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2014-05-09 (Fri) 17:00

オランダの祝日には、国旗がはためきます。

オランダで生活をしたことのある方、また現在お住まいの方は、
皆さん、ご覧になったことがおありでしょう。
つい先日もあった、「国王の日」。
街中がオランダ国旗で埋め尽くされる様子を…。

以前、このブログで「国旗と国家」という記事を書きました。
(オランダ国歌の動画も載せています)
ニュースのリンクは、古いのでダメになってしまっていますが、
それ以外は生きておりますので、興味のある方はどうぞ。

このゴールデンウィーク、私が目にした日の丸は、
店先に掲げてあった数本だけ。
私が子供の頃は、もっとたくさんの日の丸が掲げられていたのに、
なんだか、オランダと比べるととっても残念な気持ちになります。

国家、国歌、国旗を愛し、自信を持っているオランダの皆さんが、
在蘭中の私には、とても羨ましく思えました。

さて今日は、久しぶりに感動する動画をひとつご紹介します。
このブログでも何度かご紹介している「国旗の重み」シリーズから、
“命懸けで日の丸を守ってくれた外国人”のお話です。





最後に、私がよく拝読しているブログ「ねずさんのひとりごと」から、
一部抜粋してご紹介したいと思います。

==========

国旗の由来と掲揚」より

歴史の新しい国では、独立軍の象徴などとして用いられた旗が、
国旗となっていたりしているケースもありますが、実は、そもそもの起源は、
国境を越えて海上交通する船が、どこの国の船なのかを表すものとしても
用いられたところから始まっているものが多いです。

日本の国旗の場合、その歴史は古く、「続日本紀」には、
文武天皇の701年(大宝元年)の朝賀の儀に正月元旦、
儀式会場の飾りつけに「日像」の旗を掲げたという記述があり、
これが日の丸の原型で最も古いものといわれています。

現存する最古の日章旗としては、
後冷泉天皇より源義光(新羅三郎)へ下賜された旗もある。
これは甲斐源氏宗家の、甲斐武田家の家宝として今に伝えられています。

~~~~~~

江戸幕府は、1673年に御城米廻船に船印として
「日の丸」の幟を掲揚するよう指示しているし、1854年には、
江戸幕府が「日の丸」の幟を日本惣船印に制定しています。

さらに1860年の幕府渡米使節団では、
アメリカ・ブロードウェイで日本の使節団が、
「日の丸」の小旗を振って出迎えられています。

日の丸は、明治にはいると、1870(明治3)年
太政官布告第57号「商船規則」で、日の丸は、
「御國旗」として規定され、日本船の目印として採用されました。

以降、日の丸は日本の国旗として定着しています。


国旗というものは、その国を象徴し、尊厳を表すものです。

国そのものの象徴ですから、当然、大切に扱われます。

世界中、どこの国でも、自国の国旗、他国の国旗を問わず、
国旗を踏みつけたり、焼いたり、切り刻んだりする行為は、
犯罪として扱われます。
当然です。それは国家そのものを侮辱する行為だからです。

嘘だと思うなら、実際に外国に行って、その国の人々の前で公然と
その国の国旗を焼くか破くかしてみたらいいいです。
欧米なら、袋叩きにされてたぶん3か月は入院することになるし、
中東ならその日のうちに砂漠に遺体が転がることになる。
東南アジアでも、まず生きて日本に帰れない。
むしろ警察に逮捕してもらったほうが、はるかに安全です。
ただし、支那なら法輪講の被害者なみに、
刑務所の中で相当な苦痛を味あわせられ、生きて刑務所から出れたとしても、
その後、3か月生きながらえることはない。
それくらい国旗というものは、大切に扱われるのが、世界の常識です。

日本では、刑法第92条によって、外国国章損壊罪が制定されています。
この法律は、「外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗
その他国章を損壊し、除去し、または汚損すること」を禁じた法律で、
二年以下の懲役または20万円以下の罰金を課すというものです。

ただし、刑法が規定する国旗損壊は、あくまで外国国旗を対象としています。
日本の国旗を毀損しても、それが他人の所有物であれば
器物損壊の罪に問われますが、自己の所有物だと、処罰の対象になりません。

ちなみに韓国では、外国、自国を問わず国旗の損壊行為は、
刑法でこれを禁じています。
ただし、日本の国旗に対しては事実上黙認状態で、
世界の国旗で日本の国旗だけが公然と切り刻まれ、
燃やされ、辱められています。

日本の国旗の日の丸の赤は、太陽を象徴しています。四界を照らす太陽です。
太陽の光は一直線であることから、まっすぐな心、赤心(=誠意)を表します。
日の丸の円は、人々の環、輪、和を表しています。
背景の白字は、汚れなき心、至誠、私心なき心、純粋、純白を表します。

明治3(1870)年のことです。
日本に着任したフランスの大使が、フランス国として正式に政府代表を立て、
明治政府に対して、「日の丸を500万円(当時の金額)で売ってほしい」
と依頼してきました。
時は、ちょうど普仏戦争(ふふつせんそう)の最中の出来事です。

普仏戦争というのは、は、第二帝政期のフランスと
プロイセン王国(後のドイツ帝国)の間で行われた戦争で、
プロイセンの勝利に終わっています。
このたいへんな時代の最中に、フランスから公式に要請があったわけです。
(それほどまでに欲しかった)

明治3年といえば、年間の国家予算が2千万円くらいだった時代です。
当時、まだできたばかりの明治政府にとっては、500万円は大金です。
のどから手が出るくらい欲しかった。

政府内部でも、大激論が起こるのだけれど、結果、明治政府は、
「国旗を売り渡す事は、国家を売り渡す事」として、この申し出を断っています。

当時、500万円の誘惑を断ち切って国旗「日の丸」を守った明治の先人達が、
いま、平気で毀損されてもなんとも思わない日本を知ったら、
どう思われることでしょう。


そもそも、国旗というものは、
「自国、他国のものに関わらず敬意を表わす」というのが世界の常識です。

当然、国旗の取り扱いには、一定のルールがあります。
ルールを無視した取扱いをすると、それこそたいへんな目に遭う。
それが世界の常識です。

==========

日本もオランダのように、自国の国旗を誇らしく思い、
旗日には堂々と、オランダのように日の丸が翻る風景が、
当たり前の日が来ると良いのですが…。難しそうですね。(汗)




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Last Modified : 2016-02-17