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2013-08-14 (Wed) 12:00

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

さて今日は、久し振りにオススメ書籍のご紹介です。
今回ご紹介するのは、こちら。

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)



明治天皇の玄孫で、私がこのブログでよくご紹介するテレビ番組、
「たかじんのそこまで言って委員会」にもご出演されている、
竹田恒泰さんが書かれた本です。

一度、竹田さんがお書きになった本を読んでみたいと思っていたところ、
図書館で、こちらの本を発見しました。
正直メチャメチャ読みやすくて、あっという間に読破しました!!

目次をご紹介しますと…
序章 世界でいちばん人気がある国「日本」
第一章 頂きます(いただきます)~
     『ミシュランガイド』が東京を絶賛する理由
第二章 匠(たくみ)~世界が愛する日本のモノづくり
第三章 勿体無い(もったいない)~
     日本語には原原始日本から継承されてきた『和の心』が宿る
第四章 和み(なごみ)~実はすごい日本の一流外交
第五章 八百万(やおよろず)~大自然と調和する日本人
第六章 天皇(すめらぎ)~なぜ京都御所にお堀がないのか
終章 ジャパン・ルネッサンス~日本文明復興
巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ~
      天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はすべてある!
      北野武×竹田恒泰
となっています。

これまで、このブログでも何度か訴えてきましたが、
私は在蘭中、日本のことをきちんと理解できていなかったため、
「日本は世界から嫌われている」と思い込み、
日本に誇りを持てないまま、オランダで生活してしまいました。
その結果、色々損をしてしまったように感じています。
しかし帰国後、その原因が“自虐史観”にあるとわかり、
たくさんの書籍やネットからの情報を積極的に勉強したおかげで、
今では、「日本」「日本人」に自信が持てるようになりました。

海外で暮らしている日本人の皆さんには、
是非とも本当の日本をきちんと理解した上で、
自分の祖国に自信と誇りを持って、生活して頂きたいと思うのです。
その一助となるのが、この1冊なのです。

まず、序章から少し引用したいと思います。

========== (引用開始)

日本人の日本に対する評価は肯定が43パーセントと極めて低調である。
一方、中国人の中国の評価は肯定が81パーセント、
韓国人の韓国の評価は76パーセントと高く、米国60パーセント、
英国62パーセントなどと比較しても、日本の数字は異常である。
日本人の日本に対する評価が低いのは大きな問題ではないか。

ーーーーーーーーー

もしほんとうに日本人が日本を愛していないとしたら、
それは何か歯車が狂っているからに違いない。
そこにあるのは、民族の誇りを徹底的に否定された
占領期の後遺症の結果であろうと私は思う。

連合国は日本を恐れていた。占領の最大の目的は、分かりやすくいえば
「二度と日本がはむかうことができないように、骨抜きにすること」である。
そのためには、歴史を歪曲し、神話を否定し、
それによって国家と民族の誇りを消し去ることが最も確実な方法である。

その結果、連合国の占領方針は日本でいまだに効果を発揮しているようだ。
日本人が自らの力によってその催眠から覚めることは難しい。
しかし、日本の文化の価値を見出した異邦人の口から、
日本の素晴らしさが語られることにより、はじめて日本人は
目を覚ますことができるのではないか。

========== (引用終わり)

明日は終戦記念日ですが、要するに
「日本の戦後はまだ終わっていない」ということなのではないでしょうか。
戦争を体験していない私たち世代ですら、日本に自信と誇りを持てずにいる。
その理由を、竹田さんは簡潔に語っています。

さて、実はこの書籍から色々とご紹介したい記述があるのですが、
あまりにも分量が多いので、今日は第一章に書かれているものを。


========== (引用開始)

『ミシュランガイド東京 2008』が発売されると、大きな話題となった半面、
日本ではどことなく冷めた空気もあった。『ニューヨークタイムズ』は、
「Michelin Gives Stars, but Tokyo Turns Up Nose」
(ミシュランは星を与えたが、東京は軽く鼻であしらった)と伝えた。

ーーーーーーーーー

「ミシュランガイド東京2010」では、東京の三ツ星が11軒となり、
はじめて同年版パリの10軒を上回った。
これにより、東京は総件数、総星数だけでなく、
三つ星軒数までも世界最多となった。

ーーーーーーーーー

『ミシュランガイド東京』の発売で最も大きな衝撃を受けたのは、
あるいはパリの美食家たちだったかもしれない。
なぜなら、世界屈指の美食家と評されるパリジャンにとって、
美食天国のパリの地位が東京に奪われたというのは、
聞き逃すことができないニュースに違いないからだ。
しかも、東京が世界最多の星を獲得しただけでなく、
日本人はそれを「軽く鼻であしらった」というのだから、
彼らが卒倒してもおかしくない。

ーーーーーーーーー

東京がパリを上回る美食都市であることは、私の目にはむしろ当然に思える。
東京が世界一の美食都市に「なった」のではなく、
欧州人がようやくその事実に「気付いた」と表現するのが正しいのではないか。
東京が美食都市であることは、ミシュランの星の数だけでなく、
飲食店そのものの数からも窺える。都市にある飲食店の数は、パリが13,000軒、
ニューヨークが25,000軒であるのに対し、東京は16万軒に上る。

ーーーーーーーーー

日本食は、専門性が追究されて専門店に細分化されている。
このことは日本人であればなにも特別なことではないが、
欧米人にとっては目が眩むような未知の世界に違いない。

確かに、フランス料理、イタリア料理、中華料理など、
いずれも多彩な料理文化を持っている。
しかし、たとえばフランス料理店はどこまでいっても「フランス料理店」
なのであって、店によって名物料理や得意料理があったとしても、
専門店に細分化されることはない。

ーーーーーーーーー

日本人は何にでもこだわりを持つ性質があるようだ。
物事を徹底的に突き詰め、道を究めようとする姿は、料理の世界でも同じで、
料理人たちが料理を突き詰めるほど、日本料理は料理ごとに専門化してきた。
異邦人が16万軒の専門店が並ぶ東京の景色を見たら、驚いて当然だろう。

========== (引用終わり)

海外生活を経験された方は、日本の食文化の多様性の素晴らしさに、
日本を離れて初めて気付かれたのではないでしょうか。
もちろん、私もその一人です。

日本にいるだけでは、まさに井の中の蛙。
日本の良さ、素晴らしさは、単なる「当たり前のこと」としてしか
認識できないため、その有り難味が全くわかりません。
でも、外国で生活してみると、如何に日本が素晴らしい国なのか、
本当によくわかるようになりました。

特に、オランダで生活していたためか(笑)、
今書かれていたように、「食」については、
本当に日本の良さ、素晴らしさを痛感させられました。

この本を読み進めていくと、どんどん「日本」に自信が持てるようになります。
他にもご紹介したい箇所がいくつかありますので、それはまた改めて。




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