随分、長くなってきておりますが、(汗)
今日もケビン・メア氏が書かれた「決断できない日本」
「第4章 アメリカは日本を手放さない」の中から、
是非皆さんにお伝えしたい箇所を、抜粋してご紹介したいと思います。
お気楽ご気楽ネタではなく、随分ズシ~ンと重たい感じがする内容ですが、
出来るだけたくさんの方にご覧頂きたいと思っています。
もし、記事を読んで、「確かにこれは、日本人として知っておくべき!」と
思って下さった方は、是非記事の最後の方にある応援クリックバナーを、
2つともクリックして下さると大変感謝です。
(ランキングで上位に入ると、たくさんの方が記事をご覧になるので…)
では早速ですが、沖縄と中国をメインに書かれた箇所をご覧下さい。
========== (抜粋開始)
中国は、いわゆる「第一線列島線」の確保を目標にしています。
中国の戦略往相では、九州ー沖縄ー台湾ーフィリピンーボルネオに至る
ラインを第一線列島線とし、これを対米防衛線と設定しています。
第一列島線には尖閣諸島などの南西諸島も含まれ、有事にはこの範囲内に
制海権・制空権を確保して、米太平洋艦隊の進出を阻止する体制を
構築しようとしているのです。中国はこの第一列島線に沖縄を含めている。
日米両国にとってとても看過できることではありません。
ーーーー
尖閣事件の後、中国で反日デモが繰り広げられましたが、
テレビに映ったデモ隊の横断幕に「沖縄を奪還せよ」といった言葉が
書かれていたのをみて、私は正直、大きなショックを受けました。
中国の領土的野心は尖閣諸島だけにとどまらず、
沖縄本島そのものにまで舌なめずりをしているのです。
というよりも、中国は沖縄を本来は自国領であると主張し、
その「回復」を唱え始めていると観る方が正確かもしれません。
ーーーーー
最近、中国商務部は、息のかかった企業を通じて
沖縄の不動産屋土地を活発に購入しています。
中国が日本各地の土地を買い漁っている実態が次第に分かってきていますが、
沖縄もそのターゲットになっていることは要注意です。
ーーーーー
アメリカは、東アジアの厳しい安全保障情勢を踏まえ、
日本に前方展開しなければ、地域の安定を確保できないし、
日本の安全を守れないと判断しています。
ーーーーー
日本の周辺では中国、北朝鮮、ロシアが不穏な構えを見せている。
冷戦終結後、しばらく鳴りを潜め、おとなしくしていたロシアもまた、
太平洋・極東地域で偵察活動などの軍事活動を活発化させている。
日本防衛とアジア・太平洋地域の安定化を確保するためには、
米軍の前方展開は生命線にほかならないのです。
ーーーーー
日米にとって重要なのは、東アジア・西太平洋地域に
「力の空白」をつくらないことです。
もし、米軍が沖縄から、日本から撤退したら、次に何がおきますか。
中国が地域の主導権を握ろうとするでしょう。
ーーーーー
2008年3月、米太平洋軍のキーディング司令官(当時)は上院公聴会で、
中国海軍幹部が太平洋を東西に分け、米中で分割するという案を
冗談まじりに語ったというエピソードを紹介しました。
仮に冗談だとしても、今の中国が抱く野望の一端をうかがわせるものだと思います。
ーーーーー
何らかの策動を企図している中国が、アメリカが反応しないと思い込むときが
最も危険です。日米安保同盟に亀裂が生じていると思われるのも危ない。
ですから、普天間基地異説問題でいつまでも埒が明かない状態になっていることは
本当によくないのです。
ーーーーー
無法地帯を丸腰で歩いたら、身ぐるみはがされ、命まで失う危険がある。
しかし武装していることを誇示しながら進めば、追いはぎ・強盗も
簡単には手が出せないと思うでしょう。
歴史を見ると、外部の攻撃に立ち向かう力も
意思も持っていないと見られた国の運命は、風前の灯になる。
昔、非武装中立論という社会党の主張がありました。
日本が武装しなければ、他国は攻撃してこないという理屈は
どう理解したらいいのか…。
ーーーーー
「思いやり予算」とは正式にはHost National Support(接受国支援)と呼ばれ、
支出の対象は米軍基地従業員の人件費や光熱水道料、基地内の建設費などです。
駐留米軍の円建て分の経費は日本が負担するという仕組みは、
日米安保体制の元手の日本側の戦略的貢献に他なりません。
それを「思いやり」という言葉を使うことで、本来、不必要な経費負担を
善意で支払っているというニュアンスが出てしまう。
ーーーーー
アメリカ、日本、中国、東南アジア諸国の国益がぶつかり合う局面になっている。
差し迫った危機がそこにあるのです。ですから、沖縄の基地問題も含め、
日本国民はもっと現実的に考える必要があると思うのです。
ーーーーー
「平和を希求する」といっているだけでは平和は到来しません。
平和の到来を実現し、平和を維持するためには力が必要なのです。
それは歴史の教訓です。私だって、平和であることが一番いい。
その天は、沖縄の米軍基地に反対する平和運動活動家と同じです。
しかし、自ら武装を解き、基地を解体すれば平和になるという発想は
まったくいただけない。
========== (抜粋終わり)
震災後、「マスコミは、真実を伝えない」ということに気付き、
目覚めた日本人が一気に増えたとはいえ、
まだまだ平和ボケしている日本人が多いのはご存知の通り。
今日ご紹介した記事をご覧になり、日本が置かれている現状を、
客観的に理解して頂ければと思います。
「日本が軍隊を持つと、すぐに戦争をする」などという、
妄想と思えるようなことを仰る方がおられますが、
私はそんなことはないと思います。
オランダにも軍隊はありますが、オランダで生活していた間、
オランダ国内に「戦争」という危機感は全く感じませんでした。
「弱みを見せない」、また「やられたらやり返せる」ということを、
諸外国に見せるということが、軍隊を持つ目的ではないかと思います。
また、中国が日本の土地を買い漁っているという記述がありましたが、
もう少し詳細を知りたいという方は、こちらからお調べ下さい。
重い話が続きましたので、「決断できない日本」の内容のご紹介は、
一旦休憩したいと思います。
次回以降しばらくは、少し軽めのネタで楽しんで頂いて、
その後、また改めて、一番皆様に知って頂きたい「沖縄問題」について、
