傲慢さと傷つきやすさ

2016/06/02 (木)  カテゴリー/本のご紹介

さて、前回からご紹介し始めた『他人を攻撃せずにはいられない人』の続き。
今日は、前回の内容に連動している個所をご紹介しますね。

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◆傲慢さと傷つきやすさがそうさせる

(前略)
もっとも、攻撃欲の強い人は、ターゲットの領域を尊重しないくせに、
逆に自分の領域が侵害されるのには耐えられない。
もし、自分の領域に少しでも入り込まれるようなことがあれば、
激怒して、相手を激しく非難するだろう。
同じことを自分ではやっていても、決して許さず、
非常に攻撃的になるはずである。
これは、自分は重要人物で、
その辺の奴とは違うと思い込んでいる傲慢さのせいだが、
同時に、自己愛が傷つきやすいことにもよる。
この自己愛の傷つきやすさを、
自分ほどえらいものはいないという傲岸不遜な態度で
覆い隠そうとしていることが多く、
できるだけそこから目をそむけようとしているようだが、
ふと顔をのぞかせることがある。
こういう人は、ターゲットを、
自分自身の延長もしくは道具、人間以下と見なしがちである。
実際、家庭では子ども、職場では下っ端の領域を侵害することが多い。
このような、自分より「下位」の人間は、尊重してもらえなかったとか、
侵害されたというふうには感じないはずだと思い込んでいるのかもしれない。
(略)
攻撃欲の強い人が他人の領域に無遠慮に入り込むのは、
自分自身が混乱したり、当惑したりすることを避けたいためであることが多い。
不安や葛藤を少しでも感じると、どうすればいいのか、わからなくなる、
つまりストレス耐性が低いからこそ、このようなやっかいな情動を避けるために、
自分より「弱い」人間の領域に侵入するわけである。
こうしたストレス耐性の低さは、
しばしば先に指摘した自己愛の傷つきやすさに由来する。

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「自分は(相手に対して)やっても良いけど、相手からされるのは許さない」
という考えの人が身内にいると、本当に疲れますよね。(涙)
相手に対してどれほどひどいことをしていても、
常に自分は被害者だと思い込んでいるわけで…。

“自己愛性人格障害”というパーソナリティ障害や、
“発達障害(アスペルガー症候群)”の人の中にも、似たような症状が見られます。
一口に「性格」「個性」で済ませてしまう場合もあれば、
何らかの精神的、あるいは脳の発達上の問題を抱えているからこそ、
そういった“他人を攻撃する”行動が生じてしまう場合もあるでしょう。
これは、本当に難しい問題だな~と思います。
単に、性格が悪いのか、他の問題を抱えているのか。
それを、知識のない人たちが見分けるというのは、本当に難しいと思います。




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