自分とは異なる価値観を受け入れられない

2016/05/28 (土)  カテゴリー/本のご紹介

ちょっと、間が空いてしまいましたね。(汗)
お天気が良いので、自転車で遠出してみたり、
なんだかんだと雑多な用事があったりで、更新ができませんでした。

さて、本のご紹介が続いて恐縮ですが、
今日からは、こちらの本を。

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)


タイトルが興味深いでしょ?(笑)
私の周りにも、こういう人がいるんですよね~。(汗)
きっと皆さんの周りにもいらっしゃるのでは?

それではこの中から、印象的だったところを…。

========================

第4章 どうしてこんなことをするのか
◆自分とは異なる価値観を受け入れられない

(前略)
こういう人は、異論があるかもしれないなどということは
想像もつかないようである。
自分が好きなものを嫌いな人がいることも、理解できない。
まして、自分が嫌いなものを好きな人がこの世に存在するなんて、
論外というわけである。
もちろん、頭ではわかっている。だが、心の奥では受け入れられない。
しかも、自分とは異なる選択をする人を前にすると混乱するので、
それを避けるためにも、自分の好みや意見を押し付けることになる。
相手が自分の提案に同意してくれないと、
自分が被害者のように装って相手を非難し、ごり押しするようなこともある。
たとえば、女は男に従うべきという信念の持ち主である夫が、
「こんどの土曜日に、沢尻エリカの主演映画を一緒に見に行こう」
と妻を誘ったところ、妻は、
「うーん。私は、あの人、あまり好きじゃないし、興味もないから」
とやんわり断った。すると、夫は、
「おまえは、おれが何を言っても、反対する。そのたびに、おれはイライラする」
と怒鳴り出した。妻が、
「そんなことないわ。私は、あなたにできるだけ合わせようにしているわよ。
 ただ、沢尻エリカの映画は私の好みじゃないと言っているだけよ。
 私だって、あなたと一緒に映画に行きたいわ。
 できれば、二人とも楽しめるような映画にしてほしいの。怒らないで」
となだめようとしたが、かえって火に油を注ぐことになってしまった。
夫は「おれの好みが悪いと言いたいのか!」と激高し、
「おれは、怒ってなんかない。けんかを売っているのは、そっちじゃないか。
 おれは、おまえのためを思って、映画に誘ってやっているのに、
 おまえは文句ばかり言って。
 おれが機嫌良くしているときに限って、全部おじゃんにする。
 もう、うんざりだ」
と叫んで、飛び出していってしまったということである。
この夫は、もともと口論の種をまいたのは自分自身なのに、
その責任が全部妻にあるかのような言い方で妻を責めることによって、
あたかも自分のほうが被害者であるかのようにふるまっている。
自分が常に正しいと信じ込んでいるようなので、
それを修正するなんて、できない相談なのだろう。
百歩譲って、妻が好むような別の映画を
一緒に見に行くことを渋々受け入れたとしても、
映画館を出た途端、ため息をつきながら、さんざん批判するのではないか。
おまけに、そのために自分がどれほど「犠牲」を払ったか繰り返し強調して、
妻が好みを「押し付けた」ことを責める可能性が高い。
このように、攻撃欲の強い人は、価値があるのは自分の意見だけで、
相手は抵抗せずに賛同すべきだという信念に突き動かされていることが多い。
そのため、この妻もそうなのだが、周囲の人間は、
よけいな波風を立てることを極力避けようとして、結局、何も言えなくなってしまう。
苦い経験を通して、反対などしたら高くつくことを思い知らされているからである。

========================

「え? 我が家のこと見てたの!?」なんて思われた方も多いのでは?(笑)
妻は「二人で一緒に楽しみたい」だけなのに、夫の方は「人格を否定された!」と、
妻を攻撃してしまうことを繰り返していては、夫婦がうまくいくはずありません。
「そっちが喧嘩を売ってきた!」と主張されても、種をまいたのは夫の方で…。
「あ~あ…」と頭を抱えた経験のある奥様も、多いでしょうね。
攻撃欲と被害妄想って、連動しているように感じますよね。

“攻撃欲の強い人は、価値があるのは自分の意見だけで、
 相手は抵抗せずに賛同すべきだという信念に突き動かされている”
“そのため周囲の人間は、 よけいな波風を立てることを極力避けようとして、
 結局、何も言えなくなってしまう。 苦い経験を通して、
 反対などしたら高くつくことを思い知らされているからである”
という個所は、強く同意させられましたし、
経験した人でしか書けない文章だな~と思わされたのですが、
実はこの著者は精神科医なので、経験者なのか臨床例なのかはわかりません。

他にも興味深い記述がありましたので、また次回にご紹介したいと思います。




更新の励みになりますので、応援クリックお願い致します!
      ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓          
   にほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ     
  オランダやヨーロッパ情報ブログのランキングです♪