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2013-07-18 (Thu) 09:00

実るほど頭を垂れる稲穂かな

この週末は、いよいよ参議院選挙の投票日。
私も貴重な一票を投じてこようと思っております。
選挙に投票するというのは、国民の「権利」ですからね。

参議院選挙は、衆議院選挙と少し違います。
既にご存知の方がほとんどだと思いますが、ちょっとおさらいを。
参議院選挙は、比例代表選挙と選挙区選挙の2つが同時に行われます。
ですので、投票用紙も2枚あります。
選挙区選挙(1枚目)は、候補者の氏名を投票用紙に書きますが、
比例代表選挙(2枚目)は、候補者の氏名または政党名のどちらかを書きます。

比例代表選挙は、現在は“非拘束名簿式”で行われており、
比例代表で出馬している候補者であれば、全国どこからでも、
全ての候補者の名前を記入することが可能です。
ちなみに、このブログで何度もご紹介している“大和撫子”
中山恭子さんは、今回の参議院選挙を比例代表で戦っておられます。

ということで、今日は中山恭子さんのお話(詳細版)を、
またまた、「ねずさんのひとりごと」というブログの記事から、
抜粋して転載させて頂きます。興味のある方は、是非ご覧下さい。

==============

すこし前のことになりますが、今年の5月10日、米国政内に、
「安倍内閣の歴史認識について、著しく偏っているとする、
日本に対して非難的な内容を含む報告書」が提出されました。

報告書自体は、米国政府に提出される数ある報告書の中のひとつにすぎず、
それ単独では影響力はほとんどないと言って良いものです。
けれど、こういうものを放置すれば、ますます内容が
エスカレートしていくことは、これまでの経験上も明らかな事です。

そこでこの問題について、5月13日、
参議院の予算委員会で中山恭子先生が、質問に立たれました。
なぜいま、そんな話を持ち出すのかというと、
これが実にたいへんなことだったからです。

といいますのは、この予算委員会は、
「復興、エネルギー、原発、環境問題に関する集中審議会」だったのです。
つまり国際問題は、この日の議題ではなかったのです。

当日予定した直接の議題ではないけれど、国として議論すべき喫緊の課題。
そういうものは、存在します。
たとえその日が、環境問題や原発についての国会討論会であったとしても、
たとえば、その日に、どこぞの国から日本にミサイルが撃ち込まれたとしたら。
それでも、あくまでその日は環境問題審議会だから、ミサイルのことは、
たとえどれだけ死傷者が出ようが「関係ない」とは言えないはずです。
要するに平時と非常時では、対応が違う。
あたりまえのことです。

では、日本を貶めるための意図的工作活動が米国内で堂々と行われ、
そのための公式な報告書が出されたという事案はどうでしょうか。
放置すれば、たとえそれがデタラメな内容であったとしても既成事実化し、
日本は大きく国益を損ねるのみならず、日米関係という大切なつながりにも、
亀裂がはいりかねません。

ですから中山恭子先生は、これをたいへん重要な政治問題として、
この日の予算委員会で緊急で動議を出されました。
ですが、繰り返しになりますが、その日の審議会は、
資源エネルギー問題であって、外交問題ではありません。

この日、議場では、実におもしろいことが起こりました。
まず、中山恭子先生の質疑に対して、
自民党、公明党の理事から議長に宛て、
「中山恭子先生の質問は、本日予定している議題と異なり、
本日議論すべき内容ではない」と抗議が出されたのです。

自公の発言は、筋は、その通りです。
けれど、道理は通りません。
なぜなら、国家緊急の課題が目の前にあれば、
そちらを優先するのが、道理だからです。

いまは、安倍内閣の時代ですから、当然与党は自民、公明です。
そして中山恭子先生は、他の左翼的野党とは、距離があり、
どちらかというと、自公に近い議員さんです。

その中山恭子先生に、味方であるべき自公側から、反発が出たのです。
さて、どうなったか。。。。

なんと中山恭子先生は、異議を唱えた自公の委員(議員)二名以外の、
その場にいるすべての議員さんたち、政党をとわず、
すべての議員さんたちを、全員、味方につけてしまわれたのです。

とくべつ中山恭子先生が、何か発言したとか、そういうことではありません。
ごく自然な流れとして、中山恭子先生の人間力のようなものが、
議場にいる全ての議員の良心を呼び覚まし、全会一致で、
中山恭子先生の動議を、その場でちゃんと議論すべし、
という流れができあがってしまったのです。

そして中山恭子先生は、安倍総理から、
本件対策を至急講じるとの答弁を引き出したのみならず、
日本における国際諜報組織の必要性(日本版NSC)の設立についてまで、
今国会で法案を通し、設立させたいとの回答を引出してしまったのです。

