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2013-05-18 (Sat) 12:00

橋下共同代表の波紋を広げた発言(後編)

連日、ちょっと重い話題で恐縮ですが、
やはり、きちんとお伝えしておいた方が良いと思い、
今日は、昨日ご紹介した橋下氏のぶら下がり取材、
退庁時編をご紹介したいと思います。

========

―― 朝の慰安婦の件についてなんですが、以前、元慰安婦の方が
市役所に来られた時にお会いになられたことがあったと思うんですけど、
5月25日、26日に公演があって、来日される、
それでまた市長に面会を申し込んでいるとうかがっているんですが、
それはお会いになるのでしょうか?


ええ、秘書部には調節するように指示しています。

―― それは前向きに会えれば会いたいということですか?

ええ、そうですね。まぁ、すべて、先方の方にも、
もう中で何をしゃべってるかわからないような状況にはせずに、
フルオープンでお話うかがわせてもらえるんであればっていう風に
言ってますけどもね。

ただ、先方が顔を出したくないとか、
しゃべっている内容を聞かれたくないということであれば、
そこのご意見はうかがわなきゃいけないですけど。
ただ、僕に会うというのは一定の政治的な主張をするためだと思いますから、
それはフルオープンであればお会いさせていただこうと思ってますけれども、
そうでなければ、僕自身が市長としてお会いする意味も
あまりないと思いますんでね。
僕の政治的な発言に対していろんな意見があるということで、
面会依頼があるという風に思ってますから、そうであればフルオープンの中で
しっかりとお互いに主張を出し合うというのは意味があるんじゃないでしょうかね。

―― 以前から元慰安婦の方に対して優しいお言葉をかけていかなきゃいけないと
おっしゃっていますが、具体的にはどんなお話を? もしお会いになられたら……。


それは今ここで言っても、仕方がありませんから。
その時に、お会いした時に話をします。

―― 優しい言葉をかけなきゃいけないとおっしゃっている一方で、
今朝、各国の軍隊が当時制度として(慰安婦を)持っていた事実があって、
当時の状況を考えると必要だったというような発言もあったと思いますが、
今までにない踏み込んだ発言だったようにも感じたんですが……。


いや、そんなことなくて、ま、聞かれなかったから言わなかっただけで、
当時の状況ではそういうことを活用していたのは事実ですから。
当時の状況としては。ただ、それをよしとするかどうかというのは別でね。
意に反してそういう職業に就かなければならない。「意に反して」ですよ。
自らの意志でそういう職業に就いてる人も中にはいたでしょうしね。

現代社会にだって風俗業というのはしっかり職業としてあるわけですから。
自らの意志でやった場合には、まぁ、それは自らの意志でしょうということに
なりますけど、意に反して、そうせざるをえなかったという人たちに対しては、
これは配慮が必要だと思いますよ。


―― 「意に反して」ということでも必要ではあったということでしょうか? 
いい気はしないけれども、状況からして必要であったということですか?


いや、意に反した、意に即したかということは別で、
慰安婦制度っていうのは必要だったということですよ。
意に反するかどうかに関わらず。
軍を維持するとか軍の規律を維持するためには、
そういうことが、その当時は必要だったんでしょうね。


―― 今は違う?

今はそれは認められないでしょう。
でも、慰安婦制度じゃなくても風俗業ってものは必要だと思いますよ。それは。
だから、僕は沖縄の海兵隊、普天間に行った時に司令官の方に、
もっと風俗業活用して欲しいって言ったんですよ。
そしたら司令官はもう凍り付いたように苦笑いになってしまって、
「米軍ではオフリミッツだ」と「禁止」っていう風に
言っているっていうんですけどね、
そんな建前みたいなこというからおかしくなるんですよと。

法律の範囲内で認められている中でね、いわゆるそういう性的なエネルギーを、
ある意味合法的に解消できる場所ってのが日本にはあるわけですから。
もっと真正面からそういうところ活用してもらわないと、海兵隊のあんな猛者のね、
性的なエネルギーをきちんとコントロールできないじゃないですかと。
建前論じゃなくてもっとそういうとこ活用してくださいよと言ったんですけどね。
それは行くなという風に通達を出しているし、
もうこれ以上この話はやめようっていうんで打ち切られましたけどね。
だけど風俗業ありじゃないですか。これ認めているんですから、法律の範囲でね。

―― 活用していないから事件が起こると?

いやいや、それは因果関係は別です。
でももっと、だから、そういうのは堂々と……。
それは活用したから事件がおさまるという風な
因果関係にあるようなものではないでしょうけど、
でも、そういうのを真正面から認めないと、
建前論ばかりでやってたらダメですよ。

そりゃあ兵士なんてのは、日本の国民は一切そういうこと考えずに
成長するもんですから、あんま日本国民考えたことないでしょうが、
自分の命を落とすかもわかんないような、
そんな極限の状況まで追い込まれるような、仕事というか任務なわけで。
それをやっぱり、そういう面ではエネルギーはありあまっているわけですから、
どっかで発散するとか、そういうことは
しっかり考えないといけないんじゃないですか。
それは建前論で、そういうものも全部ダメですよ、
ダメですよって言っていたら、そんな建前論ばっかりでは、
人間社会はまわりませんよ。


―― 午前中の従軍慰安婦の下りで、
世界各国の軍は当時、大戦時、持っていたと……。


持っていたというより、活用していたと。

―― 活用していたということで、それは具体的にどこの国が持っていたと?

いやいや、持っていたではなく、活用していた。
それはアメリカ軍だって活用していたでしょう。
秦郁彦さんのあの本でも、詳細に書いてんじゃないですか。

―― 軍がそういう制度を活用していたのは厳然たる事実で、
それは当時のアメリカ軍を指しての発言?


