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2016-06-22 (Wed) 09:00

支配こそが究極の目標

今日の記事タイトルは、結構おどろおどろしいですよね。(汗)
一体どんなことが書かれているのか、
今ご紹介中のあちらの本から、気になったところを…。

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◆支配こそが究極の目標

支配こそ、攻撃欲の強い人の究極目標である。
これまで、さまざまな手法をとりあげてきたが、
いずれも相手を支配して自分のほうが優位に立つことを目指している。
相手が逆らわず服従するようになり、
自分の思いどおりに何でも決められるようになれば、しめたものである。
そうなれば、自分の言動が問題にされることも、批判されることもなく、
居心地の良い状況を維持できるのだから。
(略)
夫が望む妻の理想像に近づこうとするあまり、
自分の欲望を全て押し殺してしまう女性もいる。
50代の専業主婦の女性は、次のように語った。
「結婚して30年近くになり、子どもも独立したので、
自分の時間がもてるようになりました。
でも、今になって、この結婚は何だったのかと思います。
もちろん、嫌々結婚したわけはなく、
主人のことをとても好きだったから結婚したのです。
大好きだったから、主人に気に入られるように、何でもしました。(略)」
この女性は、結婚当初は夫への愛情ゆえに、
そして後には夫に対する恐怖ゆえに、
無価値観や価値観の押しつけを従順に受け入れてきたために、
夫への依存から抜け出せなくなった。
その結果、攻撃意欲の強い人に対して怒りや敵意を抱きながらも、
依存せざるをえない「敵対的依存」に陥ってしまったわけだが、
こういう人はかなり多い。
自分に収入がないせいで、
攻撃欲の強い夫と離婚できない専業主婦だけでなく、
親の金が暮らしていけないせいで、
「毒になる親」から独立できない子供も、その典型である。
(略)
このような事例を精神科医として数多く見てきたので、
攻撃欲の強い人の支配から解放されて自由になるためには、
なにがしかを犠牲にする覚悟が必要だとつくづく思う。
お金かもしれないし、仕事かもしれない。
あるいは、保護や愛情かもしれない。
メッキがはげていても、ゆがんでいても、
攻撃欲の強い人に依存せざるをえない場合は、
それを捨てるなんてとてもできない相談だと思うだろう。
だが、そこから抜け出せば、
「ああ、やはり地獄だった。あのまま依存していたら、腐っていくだけだった」
と実感するはずである。

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攻撃欲の強い人、特にDVなどをしてしまう人の場合、
最終目標はやはり、相手を支配することなのでしょう。
角田美代子の事件も、そうでしたものね。
夫婦関係でも、「夫のDVやモラハラに耐えなければ…」という
真面目な考えの妻が、依存関係に陥ってしまうわけで。

最後の辺に書かれている、
「攻撃欲の強い人の支配から解放されて自由になるためには、
なにがしかを犠牲にする覚悟が必要」という言葉。
これは、本当に真実だな~と思いました。
私が尊敬する同級生のブログにも書いてあったのですが、
「新しい何かを手に入れるためには、今握っているモノを手放さなくてはならない」
つまり、今の(恐怖支配に基づく共依存関係の)生活を捨て、
新しい平穏な生活を手に入れられた時、初めて、
「ああ、やはり地獄だった。あのまま依存していたら、腐っていくだけだった」
との実感が得られるんですよね。

私たちには、手が2本しかありません。
あれもこれも…と抱えすぎるのではなく、
1つ手に入れるたびに、1つ手放していかなければならないのです。
それが、人としての成長につながると思います。



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Last Modified : 2016-06-22