それでは予告どおり、今日もまたあの本からご紹介しましょう。
今日の内容は、だれしも経験なさったことがおありだと思います。(笑)
なぜ、このようなことが起きてしまうのか?興味のある方は是非。
===========
3 女が「私の話を聞いてくれない」と怒り出すのはなぜか?
☆言葉のすれ違いは脳の擦れ違い
男女間の感情のもつれは、ほとんどが会話の擦れ違いから生まれる。
これは男女間の「脳の擦れ違い」と言い換えてもいい。
だから、男とおんなの言語に対する感覚のズレに対して、
ここでもう少し詳しく触れておくことにしよう。
たとえば、あなたは次のような会話に心当たりはないだろうか。
(つき合い始めて半年の男女の夜遅くの電話での会話)
女「もしもし、○夫? いま大丈夫?」
男「ああ、いいよ。なんか元気ないね」
女「うん、なんかちょっと疲れちゃって…。
実は今日会社でこんなことがあったの」(…と自分の悩みをくどくどと話し出す)
男「ああ、そうだったの…。だけど、そういう場合、
対処の仕方はその会社それぞれだからなあ…。ううん…。
もし、必要ならその問題について詳しい人を紹介しようか…。
うん、そうだ。それがいい」
女「いや、そうじゃなくて…ちょっと話を聞いてもらいたかっただけなんだけど…」
男「でも、それじゃあ、なんのかいけつにもならないんじゃない?
その人はきっと君の役に立ってくれるはずだよ」
女「別にいいの!解決しなくても」
男「何だよ、それ。人がせっかくアドバイスしてやってるのに」
女「そう言って、いつも○夫は私の話を聞いてくれないじゃない。いつもそう。
私の気持ちなんか全然わかってくれないんだから…」
男「聞いてやってるだろ、ちゃんと。なのに何で俺が怒られなきゃならないんだよ」
女「もう、いいわよ!」(ガチャン!)
この例において、おんなはただ単に話を聞いてほしいだけなのだ。
おんなは、ただ聞いてくれればそれでよく、それ以上のものは求めていない。
にもかかわらず、男はその女の気持ちが読めずに、
アドバイスをしたり、解決策を提供しようとしたりする。
だから、お互いの思惑と言葉が擦れ違い、かえってややこしい展開になるのだ。
きっと、「あなたは私の話を全然聞いてくれない」というセリフを
耳にタコができるくらい聞かされている人も少なくないことだろう。
☆女は共感してくれさえすればいい
ここで少し擦れ違いの背景を分析してみよう。
まず、男とおんなでとでは、会話に何を求めているかが違う。
おんなの脳が会話に「共感」を求めているのに対し、
男の脳は会話に「解決」を求めているのだ。
そもそもおんなの脳は、その構造からして
「他者との共感」に反応しやすいようにできている。
前交連という感情の通路が太くできているために、
「他人が自分をどう見ているか」「他人に自分のことをいかにわかってもらえるか」
といった情報をキャッチしやすい構造になっているのだ。
おんなが「自分の気持ちをわかってほしい」という感情を
大きくふくらませがちなのはこのためである。
おんなは何かにつけて相手との関係性を確認せずにはいられない。
それを確認するには、相手と共感することがいちばんだ。
だから、とにもかくにも話をして共感し、安心したいのだ。
そして、共感さえできれば、話の結論が出なくても問題が解決しなくても全然構わない。
多くの男には理解しづらい感覚だろうが、話を聞いてもらえ、
「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じることができれば、
それで充分満足なのである。
☆男の話にはもっともらしい理由が必要
これに対して、男は会話に「結論」や「解決」を求めたがる。
そして、それを裏付ける「理由」がないと納得しない。
男が「解決」や「理由」を求めるのには、
男性ホルモンのテストステロンが関係している。
このテストステロンは、平たく言えば、
「他者に勝ちたい」という欲求を強くするホルモンだ。
おんなにもテストステロンはあるが、男はおんなの10~20倍多い。
男におんなより攻撃的傾向が目立つのも、他者に対する支配欲や所有欲が強いのも、
このテストステロンによる作用だ。
☆「相づち」の工夫ひとつで会話が変わる
さて、では、この会話スタイルの違いを、
男とおんなはどうやって克服すべきなのだろう。
ここでポイントになるのは、「共感してほしいだけのおんな」の話を、
「相手を打ち負かしたい男」がどこまで受け入れてやれるかという点だ。
