この前全6回にわたって、姫野友美医師が書かれた
『女はなぜ突然怒り出すのか?』という本のご紹介をしました。
楽しんで、ご覧いただけましたでしょうか?
今日は、その続編ともいえる

という本の中から、印象的だった部分をご紹介したいと思います。
=============
1.女はなぜいきなり「もう別れましょう」と言い出すのか?
●男には何が理由なのかもわからない
「私たち、もうおしまいね。いっそ別れましょう」
妙に深刻な顔をして、あなたの妻や彼女がこう言い放ったとしよう。
あなたには、その言葉が咄嗟に理解できない。
昨日まで何の問題もなく一緒に日常を営んできたのに、
この女はいきなり何を言い出すのか。
~~~
「冗談じゃないわよ。私、本気よ。もう我慢の限界なのよ」
「我慢って……オレ、何か悪いことでもしたっけ?」
あなたはおそらく、必死に女の機嫌を損ねた理由を探し始めることだろう。
そりゃあ、小さなことで文句を言われるのはしょっちゅうだし、
喧嘩をしたこともあった。
だが、だからといって、別れを切り出されるほどの理由は思いつかない。
「いったい、何が不満だっていうんだよ」
「わからないって言うの? 私はあなたのそういうところが嫌なの。
結局、何度言ってもあなたには私の気持ちはわからないし、
もう何を言ったって無駄。だから別れようって言ってるのよ」
そう言われても、あなたには女がそれほど思いつめる理由が見つからない。
~~~
最近このケースのような別れが増えているらしい。
男としては何の問題もないと思っていたのに、
いきなり女から「三くだり半」を突きつけられるようなケースだ。
●女はバケツ、男はザル
いったい、男女の感情のすれ違いが
これほどまで大きくなってしまう理由はなんなのだろう。
それにはやはり、男と女の脳の違いに目を向けなければならない。
男と女とでは、感情に対する処理の仕方がまるで違っている。
カップルの間で何かしら感情のトラブルが生じたとき、
男はその場しのぎでトラブルから逃れようとするが、
女はそのトラブルを不快な記憶としてため込んでしまう傾向が強い。
男のほうは一度やり過ごしてしまえば、
そのトラブルの原因がなんだったかなんてすぐに忘れてしまう。
だが、女のほうは、そのことを決して忘れない。
言われてみれば、あなたにも思い当たるフシがあるのではないだろうか。
ここでちょっと、妻や彼女が頻繁に口にしている言葉を思い起こしてみてほしい。
そういえば、何かを買ってほしいと言われていたこと。
たまには映画にでも連れて行ってほしいと言われていたこと。
今度の休みに一緒に過ごす時間をつくってといわれていたこと。
~~~
そうした言葉に対して、あなたは
「ああ、わかった、わかった。いま忙しいからまた今度な」などといって
適当にやり過ごしてしまってはいないだろうか。
それではいけない。
そうした生返事を繰り返しているうちに、
女はいつの間にか不満を大きくふくらませてしまう。
そして、男がいつもと同じパターンでその場をしのいでいると、
「この人は全然反省していない」「この人は何を言ってもわかってくれない」
ということになっていってしまうのだ。
その不満は時間の経過とともに着実にたまっていく。
女の中には、そうした不満や不平などの感情をためる「バケツ」がある。
男がその場しのぎで女のフラストレーションをかわしているうちに、
不満の目盛りは1ミリ、また1ミリと嵩を増していく。
何らかのはけ口がない限り、
その水量は自分でも支えきれないほどに増していくことだろう。
そして、いつしか、まるで決壊寸前のダムのような
恐ろしい状況を生み出してしまうのだ。
この女のバケツに対して、男は「ザル」のようなものだ。
男はもともと相手の情動に関する察知能力が女よりも低い。
たとえ女が不平や不満のサインを出していても、
「これくらい、大丈夫だろう」と何のためらいもなく見過ごされてしまう。
~~~
だが、ザルがそうやって呑気に面倒事を通過させていると、
バケツにたまった不平不満はいつの間にかとんでもない量になる。
やがて、その不平不満という水はバケツから溢れ出し、遂にバケツはひっくり返る。
その日が、女が別れを切り出すときなのだ。
男は、まさかそんな状況になっているとは露知らぬ。
別れるなんて、何を唐突に言い出すんだということになる。
しかし、女にとって、それは唐突なことでもなんでもない。
長年抱えてきた不平不満があふれるべくしてあふれただけの
「当然の結末」なのである。
~~~
女の感情記憶に時効はない。
=============
如何でしたでしょうか?
女性陣からすると「そうそう、そうなのよ!!」と思うことも多かったのでは?
発達障害特性のある男性の場合は、楽しい記憶はあまり記憶に残らず、
嫌な記憶がしっかりと残ってしまうため、
フラッシュバックに悩まされることもあるそうなのですが、
今日ご紹介したのは一般的な男女のお話。
女性って、日ごろの不平不満を口に出すことなく、心に蓄積させるんですよね。
それが、花粉症のように、いつか限界を迎えひっくり返ってしまう。
そうならないためには、日ごろから男性陣は、どうすれば良いのでしょうか?
