アンネ・フランクのクラスメート

2013/12/11 (水)  カテゴリー/オランダ関連本

この前、図書館でふと目に付いて借りてきた本があります。

アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。


「アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。」
昨年の夏、日本で発売されたものです。

<内容紹介から>
『アンネの日記』は不朽の名作だが、
一人のユダヤ人少女の個人的な物語でもある。
アンネのクラスメートたちにも、それぞれの物語があった。
将来への不安を押し殺し、戦争の、そして裏切りの恐怖も、
思春期を失った悲しみも、考えないよう生きてきた。
本書はあの過酷な戦禍を乗り越え80歳を超えて生きてきた
級友たちのアンネへの思い出が綴られる。
子供から大人にならざるを得なかったあの頃。
悲劇をくり返してはいけない。
そんな強いメッセージが伝わる。

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教室でアンネは、"アンネリース"と呼ばれ、いつも人の輪の中心にいた。
クラスメートは言う。
「あの年代の女の子が、友だちとも引き離されて特殊な環境に身をおくと、
色々なことが一気に成長する。だから作家としての才能も
一気に花開いたんじゃないかしら。アンネの文章は美しい。
とても十代の少女が書いたとは思えない」と。
収容所でアンネは、飢えに苦しみながら4か月を生き抜いた。
亡くなったのは、1945年3月、解放のわずか数週間前であった。

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オランダを訪れる旅行者、またオランダで生活している日本人は、
恐らく、アムステルダムのアンネフランクハウスに行ったことがおありでしょう。
私ももちろん、1度だけですが訪問しました。

アンネと同じユダヤ人中学校に通っていたテオ・コステル氏が、
クラスメートだった数名の友人たちから、当時のエピソードを聞きだし、
それらの話をもとに映画を作ろうとされたのですが、この本では、
そのエピソードが小説のようにわかりやすくまとめられています。

アンネと同じ収容所に入っていた人の話、
オランダ中を逃げ回り、潜伏生活をしていた人の話、
今まで知らなかった色々な体験談を、知ることができる1冊です。

基本的には、アンネの思い出話を交えながら書かれていますし、
大変読みやすく(上手に)日本語訳されています。
オランダで暮らしたことのある方なら、本文中に登場するオランダの地名も、
大抵は馴染みのある場所が多いですし、興味深く読むことができますよ。
また、当時のオランダがどうだったのかも、よくわかります。

この映画は、2008年3月に完成し、最初イスラエルのテルアビブで公開され、
その後、エルサレム、ブカレスト、ベルリン、パリ、サンパウロ、ニューヨークと、
世界各地の映画祭で上映され、2009年4月、
ラスベガスの国際映画祭で、シルバーエース賞を受賞。
2010年春、オランダのテレビでも放送されたそうです。
(放送当時、私はオランダにいたのですが、残念ながら見逃しました…)

私が訪問し損ねた、アンネが当時通っていた Montessori School や、
是非とも訪ねたくて、何度も主人にお願いしたのに連れて行ってもらえなかった
ヴェステルボルク通過収容所についても、本の中で語られています。
今、オランダで駐在生活をされている方は、是非行ってみて下さい。

おぞましい「ホロ・コースト」の歴史ですが、
オランダにも、当時の歴史を感じるものがたくさん残っています。
このブログでも、アムステルダムにあるユダヤ歴史博物館について、
ご紹介しました。(現在も有料記事ではありませんので、是非ご覧下さい)
オランダにいる間に、是非こういった施設を訪問されることをオススメします。

ちょっと、話が逸れてしまいましたが、(汗)
今日ご紹介した本は、全く難しいものではありませんので、
大人だけでなく、小学校高学年程度であれば簡単に読むことができます。
特に、オランダで生活されている方は、何かお感じになることがあると思いますので、
機会があれば、是非読んでみて下さいませ~☆




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