人に語り継がれるうちに、
話は事実からどんどん遠のいて、「誹謗中傷」や「捏造話」となっていく。
・「誹謗中傷」や「捏造話」を創作したり、悪口雑言を話している人のうち、
誰一人として、名を名乗って、直接噂のネタになっている人に話す人はいない。
陰でコソコソか、匿名で自分を完全に隠してでなければ、何も語れない人たちだ。
そのくせ、偉そうな理屈だけはつけている。
・本人のいない場所で噂話をすれば、噂話が伝わっていくうちに、
噂話を聞いた人の主観や、感情に伴う尾ひれがくっついて、
「誹謗中傷」になり「捏造話」へと変貌していくのは当たり前だ。
閑を持て余してする世間話が他人を傷つけ、やがて傷つけあいに発展していく。
本当に、その通りだと思いました。素晴らしい表現力!
「あの人、結婚するんだって~♪」という、おめでたい噂ならともかく、
暇を持て余す人たちの間で広まる噂話の大半は、
噂の出所となる人が、噂のネタになる人に対して持っている、
「悪意」が潜んでいることが多いのは、皆さんご存知の通りです。
例えば、人気雑誌で読者モデルをやっている「S美さん」という人がいるとします。
この「S美さん」が、ご主人(S郎さん)の海外赴任でAAAという国へ帯同し、
そこで、S郎さんの勤務先の同僚(R男さん)の妻である、
R子さんという方と知り合いになったとしましょう。
このR子さんは子宝に恵まれ、子育てのために人生の大半を費やし、
周りからは、「(女性としては)ちょっとくたびれたお母さん」という印象を
持たれるような風貌だった場合、R子さんはS美さんに対して、
どのような感情を持つでしょうか?
R子さんは、口では「読者モデルの綺麗な人と知り合いになれて嬉しい♪」と、
S美さんに対して話すでしょうが、本心は嫉妬が渦巻くのではないでしょうか?
R子さんがお友達と話しているときに、たまたまお友達が、
「S美さんが、AAAに来てるんだって!」という話をしだしたら、
「うちの主人とS美さんのご主人は同僚だから、私はS美さんと知り合いなのよ」と、
R子さんは得意げに話すだけではなく、場合によってはS美さんを陥れようと、
S美さんの名誉を毀損するような作り話を、さも事実であるかのように話すかもしれません。
この「作り話」を聞く側のR子さんの友達は、R子さんはS美さんに会ったことがあり、
更に、ご主人同士が会社の同僚という話を聞けば、R子さんの作り話を、
「作り話」ではなく、「実話」であると信じ込んで聞いてしまうでしょう。
そして、「作り話」を「実話」として信じて疑わないお友達は、
その「R子さんによる作り話」を、次から次へとお友達に広めてしまい、
そして、その噂が好き勝手に作り変えられながら、独り歩きを始めてしまう…。
さて、今まで話をしてきたのは、一般人の口を介して広まる噂についてでしたが、
テレビや新聞、雑誌など、マスコミの世界ではどうでしょうか?
新聞やテレビのニュース番組で報道されていることは全て事実であって、
まさか、事実が歪曲されたり、捏造なんてありえない!って、思い込んでいませんか?
ここで、1つ動画をご紹介したいと思います。
NHK教育で昔放送された、「読み書きのツボ」という番組です。
番組の最後のまとめで、“「本当にそうかな」を確かめよう!”とありましたが、
人の噂にしても、テレビから流れてくるニュースや情報にしても、
それが本当のことなのかどうかを疑って聞く姿勢を持たなくては、
自分の考え方や価値観が、他人に容易に操作されてしまう可能性は否定出来ません。
お互い、気を付けたいものですね。
<参考記事>
・ プロパガンダ(情報操作)
・ トヨタ車急加速 米ABCが映像操作認める
・ 情報操作 (Wikipedia)
・ メディア・リテラシー (Wikipedia)
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この言葉、皆さんご存知ですよね?
