毎日、色々な本を読んでいる私ですが、
先日、こんな本を読みました。
エッセイ本で、さら~っと読めてしまうものでしたが、
この本の中で「ラジオ」に関する記述がありましたので、
ご紹介したいと思います。
============
ラジオは“炊事の友”
私はテレビが苦手だ。
別にインテリぶってそう言っているわけじゃない。
お笑い番組は大笑いしながら見ているし、面白いCMだって好き。
質のよいドキュメンタリー番組に出合えば、
テレビって素晴らしいメディアだなあと、つくづく思わずにはいられない。
ただ、しばしば皆がやっている、
「何かしているとき、BGM代わりにテレビをつけっぱなしにする」
というのが、どうも体質に合わないのだ。
テレビというのは、「音」と「映像」が同時に流れるメディアである。
私にとってそれは、情報過多であり、その二つを同時に処理しようとすると、
頭がものすごく疲れ、肩がこるのだ。
だから、何かをしながらテレビを見る、ということはまずやらない。
もし、テレビをつけっぱなしにする状況があるとしたら(自信や台風のときなど)、
音声は消して、映像だけにする。片方だけなら、なんとか処理できる。
そうして初めて、安心してテレビをつけっぱなしにしておける。
そんな私が、家事、特に“炊事の友”としているメディアが、ラジオ。
『オールナイトニッポン』を楽しみにしていた中学時代から、
私はラジオのファンなのだ。
何しろ、ラジオと炊事は相性抜群。
刃物や火を使い、常に手を動かす台所には、
目が釘付けになってしまうテレビは合わない。
それでいて、台所は半ば閉鎖されていて、外の情報が入りにくく、
いつもちょっぴり孤独な気がする。
何だか自分ばっかり働いているような気がして…。
そこで私は、小さな町工場の職人やタクシードライバーがよくやるように、
台所にラジオを導入した。
今どきは、小さくて精巧なラジオがいくらでもあるけれど、
台所には、あえて古めかしい大きなラジオが欲しかった。
だから、ネットオークションで1970年代のものとおぼしき
木製のFMラジオを3000円で競り落とし、台所の高い位置に置いた。
朝起きて、台所に入ると、まずこのラジオのスイッチを入れる。
地元局のいつもの番組の、その日のパーソナリティーの声を聞くと、
「○○さんか。じゃあ今日は金曜日だな、燃えるゴミの日だな」
などと、すっかり覚えてしまっている。
さらに、投稿の常連さんのラジオネームを聞いては、
「○○さん、子どもが生まれたのか~」
なんて親戚気分で喜んだり、面白いメールの内容にひとり爆笑したり。
ラジオって、自分だけに語りかけてくれるように感じる、温かなメディアだ。
さらに、ラジオは言葉だけで情報を伝えることに長けている。
テレビなら、派手な映像を流して、
「わ~!すごいですね~!」と叫んでいればすむ内容も、
ラジオでは、まさに言葉を尽くして説明しなければ伝わらない。
伝え手の技量と情熱が伝わってくることも、ラジオの温かさの理由かもしれない。
なんでも映像に頼る風潮からか、最近、
話し言葉で物事を伝える能力が一般的に低下しているのを感じる。
我が家でも、子どもが、「お水(ちょうだい)!」などと言おうものなら、
「水がどうした!お前は何が言いたいのだ!主語述語を言え!」と怒鳴っている。
解釈を相手に委ねたり、押し付けてはいけないし、危険であること、
なんでも言葉で説明できる能力を育てなければならないと思う。
そういう力を養うお手本としても、ラジオは役に立っている。
ところで、私がラジオで一番感心するのは、「ラジオショッピング」の存在だ。
宝石、カニ、健康グッズと、じつにさまざまなものを扱っているのだが、
いったい、映像もなしで、どれだけ売れるのだろうか。
どんな人が、どんな理由で買うのだろうか。
ラジオでモノを売ってしまう人こそ、
ものすごい言葉の使い手に違いないと、密かに尊敬している。
============
私は、何かをしているときにテレビをつけっぱなしにしていたタイプですが、
情報過多で頭が疲れたり、肩がこったりしたことはありません。(笑)
しかし、最近はテレビがないためにラジオに親しむ生活を送っており、
著者がおっしゃっている感想に近い思いを持っています。
そうそう、テレビのみならず、
ラジオでもびっくりするほどたくさん通販のコーナーがあるのですが、
確かに商品自体を見ることはできないものの、テレビショッピング以上に、
その商品についての詳細がわかるような印象を持っています。
しゃべり手の技量がすごいんでしょうね。
まあ、買ったことはありませんけど…。(笑)
皆さんもたまにはテレビを見ない日を作って、
ラジオに親しんでみては如何でしょうか?