ここは「どうせたいした話ではないのだから」と割り切って、
「聞き流し作戦」にはいることをおすすめする。
ただ、その聞き流し方にもコツがいる。
特にグチっぽい話になると、おんなは主語が誰で
何のことをいっているのか皆目わからないような話し方をするものだ。
そういうときにも「お前は、だから何が言いたいんだ」などと声を荒げてはいけない。
また、「それで、何が言いたいの?」とか「結局、こういうことなんだろ」
といった結論を急ぐ発言も避けた方がいい。
「それで?」「だから?」「結局は?」といった言葉をなるべく使わず、
話をまとめにかかりたい衝動をグッとこらえて馬耳東風に徹するのがポイントだ。
そして、代わりに「なるほど」「わかるよ」「それは大変だったね」といった
おんなの共感してほしい気持ちを肯定するような言葉で
相づちを打つようにするといいだろう。
つまり、何も真剣に話を聞く必要はない。
大切なのは「話しをできる場」がそこにあるということだ。
だから、自分なりに相づちや表情を工夫して
「共感するポーズ」をしていれば十分なのだ。
以前、映画「Shall We Dance?」のプロモートで来日したリチャード・ギアが、
レポーターに「夫婦円満の秘訣は?」と聞かれて、
「それは妻のグチを聞くことだ」と答えていた。
おそらく、男女の会話スタイルの違いをしっかり理解したうえでのコメントなのだろう。
男がおんなの話しにつき合うには、それくらいの「割り切り」が必要なのだ。
===========
どうでしょう?
みなさん、「ある、ある!!」と思われたのではないでしょうか?
多くの方が、このような経験をなさっておられると思います。
女は「共感」をベースに生きている生き物だとするならば、
コミュニケーション障害を持つご主人と一緒に暮らす奥様方の多くが、
「カサンドラ症候群」になってしまうのもうなずけます。
定型発達者同士のご夫婦でも、このような擦れ違いが当たり前の結婚生活。
コミュニケーション障害の夫と暮らす(一般の方々が想像もできない)妻の苦労など、
普通の方々には到底理解することなどできないのですから…。
女には、一緒に暮らす夫からの「共感」が必要不可欠なのです。
決してこの「共感」を得ることが出来ない結婚生活が延々と続くと、
やはり妻は、「うつ症状」「うつ病」になってしまいかねないということなのでしょう。
きっと、毎日「共感」できる人と一緒に暮らせると、
それだけで女は幸せなのでしょうね~。
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今日の内容は、だれしも経験なさったことがおありだと思います。(笑)
なぜ、このようなことが起きてしまうのか?興味のある方は是非。
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3 女が「私の話を聞いてくれない」と怒り出すのはなぜか?
☆言葉のすれ違いは脳の擦れ違い
男女間の感情のもつれは、ほとんどが会話の擦れ違いから生まれる。
これは男女間の「脳の擦れ違い」と言い換えてもいい。
だから、男とおんなの言語に対する感覚のズレに対して、
ここでもう少し詳しく触れておくことにしよう。
たとえば、あなたは次のような会話に心当たりはないだろうか。
(つき合い始めて半年の男女の夜遅くの電話での会話)
女「もしもし、○夫? いま大丈夫?」
男「ああ、いいよ。なんか元気ないね」
女「うん、なんかちょっと疲れちゃって…。
実は今日会社でこんなことがあったの」(…と自分の悩みをくどくどと話し出す)
男「ああ、そうだったの…。だけど、そういう場合、
対処の仕方はその会社それぞれだからなあ…。ううん…。
もし、必要ならその問題について詳しい人を紹介しようか…。
うん、そうだ。それがいい」
女「いや、そうじゃなくて…ちょっと話を聞いてもらいたかっただけなんだけど…」
男「でも、それじゃあ、なんのかいけつにもならないんじゃない?
その人はきっと君の役に立ってくれるはずだよ」
女「別にいいの!解決しなくても」
男「何だよ、それ。人がせっかくアドバイスしてやってるのに」
女「そう言って、いつも○夫は私の話を聞いてくれないじゃない。いつもそう。
私の気持ちなんか全然わかってくれないんだから…」
男「聞いてやってるだろ、ちゃんと。なのに何で俺が怒られなきゃならないんだよ」
女「もう、いいわよ!」(ガチャン!)