いや、朝鮮戦争の時もあったんじゃないですか? 
沖縄の占領時代だってそういう商売というか、
日本人が、日本人の女性が、
そういうところに携わっていたのは事実じゃないですか。
米軍の基地の周辺でね。
だから、それは良いか悪いかは別で、
そういうことがあったのは間違いないわけです。

だから、それは女性がね、意に反して
そういうところで働かなきゃいけないとか、
そういうところは考えなきゃいけないし、そうさせないように。
それが戦争の悲劇の結果であれば、それは戦争責任の一環として、
そういう女性達に対して配慮していかなければいけないんでしょうけれど。
ただ、そういう仕事があったというのは事実です。
そこまでは否定できません。

全世界でそういうことはある意味、当然のように考えて、
もっと言えば歴史を紐解いたら、第二次世界大戦以前のね、
野蛮な、まぁ、第二次世界大戦も野蛮ですけども、
いろんな戦争で勝った側が負けた側を
レイプするだのなんだのなんていうのは、
そんな事実は戦争につきまとってあるわけじゃないですか。

それはもう具体的な国名は出しませんけども。
きちんと事実を裏付けて出そうと思ったら出せますけども、
第二次世界大戦の中でも日本の軍以外でね、
レイプだのなんだのってことがあったというのは
事実として出てきているわけで。

そういうのをやっぱりおさえていくっていうためには、
一定の慰安婦みたいな制度っていうものが必要だったということも
厳然たる事実だと思いますよ。

そんな中で、なぜ日本がね、世界から非難されているのかっていうことをね、
もっと日本国民は知っておかなければいけないわけでね。
慰安婦制度を全部否定するとか、正当化するってのは、
それはダメなわけですよ。

それは戦争の悲劇の中で生まれたものだから、それはね、
慰安婦の方に対してはしっかり配慮を持って接しなければいけないけれども。

一番の問題点は、世界から日本がどこを非難されているかといったら、
政府が拉致して暴行脅迫で無理矢理そういう仕事に就けさせてね、
レイプ国家だって言う風に言われているわけですよ、日本は。
そこは、世界の認識からするとね、
慰安婦制度はあったかもわからないけれども、
国をあげてレイプをしたなんて国は、それはないよね、っていうので、
欧米から批判をうけているわけで。
そこは違いますよってことは言わないといけないんじゃないですかね。


ただ、日本の軍がね、または日本政府が国をあげてね、
暴行脅迫拉致をしたという証拠が出てくれば、
それはやっぱり日本国として反省しなければいけないけれど、
そういう証拠がないって言う風に日本政府が閣議決定しているわけですからね。
だから、今度、慰安婦の方が大阪市役所に来られた時にね、
暴行脅迫うけたのか、拉致されたのかね、そのあたりについても、
お話うかがわせてもらえるんだったら、うかがわせてもらいたいですけどね。

本当にそうだってことであるんだったら、
日本政府の方にその証言とってもらってですね、
なんだ拉致あるじゃないですかと、
2007年の閣議決定の時と違うじゃないですかっていう話になっても
これは仕方ないと思いますしね。
今は、いろんな論戦の中で、
従軍慰安婦問題を否定している人たちって言うのは、
暴行脅迫や拉致は絶対になかったって言っているわけですから、
それはあるって話になれば、それは従軍慰安婦問題を真っ向から
否定している人たちは論拠がなくなるわけですしね。
まぁ、だから、どういう状況で、
どういう経緯で慰安婦にならざるをえなかったのか、
そういうお話をうかがわせてもらえるんであれば
お聞かせいただきたいという風に思ってますけども。

―― 先程の沖縄の司令官に風俗関係のお話をされたというのは
これはキャンプシュアブの。


普天間です。

―― 普天間の司令官。

ええ。

========


私は、橋下さんの発言のごく一部のみを切り取り、
わざと騒ぎが大きくなるように仕向けられているテレビの報道ではなく、
SYNODOSが書き起こして下さった会見全文を見る限りでは
あれほどの大騒ぎしなければならないようなことではないように感じています。
もちろん、橋下さんを全面的に肯定したり擁護したりするつもりはないですが。
皆さんは、どのようにお感じになったでしょうか?

以下に、ご参考になりそうな資料・リンクをご紹介しておきます。
興味のある方は、是非ご覧下さい。


<各国に於ける慰安婦について>
韓国軍慰安婦 ( ← Wikipediaへリンク)
韓国軍慰安婦または大韓民国軍慰安婦は、
1945年-1990年の韓国軍と在韓米軍によって慰安婦に動員された韓国人女性たち。
韓国戦争以降1990年代まで在韓米軍の韓国駐留時に
大韓民国の国軍によって強行され、強制的に集団的性行為を強要された慰安婦。

大韓民国国軍あるいは米軍にレイプされた韓国軍慰安婦の存在は、
1990年代後半から韓国内で公論化され始めている。

旧日本軍の慰安婦が民営であったのに対し、
韓国軍の慰安婦は軍直営を超えて「慰安隊」として
正規の軍組織となっていた点で大きく異なる。
なお、通称日本軍慰安婦の場合は公募によるものであり、
当時の公務員の平均給与を超えた高額給与が慰安婦に支払われていた。
公募資料や給与明細などの資料が発見されている。


その他の国の慰安婦 ( ← Wikipediaへリンク)


<このブログで、過去にご紹介した関連記事>
☆ 動画でさらに理解を深められる記事 ← クリック!
   ※ 動画の下にある・その1~その3までのリンク先記事も、是非ご覧下さい。 




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