さらにそれだけではなく、真の国際親善とはいかにあるべきか、
ということについて、なんと麻生太郎副総理からその体験的真実を、
直接語っていただくという、離れ業までやってのけてしまわれました。

国会や、各種予算委員会において、テーマに沿った議論といいながら、
まるで噛み合わない、ただの非難の応酬を、
それも日本を代表する閣僚を前にタメ口をきくなど、
きわめて失礼極まりない発言で、見苦しいやりとりが延々となされる
という場面には、よく遭遇します。
不毛の議論とはよく言ったもので、ハナから落しどころなど持とうとしない、
ただ批判したり非難したりして、閣僚の信用を損壊することだけを
目論むことが、なにやら、国会の議論とされているようです。

けれど、中山恭子先生の質疑は、日本の国会が、
ただやみくもに対立することがいいことなのではなく、
ちゃんと日本語の会話をして、全会一致の合意をきれいにとりつけることが、
ちゃんとできるのだ、ということを歴然と示して下さったように思うのです。


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この記事には、まだ続きがありますが、
既に随分長くなっておりますので、続きはいつものように、
この記事の最後にある“続きを読む”をクリックしてご覧下さい。




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人や国を治める方法というのは、二通りあります。
会社や、社内の各セクションの運営も同じです。

それは何かというと、「立場や地位を利用して他人に何かを強制する」
という手法と、「立場や地位に関わりなく、みんなを支えながら、
全員の合意を形成し、全会一致でみんなの気持ちをひとつにしていく」
という方法です。

前者が、支那、朝鮮、共産主義的手法、
後者が古来からある日本的手法です。

たとえば、みんなで水路を掘って、運河を通そうとしたとします。
皇帝が命令し、将軍たちが近隣の町や村から人々を徴発し、
強制労働させて、運河を掘る。
そのひとつの例が、以前にもご紹介した京杭大運河です。

これは北京から杭州までを結ぶ、総延長2500キロメートルの大運河です。
隋の二代目の皇帝、煬帝(ようだい)が発案し、わずか5年で、
これだけの施設を完成させました。これだけみたら、すごいです。
けれど煬帝は、この運河建設のために、
女子供まで含む100万人の民衆を強制的に動員し、使役したのです。

強制労働というのは、世界中に例がありますが、
基本的にその仕組みは変わりません。
作業員にろくに飯も与えず、昼夜を問わず、死ぬまで、ただ働かせます。
食べれないから、労働者は骨と皮ばかりになる。
それでも、尻に肉がついていれば、まだ働かせます。
そうすると最後には、並んで立つと、
前に立っている人の尻の穴が上から見えるようになる。
そこまでガリガリにやせ衰えるのです。
飯場の手配や、労働者たちのための炊事や食料の調達、
宿場の手配といった、いわゆる人を使うための
基本的な計算は、何もありません。
作業員が死ねば、その屍体の肉が生き残った
作業員の食料になるだけのことです。

これが権力者による、強制労働です。
日本の軍人さんたちがシベリアで抑留された時も、同じ眼に遭っています。

これに対し、日本が古来行ってきた土木工事は、
合意による土木工事の推進です。
仁徳天皇の御陵もそうですし、近いところでは、
ダショー西岡のブータンにおける農業指導も同じ、
カンボジアの中田厚仁さんの活動も同じです。
みんなが納得するまで、時間をかけて話し合い、合意を形成して、
みんなで努力して大きな工事を仕上げて行く。
それが日本流です。

そしてこれを行うためには、言い出す人、合意形成の中心となる人は、
みんなから、「ああ、あの人が言う事なら、もっともだね」と、
みんなが自然と協力しようという気になる、
あるいはそうさせることができだけの人間力を備えた人でなければなりません。
そこに至るためには、人間が相当鍛え上げられていなければならない。

けれど、おかしいのです。
「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がありますが、
それだけたいへんなご苦労をされ、また実績をお持ちでありながら、
中山恭子先生は、実に、まさにやまとなでしこの名にふさわしい、
おっとりとしたおやさしさをお持ちなのです。
人間は、鍛えれば鍛えるほど、腰が低くなり、やさしくなれる。
そういうのって、本当のことなのだなあと、感心してしまいます。

たくさんの女性の方々と同席される機会に、
なんどか立会わせていただきましたが、実際にお会いになる女性の方々が、
みなさん、一瞬で中山先生のファンになってしまわれます。
これまた、実に不思議な事ですが、中山先生なら、
さもありなんと、納得してしまいます。

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何と、この記事とっても長いもので、まだ続きがあります!
ですので、続きは明日の記事でご紹介したいと思います。




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