この例において、おんなはただ単に話を聞いてほしいだけなのだ。
おんなは、ただ聞いてくれればそれでよく、それ以上のものは求めていない。
にもかかわらず、男はその女の気持ちが読めずに、
アドバイスをしたり、解決策を提供しようとしたりする。
だから、お互いの思惑と言葉が擦れ違い、かえってややこしい展開になるのだ。
きっと、「あなたは私の話を全然聞いてくれない」というセリフを
耳にタコができるくらい聞かされている人も少なくないことだろう。
☆女は共感してくれさえすればいい
ここで少し擦れ違いの背景を分析してみよう。
まず、男とおんなでとでは、会話に何を求めているかが違う。
おんなの脳が会話に「共感」を求めているのに対し、
男の脳は会話に「解決」を求めているのだ。
そもそもおんなの脳は、その構造からして
「他者との共感」に反応しやすいようにできている。
前交連という感情の通路が太くできているために、
「他人が自分をどう見ているか」「他人に自分のことをいかにわかってもらえるか」
といった情報をキャッチしやすい構造になっているのだ。
おんなが「自分の気持ちをわかってほしい」という感情を
大きくふくらませがちなのはこのためである。
おんなは何かにつけて相手との関係性を確認せずにはいられない。
それを確認するには、相手と共感することがいちばんだ。
だから、とにもかくにも話をして共感し、安心したいのだ。
そして、共感さえできれば、話の結論が出なくても問題が解決しなくても全然構わない。
多くの男には理解しづらい感覚だろうが、話を聞いてもらえ、
「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じることができれば、
それで充分満足なのである。
☆男の話にはもっともらしい理由が必要
これに対して、男は会話に「結論」や「解決」を求めたがる。
そして、それを裏付ける「理由」がないと納得しない。
男が「解決」や「理由」を求めるのには、
男性ホルモンのテストステロンが関係している。
このテストステロンは、平たく言えば、
「他者に勝ちたい」という欲求を強くするホルモンだ。
おんなにもテストステロンはあるが、男はおんなの10~20倍多い。
男におんなより攻撃的傾向が目立つのも、他者に対する支配欲や所有欲が強いのも、
このテストステロンによる作用だ。
☆「相づち」の工夫ひとつで会話が変わる
さて、では、この会話スタイルの違いを、
男とおんなはどうやって克服すべきなのだろう。
ここでポイントになるのは、「共感してほしいだけのおんな」の話を、
「相手を打ち負かしたい男」がどこまで受け入れてやれるかという点だ。
ここは「どうせたいした話ではないのだから」と割り切って、
「聞き流し作戦」にはいることをおすすめする。
ただ、その聞き流し方にもコツがいる。
特にグチっぽい話になると、おんなは主語が誰で
何のことをいっているのか皆目わからないような話し方をするものだ。
そういうときにも「お前は、だから何が言いたいんだ」などと声を荒げてはいけない。
また、「それで、何が言いたいの?」とか「結局、こういうことなんだろ」
といった結論を急ぐ発言も避けた方がいい。
「それで?」「だから?」「結局は?」といった言葉をなるべく使わず、
話をまとめにかかりたい衝動をグッとこらえて馬耳東風に徹するのがポイントだ。
そして、代わりに「なるほど」「わかるよ」「それは大変だったね」といった
おんなの共感してほしい気持ちを肯定するような言葉で
相づちを打つようにするといいだろう。
つまり、何も真剣に話を聞く必要はない。
大切なのは「話しをできる場」がそこにあるということだ。
だから、自分なりに相づちや表情を工夫して
「共感するポーズ」をしていれば十分なのだ。
以前、映画「Shall We Dance?」のプロモートで来日したリチャード・ギアが、
レポーターに「夫婦円満の秘訣は?」と聞かれて、
「それは妻のグチを聞くことだ」と答えていた。
おそらく、男女の会話スタイルの違いをしっかり理解したうえでのコメントなのだろう。
男がおんなの話しにつき合うには、それくらいの「割り切り」が必要なのだ。
===========
どうでしょう?
みなさん、「ある、ある!!」と思われたのではないでしょうか?
多くの方が、このような経験をなさっておられると思います。
女は「共感」をベースに生きている生き物だとするならば、
コミュニケーション障害を持つご主人と一緒に暮らす奥様方の多くが、
「カサンドラ症候群」になってしまうのもうなずけます。
定型発達者同士のご夫婦でも、このような擦れ違いが当たり前の結婚生活。
コミュニケーション障害の夫と暮らす(一般の方々が想像もできない)妻の苦労など、
普通の方々には到底理解することなどできないのですから…。
女には、一緒に暮らす夫からの「共感」が必要不可欠なのです。
決してこの「共感」を得ることが出来ない結婚生活が延々と続くと、
やはり妻は、「うつ症状」「うつ病」になってしまいかねないということなのでしょう。
きっと、毎日「共感」できる人と一緒に暮らせると、
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Last Modified : 2015-05-15