このお話の続きは、また次回。
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『女はなぜ突然怒り出すのか?』という本のご紹介をしました。
楽しんで、ご覧いただけましたでしょうか?
今日は、その続編ともいえる
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という本の中から、印象的だった部分をご紹介したいと思います。
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1.女はなぜいきなり「もう別れましょう」と言い出すのか?
●男には何が理由なのかもわからない
「私たち、もうおしまいね。いっそ別れましょう」
妙に深刻な顔をして、あなたの妻や彼女がこう言い放ったとしよう。
あなたには、その言葉が咄嗟に理解できない。
昨日まで何の問題もなく一緒に日常を営んできたのに、
この女はいきなり何を言い出すのか。
~~~
「冗談じゃないわよ。私、本気よ。もう我慢の限界なのよ」
「我慢って……オレ、何か悪いことでもしたっけ?」
あなたはおそらく、必死に女の機嫌を損ねた理由を探し始めることだろう。
そりゃあ、小さなことで文句を言われるのはしょっちゅうだし、
喧嘩をしたこともあった。
だが、だからといって、別れを切り出されるほどの理由は思いつかない。
「いったい、何が不満だっていうんだよ」
「わからないって言うの? 私はあなたのそういうところが嫌なの。
結局、何度言ってもあなたには私の気持ちはわからないし、
もう何を言ったって無駄。だから別れようって言ってるのよ」
そう言われても、あなたには女がそれほど思いつめる理由が見つからない。
~~~
最近このケースのような別れが増えているらしい。
男としては何の問題もないと思っていたのに、
いきなり女から「三くだり半」を突きつけられるようなケースだ。
●女はバケツ、男はザル
いったい、男女の感情のすれ違いが
これほどまで大きくなってしまう理由はなんなのだろう。
それにはやはり、男と女の脳の違いに目を向けなければならない。
男と女とでは、感情に対する処理の仕方がまるで違っている。
カップルの間で何かしら感情のトラブルが生じたとき、
男はその場しのぎでトラブルから逃れようとするが、
女はそのトラブルを不快な記憶としてため込んでしまう傾向が強い。
男のほうは一度やり過ごしてしまえば、
そのトラブルの原因がなんだったかなんてすぐに忘れてしまう。
だが、女のほうは、そのことを決して忘れない。
言われてみれば、あなたにも思い当たるフシがあるのではないだろうか。
ここでちょっと、妻や彼女が頻繁に口にしている言葉を思い起こしてみてほしい。
そういえば、何かを買ってほしいと言われていたこと。
たまには映画にでも連れて行ってほしいと言われていたこと。
今度の休みに一緒に過ごす時間をつくってといわれていたこと。
~~~
そうした言葉に対して、あなたは
「ああ、わかった、わかった。いま忙しいからまた今度な」などといって
適当にやり過ごしてしまってはいないだろうか。
それではいけない。
そうした生返事を繰り返しているうちに、
女はいつの間にか不満を大きくふくらませてしまう。
そして、男がいつもと同じパターンでその場をしのいでいると、
「この人は全然反省していない」「この人は何を言ってもわかってくれない」
ということになっていってしまうのだ。
その不満は時間の経過とともに着実にたまっていく。
女の中には、そうした不満や不平などの感情をためる「バケツ」がある。
男がその場しのぎで女のフラストレーションをかわしているうちに、
不満の目盛りは1ミリ、また1ミリと嵩を増していく。
何らかのはけ口がない限り、
その水量は自分でも支えきれないほどに増していくことだろう。
そして、いつしか、まるで決壊寸前のダムのような
恐ろしい状況を生み出してしまうのだ。
この女のバケツに対して、男は「ザル」のようなものだ。
男はもともと相手の情動に関する察知能力が女よりも低い。
たとえ女が不平や不満のサインを出していても、
「これくらい、大丈夫だろう」と何のためらいもなく見過ごされてしまう。
~~~
だが、ザルがそうやって呑気に面倒事を通過させていると、
バケツにたまった不平不満はいつの間にかとんでもない量になる。
やがて、その不平不満という水はバケツから溢れ出し、遂にバケツはひっくり返る。
その日が、女が別れを切り出すときなのだ。
男は、まさかそんな状況になっているとは露知らぬ。
別れるなんて、何を唐突に言い出すんだということになる。
しかし、女にとって、それは唐突なことでもなんでもない。
長年抱えてきた不平不満があふれるべくしてあふれただけの
「当然の結末」なのである。
~~~
女の感情記憶に時効はない。
=============
如何でしたでしょうか?
女性陣からすると「そうそう、そうなのよ!!」と思うことも多かったのでは?
発達障害特性のある男性の場合は、楽しい記憶はあまり記憶に残らず、
嫌な記憶がしっかりと残ってしまうため、
フラッシュバックに悩まされることもあるそうなのですが、
今日ご紹介したのは一般的な男女のお話。
女性って、日ごろの不平不満を口に出すことなく、心に蓄積させるんですよね。
それが、花粉症のように、いつか限界を迎えひっくり返ってしまう。
そうならないためには、日ごろから男性陣は、どうすれば良いのでしょうか?
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Last Modified : 2015-06-02