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2012-10-02 (Tue) 10:30

キャンギャル・イベコン・ナレコン…

ここのところ、仕事のことやらなんやらで、
ちょっとバタバタしておりまして、落ち着いて記事を書く暇がございません。(汗)
…ということで、今日もどうでも良いネタで恐縮ですが、お付き合い下さいませ。

随分前になりますが、このブログでも記事にしたのですが、
私が在蘭中、何故だか「POPULAさんは、元レースクイーンらしい」という、
根も葉もない噂が広まっていたそうで、驚いたことがありました。
今日は、レースクイーンについてももちろんですが、
華々しい「イベント」に関係する女性の仕事について、少しお話したいと思います。

何故、このような記事を書こうと思ったのかと言いますと、
私がレースクイーンだという間違った噂を流されたこともその一因ですが、
イベント関連の様々な職業を、十把一絡げにして混同している方々が、
あまりにも多いということがわかったからなんです。

まずは、「キャンギャル」と呼ばれるお仕事から。
「キャンギャル」とは「キャンペーンガール」の俗称ですが、
基本的には、物販の販売促進が目的のお仕事で、
街頭などでのサンプリングや、商品の解説などを行う、
ちょっと派手目のお揃いジャンパーや法被、
白のミニスカートにスニーカーという姿の彼女たちがこれに当ります。
とにかく数が必要なことが多いので、わりと簡単に、
こういったキャンギャルになることは可能です。
私は勤労学生だったので、普段のアルバイトが休みの週末は、
少しでも生活費を稼ぐために、結構キャンギャルをやっていました。
私は知人からの紹介で仕事をすることが多かったのですが、
アルバイト情報誌などでも募集されており、
当時は交通費支給・お弁当付きで、1日1万円が相場でした。
因みに、各ビール会社が「今年のキャンペーンガール」を選んだりしていますが、
こちらももちろん、「物販促進」が目的なのはご存知の通り。
但し、こちらのキャンギャルは、そうそう簡単にはなれませんけどね。(笑)

そして、次に少しハードルが上がるのが「イベントコンパニオン」。
私もアルバイトで、何度か幕張メッセなどでお揃いのスーツを着込み、
ハイヒールを履いて仕事をしていたことがありますが、
このお仕事をゲットするためには、基本的にはオーディションがあります。
まず、コンパニオン派遣会社に登録し、そこからコンパニオンを必要としている企業へ
登録している女性のプロフィールの書類が送られます。
そして、書類選考で通った女性たちが、今度はオーディションへ行かされ、
そこで合格して初めて、「イベントコンパニオン」になれるのです。
私は163cm弱の背丈なのですが、当時はギリギリでした。(汗)
最低でも、164cm~という感じで、身長が高い方が断然有利。
もちろん、身長のみならず、「顔」「スタイル」「雰囲気」など、
各企業によって求めている物が様々ですから、
希望に合った人材を確保するために、オーディションが行われるのです。
さて、合格したら何をするかと言いますと、
モーターショーなどのイベントや展示会などで、
企業指定の制服(大抵は、ミニスカートスーツ)に身を固め、
商品の説明やパンフレット等の配布を行うのが仕事。
正直、大した仕事はありません。(笑)
でも、ハイヒールでほぼ動き回れずに数時間立ちっ放しというのは、
本当に辛いですよ。足は痛いし、空気は汚いので喉も痛いし。(涙)
私がやっていた当時だと、日給2~3万円というのが相場でした。
そうそう、この仕事は若くないといけないので、ほとんどが20代。
でも中には、30代なのに年齢を偽って仕事をしていた人も多かったですよ。
確かに見た目は、20代でバリバリ通る綺麗な人たちでしたけどね。

最後は「ナレコン」といわれる、「ナレーターコンパニオン」について。
「イベントコンパニオン」までは、そうそうハードルは高くないのですが、
「ナレコン」になるのは、結構至難の業。
ほとんどの「ナレコン」は、元「イベコン」であり、
「イベコン」をやっている間にナレーター技術を習得し、
30代、40代になっても、見た目が20代であればOKなので、(笑)
仕事を続けている方も、結構いらっしゃいます。
「ナレコン」に必要なのは、見た目の美しさと若さはもちろん、
美しい声と滑舌の良さ、そして、優れた暗記力。
特に、「暗記力」は大変なもので、A4用紙3~5枚にびっしりと書かれた原稿を、
“丸暗記”しなければならないのです。一言一句間違えずに。(汗)
何せイベント会場では、企業の社員さんが「ナレコン」が間違ったことを言わないか、
注意をして聞いている横でナレーションしなければならないのですから、
「絶対に、間違ってはいけない」というプレッシャーと戦いながら、
美しい声で、微笑みながら、テンションを上げて声を出し続ける過酷な仕事なんです。
その代わりギャラは結構高くて、当時で日給5~10万円が相場でした。

一言で「コンパニオン」といっても、
単に、街中で物を配っているだけの「キャンギャル」も含まれれば、
スーツ姿の「イベントコンパニオン」や、ナレーション技術を要する「ナレコン」など、
様々な業種があるってこと、お分かり頂けましたでしょうか?
そうそう、パーティーでお酌をしたり料理を取り分けたりする「パーコン」といわれる
「パーティーコンパニオン」というお仕事もありますが、これは全くの異業種。

そして、「レースクイーン」ですが、これは自動車やオートバイなどのレースに
参戦するチームのスポンサーのコンパニオンで、1980~1990年代前半は、
ハイレグなどの水着姿の女性が多かった職業です。
まずは、レースクイーン事務所やモデル事務所に所属し、
その後、オーディションで選ばれる…という順序のはず。
私はこの仕事をやったことがないので、ギャラがいくらなのかは知りません。(笑)
因みに、モーターショーなどで、展示車の隣に立っているだけの美しい女性たちは、
「キャンギャル」でも、「イベコン」でも、「ナレコン」でもなく、
モデル事務所に入っている、プロのモデルさんが多いのですよ~。ご存知でしたか?

…ということで、色々な職業を混同していた皆さん!
今日の記事で、少し誤解が解けたでしょうか?




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