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先日、こんな本を読みました。
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この本の中で「ラジオ」に関する記述がありましたので、
ご紹介したいと思います。
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ラジオは“炊事の友”
私はテレビが苦手だ。
別にインテリぶってそう言っているわけじゃない。
お笑い番組は大笑いしながら見ているし、面白いCMだって好き。
質のよいドキュメンタリー番組に出合えば、
テレビって素晴らしいメディアだなあと、つくづく思わずにはいられない。
ただ、しばしば皆がやっている、
「何かしているとき、BGM代わりにテレビをつけっぱなしにする」
というのが、どうも体質に合わないのだ。
テレビというのは、「音」と「映像」が同時に流れるメディアである。
私にとってそれは、情報過多であり、その二つを同時に処理しようとすると、
頭がものすごく疲れ、肩がこるのだ。
だから、何かをしながらテレビを見る、ということはまずやらない。
もし、テレビをつけっぱなしにする状況があるとしたら(自信や台風のときなど)、
音声は消して、映像だけにする。片方だけなら、なんとか処理できる。
そうして初めて、安心してテレビをつけっぱなしにしておける。
そんな私が、家事、特に“炊事の友”としているメディアが、ラジオ。
『オールナイトニッポン』を楽しみにしていた中学時代から、
私はラジオのファンなのだ。
何しろ、ラジオと炊事は相性抜群。
刃物や火を使い、常に手を動かす台所には、
目が釘付けになってしまうテレビは合わない。
それでいて、台所は半ば閉鎖されていて、外の情報が入りにくく、
いつもちょっぴり孤独な気がする。
何だか自分ばっかり働いているような気がして…。
そこで私は、小さな町工場の職人やタクシードライバーがよくやるように、
台所にラジオを導入した。
今どきは、小さくて精巧なラジオがいくらでもあるけれど、
台所には、あえて古めかしい大きなラジオが欲しかった。
だから、ネットオークションで1970年代のものとおぼしき
木製のFMラジオを3000円で競り落とし、台所の高い位置に置いた。
朝起きて、台所に入ると、まずこのラジオのスイッチを入れる。
地元局のいつもの番組の、その日のパーソナリティーの声を聞くと、
「○○さんか。じゃあ今日は金曜日だな、燃えるゴミの日だな」
などと、すっかり覚えてしまっている。
さらに、投稿の常連さんのラジオネームを聞いては、
「○○さん、子どもが生まれたのか~」
なんて親戚気分で喜んだり、面白いメールの内容にひとり爆笑したり。
ラジオって、自分だけに語りかけてくれるように感じる、温かなメディアだ。
さらに、ラジオは言葉だけで情報を伝えることに長けている。
テレビなら、派手な映像を流して、
「わ~!すごいですね~!」と叫んでいればすむ内容も、
ラジオでは、まさに言葉を尽くして説明しなければ伝わらない。
伝え手の技量と情熱が伝わってくることも、ラジオの温かさの理由かもしれない。
なんでも映像に頼る風潮からか、最近、
話し言葉で物事を伝える能力が一般的に低下しているのを感じる。
我が家でも、子どもが、「お水(ちょうだい)!」などと言おうものなら、
「水がどうした!お前は何が言いたいのだ!主語述語を言え!」と怒鳴っている。
解釈を相手に委ねたり、押し付けてはいけないし、危険であること、
なんでも言葉で説明できる能力を育てなければならないと思う。
そういう力を養うお手本としても、ラジオは役に立っている。
ところで、私がラジオで一番感心するのは、「ラジオショッピング」の存在だ。
宝石、カニ、健康グッズと、じつにさまざまなものを扱っているのだが、
いったい、映像もなしで、どれだけ売れるのだろうか。
どんな人が、どんな理由で買うのだろうか。
ラジオでモノを売ってしまう人こそ、
ものすごい言葉の使い手に違いないと、密かに尊敬している。
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私は、何かをしているときにテレビをつけっぱなしにしていたタイプですが、
情報過多で頭が疲れたり、肩がこったりしたことはありません。(笑)
しかし、最近はテレビがないためにラジオに親しむ生活を送っており、
著者がおっしゃっている感想に近い思いを持っています。
そうそう、テレビのみならず、
ラジオでもびっくりするほどたくさん通販のコーナーがあるのですが、
確かに商品自体を見ることはできないものの、テレビショッピング以上に、
その商品についての詳細がわかるような印象を持っています。
しゃべり手の技量がすごいんでしょうね。
まあ、買ったことはありませんけど…。(笑)
皆さんもたまにはテレビを見ない日を作って、
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Last Modified : 2016-02-17