ご紹介できればと思います。
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今日もケビン・メア氏が書かれた「決断できない日本」
「第4章 アメリカは日本を手放さない」の中から、
是非皆さんにお伝えしたい箇所を、抜粋してご紹介したいと思います。
お気楽ご気楽ネタではなく、随分ズシ~ンと重たい感じがする内容ですが、
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中国の戦略往相では、九州ー沖縄ー台湾ーフィリピンーボルネオに至る
ラインを第一線列島線とし、これを対米防衛線と設定しています。
第一列島線には尖閣諸島などの南西諸島も含まれ、有事にはこの範囲内に
制海権・制空権を確保して、米太平洋艦隊の進出を阻止する体制を
構築しようとしているのです。中国はこの第一列島線に沖縄を含めている。
日米両国にとってとても看過できることではありません。
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尖閣事件の後、中国で反日デモが繰り広げられましたが、
テレビに映ったデモ隊の横断幕に「沖縄を奪還せよ」といった言葉が
書かれていたのをみて、私は正直、大きなショックを受けました。
中国の領土的野心は尖閣諸島だけにとどまらず、
沖縄本島そのものにまで舌なめずりをしているのです。
というよりも、中国は沖縄を本来は自国領であると主張し、
その「回復」を唱え始めていると観る方が正確かもしれません。
ーーーーー
最近、中国商務部は、息のかかった企業を通じて
沖縄の不動産屋土地を活発に購入しています。
中国が日本各地の土地を買い漁っている実態が次第に分かってきていますが、
沖縄もそのターゲットになっていることは要注意です。
ーーーーー
アメリカは、東アジアの厳しい安全保障情勢を踏まえ、
日本に前方展開しなければ、地域の安定を確保できないし、
日本の安全を守れないと判断しています。
ーーーーー
日本の周辺では中国、北朝鮮、ロシアが不穏な構えを見せている。
冷戦終結後、しばらく鳴りを潜め、おとなしくしていたロシアもまた、
太平洋・極東地域で偵察活動などの軍事活動を活発化させている。
日本防衛とアジア・太平洋地域の安定化を確保するためには、
米軍の前方展開は生命線にほかならないのです。
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日米にとって重要なのは、東アジア・西太平洋地域に
「力の空白」をつくらないことです。
もし、米軍が沖縄から、日本から撤退したら、次に何がおきますか。
中国が地域の主導権を握ろうとするでしょう。
ーーーーー
2008年3月、米太平洋軍のキーディング司令官(当時)は上院公聴会で、
中国海軍幹部が太平洋を東西に分け、米中で分割するという案を
冗談まじりに語ったというエピソードを紹介しました。
仮に冗談だとしても、今の中国が抱く野望の一端をうかがわせるものだと思います。
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何らかの策動を企図している中国が、アメリカが反応しないと思い込むときが
最も危険です。日米安保同盟に亀裂が生じていると思われるのも危ない。
ですから、普天間基地異説問題でいつまでも埒が明かない状態になっていることは
本当によくないのです。
ーーーーー
無法地帯を丸腰で歩いたら、身ぐるみはがされ、命まで失う危険がある。
しかし武装していることを誇示しながら進めば、追いはぎ・強盗も
簡単には手が出せないと思うでしょう。
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意思も持っていないと見られた国の運命は、風前の灯になる。
昔、非武装中立論という社会党の主張がありました。
日本が武装しなければ、他国は攻撃してこないという理屈は
どう理解したらいいのか…。
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「思いやり予算」とは正式にはHost National Support(接受国支援)と呼ばれ、
支出の対象は米軍基地従業員の人件費や光熱水道料、基地内の建設費などです。
駐留米軍の円建て分の経費は日本が負担するという仕組みは、
日米安保体制の元手の日本側の戦略的貢献に他なりません。
それを「思いやり」という言葉を使うことで、本来、不必要な経費負担を
善意で支払っているというニュアンスが出てしまう。
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差し迫った危機がそこにあるのです。ですから、沖縄の基地問題も含め、
日本国民はもっと現実的に考える必要があると思うのです。
ーーーーー
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平和の到来を実現し、平和を維持するためには力が必要なのです。
それは歴史の教訓です。私だって、平和であることが一番いい。
その天は、沖縄の米軍基地に反対する平和運動活動家と同じです。
しかし、自ら武装を解き、基地を解体すれば平和になるという発想は
まったくいただけない。
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目覚めた日本人が一気に増えたとはいえ、
まだまだ平和ボケしている日本人が多いのはご存知の通り。
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客観的に理解して頂ければと思います。
「日本が軍隊を持つと、すぐに戦争をする」などという、
妄想と思えるようなことを仰る方がおられますが、
私はそんなことはないと思います。
オランダにも軍隊はありますが、オランダで生活していた間、
オランダ国内に「戦争」という危機感は全く感じませんでした。
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Last Modified : -0001-11-30