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2015-04-01 (Wed) 10:00

天皇皇后両陛下のパラオ訪問

今月8日、天皇皇后両陛下がパラオをご訪問されます。
そこで、2014年6月、このブログで1度ご紹介した記事を、
再度ご紹介したいと思います。

以前のままの記事をそのまま掲載しますので、ご了承ください。

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先日、天皇・皇后両陛下が、戦没者慰霊のため、
パラオご訪問を検討しておられるというニュースがありました。
 ニュース記事 ⇒ パラオご訪問を検討 天皇、皇后両陛下 
              戦後70年で戦没者慰霊へ

以前このブログでも、パラオについて記事にしたことがあります。
 パラオの記事 ⇒ こちら (※ クリック)
私は新婚旅行で“宮崎・鹿児島”を提案したのですが却下されたため、
このパラオを新たに提案しました。が!またまた却下。(汗)
ということで、いまだに訪問したことがございません。

親日国パラオと天皇陛下。
こんな出来事がありました。ご存知でしょうか?
天皇陛下とパラオ (※ クリック)

これまでに私は、明治天皇、昭和天皇、今上天皇に関する書籍を、
それぞれ数冊ずつ読み終えています。
左翼側の視点で書かれたものも含め、天皇たちの生活や考え方、
また、実際歴史的にどのようなことがあったのか、
これまで不勉強だったことを反省し、遅まきながら少しずつ勉強しています。

先の大戦が昭和天皇のご英断によって終わりを迎えたその日、
今上天皇が疎開先の奥日光で書かれた作文をご紹介します。

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『新日本の建設』

昭和20年8月15日、この日、
我が国3000年の歴史上初めての事が起きました。
そしてこの日が日本人に永久に忘れられない日となりました。
畏れ多くも天皇陛下が玉音で米英支ソ四ヵ国の宣言を
御受諾になるという詔書を御放送なされました。
私はそれを伺って非常に残念に思ひました。
無条件降伏といふ国民の恥を、陛下御自身で御引受けになって
御放送になった事は誠に畏れ多い事でありました。

今度の戦で我が忠勇な陸海軍が陸に海に空に勇戦奮闘し、
殊に特攻隊は命を投げ出して陛下の御為笑って死んで行きました。
又国民も度々の空襲で家を焼かれ、
妻子を失っても歯をくいしばってがんばりました。
この様に国民が忠義を尽くして一生懸命に戦った事は感心な事でした。
けれども戦いは負けました。
それは英米の物量が我が国に比べ物にならない程多く、
アメリカの戦争ぶりが非常に上手だったからです。
初めの内は準備が出来なかったので敗戦しましたが、
準備が出来ると猪武者の様な勢いで攻めて来ました。
その攻め方も上手でなかなか科学的でした。
数百隻の軍艦、数千機の飛行機、数万トンの爆弾を以て攻めて来ました。
遂には原子爆弾を使って何十万という日本人を殺傷し、
町や工場を破壊しました。
それで我が海軍はほとんどなくなり、飛行機を作るアルミニュームの製産も
18年頃に比べて4分の1に減って大事な飛行機が作れなくなり、
遂に戦争が出来なくなりました。
その原因は日本の国力が劣っていた為と、科学の力が及ばなかった為です。
それに日本人が大正から昭和の初めにかけて
国の為より私事を思って自分勝手をしたために
今度の様な国家総力戦に勝つ事が出来なかった
のです。

今は日本のどん底です。それに敵がどんな事を言ってくるか解りません。
これからは苦しい事辛い事どの位いあるか解りません。
どんなに苦しくなってもこのどん底から這い上がらなければなりません。
それには日本人が国體護持の精神を堅く守って
一致して働かなければなりません

日本人一人とアメリカ人一人を比べれば、
どんな点でも日本人の方が優れています。
団体になると劣るのです。
そこで此からは国體訓練をし科学を盛んにして、
一生懸命に国民全体が今よりも立派に新日本を建設しなければなりません。
殊に国が狭くなったので、此からは農業を一層盛んにしなければなりません。
それが私達少国民の役目です


今までは、勝ち抜く為の勉強、運動をして来ましたが、
今度からは皇后陛下の御歌の様に、
次の世を背負って新日本建設に進まなければなりません。
それも皆私の双肩にかかっているのです。
それには先生方、傅育官の言う事をよく聞いて実行し、
どんなに苦しさにも堪え忍んで行けるだけの粘り強さを養い、
もっともっとしっかりして明治天皇の様に皆から仰がれるようになって、
日本を導いて行かなければならない
と思います。

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当時、学習院初等科6年生、11歳だった今上陛下の素晴らしい作文です。
今上天皇は、このときのお覚悟をそのまま今も持ち続けて、
国民のために、日本のために、命を削ってその役目を果たそうと、
ただひたすら邁進して下さっているように思えます。
そして皇后陛下も、全力で天皇陛下を支えておられます。
素晴らしい天皇・皇后両陛下の時代に生きることができて、本当に幸せです。

さて、戦後60年の際に、両陛下が訪問されたのはサイパンでした。
その際、こんな出来事があったことをご存知でしょうか?
天皇皇后両陛下のサイパン訪問中の「ちょっといい話」 (※ クリック)

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天皇皇后両陛下が、どれほどの御覚悟を持たれ、
どれほど強い思いを持って今回パラオをご訪問されるのか。
国民として、少しでもきちんと理解できれば…と願います。




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Last Modified : 2018-07-01