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2013-06-03 (Mon) 10:00

ようやく、出会えた~~~♪

先日、私が四天王寺の古本市に行ったことを記事にしました。
今日は、そのときに買った本のお話です。

今回私が購入したのは、こちらの本。
P1130882a.jpg
「再訂 女子修身教科書」巻三 です。

以前から、昔の修身の教科書を読んでみたいと思っていたら、
今回、ちょうど良い教科書がたった200円(笑)で売っていたので、
喜んで買ってしまいました♪

修身とは、Wikipediaから引用すると…
『身を修めることを意味し、第二次世界大戦前の日本の小学校
 (第二次世界大戦中は国民学校)における科目のひとつ。
 1890年の教育勅語発布から、1945年の第二次世界大戦の敗戦まで存在した。
 戦後の道徳教育に相当するものである』
『筆頭教科に位置付けられていたが、大戦終戦後、
 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ) は国史・地理と並んで
 修身を軍国主義教育とみなし、授業を停止する覚書きを出した』
とのこと。

修身の授業は、小学校から行われるのですが、
私が手に入れたのは、高等女学校の修身科の教科書。
明治36年2月20日に初版本が発行されたようですが、
写真の物は、明治44年1月25日訂正八版発行となっています。
ですので、正直、なんともいえない古い紙の臭いがします。(汗)

時代が違いますので、高等女学校と言っても、
今の女子高とは、全く意味が違います。
当時の高等女学校1年は、現在の中学校1年と同じです。
また、今のような教養を身に付ける教育ではなく、
「家庭婦人」としての技芸教養の習得の場…という位置付けだったようです。
当時は、女性の社会進出が制限されていた時代でしたからね。

明治38年で、女子高等学校への進学率は5%にも満たず、
大正9年でも、9%だったとか。
学費も相当高かったため、ほとんどが実業家や名士の家の
お嬢さんばかりだったようです。
だから、こんな教科書に出会えたのは、ちょっと奇跡的かも。

小学校向けの修身の教科書とは違い、
女子修身教科書では、“良妻賢母”になるための教えが書かれています。
儒教思想を基にしたもので、「たてまえ」としては大変素晴らしい物ですが、
今の時代を生きる私からすれば、正直「???」と思えるものも。(汗)
まあ、当時の家制度や男尊女卑を考えれば、
至極当然と言える内容なのでしょうね。
でも、内容を見る限り、何故GHQがこの「修身」を、
軍国主義教育とみなしたのか、さっぱりわかりません。
「道徳教育」という観点から見れば、大変素晴らしい教科書だと思えるからです。

心に訴えてくる素晴らしい教えがたくさんありましたので、
またの機会に、是非ご紹介したいと思います。


<参考>
海外の偉人、日本の偉人の素晴らしい話、
感動する話が、たくさん掲載されています。
私も子供の頃、学校の図書室においてあった偉人伝を、
よく読んでいたことを思い出します。
画像をクリックして頂きますと、中身を少し見ることが出来ます。

13歳からの道徳教科書



道徳の教科書 善(よ)く生きるための七十の話 (PHP文庫)





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