人の口は閉めておけないということから、
「世間の噂や評判は防ぎようがない」ということ。
噂話のネタにされた経験のある方って、
私以外にも、たくさんおられると思います。
何かのきっかけで、妬みや恨みを買ってしまって、
事実無根の噂を流された…なんてこと、
ひょっとしたら、誰でも一度や二度は、経験あるのかもしれません。
「噂話」ってのは、今お話したように、
噂を流そうとする人が、噂のネタにされる人に対して、
妬みや恨みを抱いている場合などは特に、
噂を流そうとする人にとって、都合の良いように作られた
事実無根の一方的な話ってことが割とあるようですし、
また、話の核の部分が事実であったとしても、
噂として広まる過程で、その核の話が歪曲したり、
捏造された話が付け加わったり、尾ひれが付いて、
「噂話」は最終的に、「完全な作り話」へと変化するのでしょう。
あるブログの記事で、次のようなことが書かれていました。
・しがらみやしきたり、義理人情の日本社会から離れて海外へやってきたのに、
何故か日本人だけの世界に入ってしまうのが、日本人らしい性向。
・狭い日本人社会で話されることは、知人から聞いた話に尾ひれをつけ、
あるいは意図的に憶測を付け加えた世間話や噂話が主流。
当然、特定の個人がターゲットとなり、人から人に語り継がれるうちに、
話は事実からどんどん遠のいて、「誹謗中傷」や「捏造話」となっていく。
・「誹謗中傷」や「捏造話」を創作したり、悪口雑言を話している人のうち、
誰一人として、名を名乗って、直接噂のネタになっている人に話す人はいない。
陰でコソコソか、匿名で自分を完全に隠してでなければ、何も語れない人たちだ。
そのくせ、偉そうな理屈だけはつけている。
・本人のいない場所で噂話をすれば、噂話が伝わっていくうちに、
噂話を聞いた人の主観や、感情に伴う尾ひれがくっついて、
「誹謗中傷」になり「捏造話」へと変貌していくのは当たり前だ。
閑を持て余してする世間話が他人を傷つけ、やがて傷つけあいに発展していく。
本当に、その通りだと思いました。素晴らしい表現力!
「あの人、結婚するんだって~♪」という、おめでたい噂ならともかく、
暇を持て余す人たちの間で広まる噂話の大半は、
噂の出所となる人が、噂のネタになる人に対して持っている、
「悪意」が潜んでいることが多いのは、皆さんご存知の通りです。
例えば、人気雑誌で読者モデルをやっている「S美さん」という人がいるとします。
この「S美さん」が、ご主人(S郎さん)の海外赴任でAAAという国へ帯同し、
そこで、S郎さんの勤務先の同僚(R男さん)の妻である、
R子さんという方と知り合いになったとしましょう。
このR子さんは子宝に恵まれ、子育てのために人生の大半を費やし、
周りからは、「(女性としては)ちょっとくたびれたお母さん」という印象を
持たれるような風貌だった場合、R子さんはS美さんに対して、
どのような感情を持つでしょうか?
R子さんは、口では「読者モデルの綺麗な人と知り合いになれて嬉しい♪」と、
S美さんに対して話すでしょうが、本心は嫉妬が渦巻くのではないでしょうか?
R子さんがお友達と話しているときに、たまたまお友達が、
「S美さんが、AAAに来てるんだって!」という話をしだしたら、
「うちの主人とS美さんのご主人は同僚だから、私はS美さんと知り合いなのよ」と、
R子さんは得意げに話すだけではなく、場合によってはS美さんを陥れようと、
S美さんの名誉を毀損するような作り話を、さも事実であるかのように話すかもしれません。
この「作り話」を聞く側のR子さんの友達は、R子さんはS美さんに会ったことがあり、
更に、ご主人同士が会社の同僚という話を聞けば、R子さんの作り話を、
「作り話」ではなく、「実話」であると信じ込んで聞いてしまうでしょう。
そして、「作り話」を「実話」として信じて疑わないお友達は、
その「R子さんによる作り話」を、次から次へとお友達に広めてしまい、
そして、その噂が好き勝手に作り変えられながら、独り歩きを始めてしまう…。
さて、今まで話をしてきたのは、一般人の口を介して広まる噂についてでしたが、
テレビや新聞、雑誌など、マスコミの世界ではどうでしょうか?
新聞やテレビのニュース番組で報道されていることは全て事実であって、
まさか、事実が歪曲されたり、捏造なんてありえない!って、思い込んでいませんか?
ここで、1つ動画をご紹介したいと思います。
NHK教育で昔放送された、「読み書きのツボ」という番組です。
番組の最後のまとめで、“「本当にそうかな」を確かめよう!”とありましたが、
人の噂にしても、テレビから流れてくるニュースや情報にしても、
それが本当のことなのかどうかを疑って聞く姿勢を持たなくては、
自分の考え方や価値観が、他人に容易に操作されてしまう可能性は否定出来ません。
お互い、気を付けたいものですね。
<参考記事>
・ プロパガンダ(情報操作)
・ トヨタ車急加速 米ABCが映像操作認める
・ 情報操作 (Wikipedia)
・ メディア・リテラシー (Wikipedia)
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Last Modified : -0001-11-30