日本の○○に喝!

2013/09/17 (火)  カテゴリー/日本と日本の周辺の現状

とうとう、ケビン・メア氏の著書、
「決断できない日本」のご紹介も、今日で最終回です。
お付き合い下さった皆様、有難うございます。

それでは早速、第6章 日米同盟の内幕 のご紹介から。
この章では、具体的な例を挙げて、日本の政治のお粗末振りが指摘されています。
他には、評価の高かった日本人政治家と呆れた政治家についても、語られています。
この章から一部を抜粋してご紹介しますと…

========== (抜粋開始)

アメリカの国防総省では、日本が「普通の国」になるべきだという声は多い。
自衛隊が「日本軍」に衣替えし、朝鮮半島有事の際に日米が共同で
戦闘行為を遂行できなければならないという意見です。

ーーーーー

日本は民主国家なので、自衛隊が日本軍になったところで、
それによってアジアの脅威になるとはまったく思いません。

むしろ、朝鮮半島危機が勃発した場合、米軍は日本の支援がなければ
韓国を守れないということを韓国もよく認識する必要があります。

ーーーーー

イラクに派遣され、帰国した陸上自衛官の話です。

イラク駐留自衛隊が直接、武装勢力によって攻撃されたら
自衛のための戦闘ができる。しかし、500メートル離れた地点に
駐屯しているオランダ軍部隊が攻撃を受けた場合、
自衛隊はオランダ軍に加勢できない。規則に従えば、
自衛隊は自分が直接の攻撃を受けていない以上、
友軍であるオランダ軍を助けることは出来ないのです。
「しかし」と自衛官は私に告白しました。

「近くのオランダ軍部隊が攻撃されたら、
 黙って傍観するつもりはありませんでした。
 その場合、若干の自衛隊員をオランダ軍に合流させ、
 自衛隊もまた攻撃を受けたと説明できる状況を作った上で、
 オランダ軍の援護に駆けつけるつもりでした。
 仲間のオランダ軍を見殺しには出来ません」

日本にはまだサムライの心が息づいている。
そしてこんな自衛官が現れるほど、自衛隊も日本も変わったのです。

変わっていないのは、政治家だけです。

========== (抜粋終わり)


日本の自衛隊って、崇高だと思われませんか?
大震災での活躍もそうですが、本当に人間的に素晴らしい人たちだと思います。
もし名前が「自衛隊」から「国防軍」になったからといって、
構成員である彼らの人間性が一変するなんてことは、私は考えられません。

さて、最後の第7章 七転び八起きでいいじゃないか の中から、
印象的だった箇所をご紹介したいと思います。


========== (抜粋開始)

政治とは本来、ぶつかりあう価値を調整し、利害のせめぎ合いに
ぎりぎりの折り合いをつけて、最終的な決断を下ろす営みですが、
日本の政治エリートはいつの間にか、そうした本来の仕事を
棚上げする傾向が出てきた。決断しなければ、責任を取る必要がないからです。
責任を取りたくないために決断しないという悪しき文化は、
現代日本の政治社会の深刻な病巣となっていると言わざるをえません。

ーーーーー

私は、沖縄・普天間基地の移設問題はそれができるかどうかではなく、
日本政府に本当に実行に移す意思があるかどうかだと言ってきました。
やり抜こうという日本政府の意思が問題なのです。

行き過ぎたコンセンサス社会は、危機の時代にその恐るべき弱点をさらけ出します。
危機を解決できないばかりか、危機を増幅させ、
国家を存亡の瀬戸際に追い詰めることもあり得ます。

ーーーーー

現代の日本では「一度失敗すると終わり」という恐れが強すぎると思います。

たちえば受験生もその親御さんも、受験に失敗したらおしまいだと
思い込んでしまうケースがある。本当はそんなことはなく、
人生は何度でもやり直しがききますし、何度か失敗したところで
長い人生にとっては物の数ではない。

でも、日本では「失敗は許されない」という思いが
他国に比べて強いようなのです。

失敗に対する考え方は、アメリカ人は違います。一度失敗しても、
それを教訓にもう1度チャレンジできる。アメリカ人は普通そう考えます。

ーーーーー

米欧が失敗や過ちに比較的寛容なのは。キリスト教の影響もあるでしょう。
「過ちは人の常、赦すは神の業」と言います。
人間は間違い、失敗して当たり前なのです。

イヤ、キリスト教ばかりではありません。日本にも「七転び八起き」という
素晴らしい言葉があります。何度失敗してもいいのです。
そのたびに立ち上がり、また新たな一歩を踏み出していけばいい。

今回の大震災で、東北の被災地の人たちは日本が凛とした
威厳に満ちた文化を持っていることを世界に示してくれました。
水も食料もない中で、生き残った人たちは我慢強く耐え、
略奪も強盗事件もほとんど起きなかった。
実に、規律のある国民であることが世界に示されました。

こんな国民が多く暮らしている国がいつまでも低迷しているわけはない。
政治がしっかりと決断し、国民を勇気付けながら明確な目的に向かって進めば、
必ず日本は新たな成功を収めると思うのです。

========== (抜粋終わり)


第6章、第7章を通じてメア氏は、日本人の素晴らしさを賞賛すると共に、
日本の政治家のふがいなさを憂えています。
そしてそれらの指摘は、「確かに、その通り」と思えるものが多く、
正直、政治に関しては、恥ずかしい気持ちになりました。

日本で「何度失敗しても、やり直せる」という社会が構築されれば、
もっと、政治が良くなる可能性はあるのでしょうか。

数回に亘って、ケビン・メア氏の「決断できない日本」の中から、
気になった箇所だけ、抜粋してご紹介してきましたが、
ご紹介できていない箇所も、本当は是非是非読んで頂きたい重要なことが
たくさん書かれています。
ケビン氏からの、日本への応援歌的な印象も受けました。

書評などもご覧になって、興味を持たれた方は是非、ご一読下さい。
本当に、オススメできる1冊です。




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