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2012-06-01 (Fri) 14:00

アンネ・フランクの薔薇

今日は、オランダにもゆかりの深い、アンネ・フランクの薔薇のお話です。
皆さんは、「アンネのバラ」をご存知でしょうか?

在蘭日本人の皆様は、アムステルダムにあるアンネ・フランクの家、
Anne Frank Huisへ、1度は行かれたことがおありだと思います。
私も先輩駐妻の方に連れて行って頂いたのですが、
長蛇の列もさることながら、館内も大変多くの方で賑わっていて、
正直、あまりゆっくりと見ることが出来ませんでした…。(汗)

さて、アンネ・フランクについては、いまさらご説明する必要もありませんので、
「アンネのバラ」についてのお話に移りましょう。

こちらが、アンネのバラ。
P5201022a.jpg
盛りが過ぎてから撮影したので、今ひとつ素敵な姿ではないのですが、
このバラは時期によって色が変わる、とっても魅力的なバラなんです。

P5201021a.jpg
ご覧のように、つぼみの時には赤い色をしているのですが、
その後、オレンジ⇒黄金色⇒サーモンピンク⇒赤(濃いオレンジ)と、
その色を変えていくのです。

このバラは、「アンネの日記」に感動したベルギーの園芸家、
ヒッポリテ・デルフォルヘという方が、1955年に作られたそうです。
そして、アンネの父であるオットー・フランクさんに出会った、
ヒッポリテさんの息子さんが、オットー氏にこのバラを贈ることを決め、
1960年「Souvenir d'Anne Frank」という名前で発表されました。

P5201020a.jpg
このバラは、とあるキリスト教団(日本)の合唱団がイスラエルを訪問した際、
偶然、レストランでアンネの父、オットー・フランク氏と出会い、(1971年4月)
その後の両者の交流を通じて、1972年のクリスマスに、
オットー氏からこの教団へ、アンネのバラの苗木が送られてきたそうです。
こういう経緯で、日本に「アンネのバラ」が入ってきたのですね。
そしてその後、この教団の教会を始め、多くの学校やバラ園などへも普及し、
時期が来ると、美しい花を咲かせるようになっています。

P5201024a.jpg
オランダでも、きっとどこかで咲いているのでしょうね。
日本でも、色々な所で見ることが出来ますが、
兵庫県西宮市にある「アンネのバラの教会」が有名なようです。
 ※ 平和願うアンネのバラ 西宮の教会で見ごろ(ニュース記事)
また、広島県福山市にあるホロコースト記念館でも、
たくさんのアンネのバラが、現在満開を迎えているようです。

私の記事では、とっても簡単にこのバラのことをご説明しましたが、
非常に詳しく、アンネ・フランクのこと、そしてこのバラのことを
説明して下さっている美しいHPがありましたので、ご紹介しておきます。
とっても美しいアンネのバラの写真もたくさん載っていますので、
是非、ご覧下さい。 ⇒ 『アンネのバラ物語』 (クリック!)


~アンネの言葉~
 「もし、神様が私を長生きさせてくださるのなら、
  私はつまらない人生で終わりたくありません。
  私は、世界と人類のために働きます。」


<関連リンク>
・ ホロコースト記念館 (広島県福山市)
    ※記念館に咲いているアンネのバラの様子(写真・ブログ)
・ アンネのバラの教会 (兵庫県西宮市)




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