今日からご紹介するのは、こちらの本。

著者は、皆さんもご存じだと思いますが、漫画家のヤマザキマリさん。
『テルマエ・ロマエ』を描かれた方です。
海外生活や国際結婚など、本当に波乱万丈の人生を送っておられて、
その人生経験が、物凄いパワーを生んでいるような感じなのですが、
この本は、読んで損しない1冊だと思います。
それでは、この中から印象的だった個所を。
=========================
4章 人生の処方箋と「タガ」の外し方
◆日本の村八分問題!?
――では、職場という世間の中で
「同僚や上司に足を引っ張られるときの対処法」についてはいかがでしょう?
具体的な対処法を考える以前に、
「あなたがしっかりしていれば全く平気」ということだとは思います。
そしてまずは、引っ張られて悲しみ嘆くより、
足を引っ張る側がなぜそうしているのかを考える。
これはイタリア式の考え方なんですが、
「この人たちは何か問題を抱えてるんじゃないかな?」
というところから始めてみるんです。
誰かに否定的な態度をとられた際、自分の欠点を客観的に見るのも大切ですが、
相手のコンプレックス、嫉妬などが絡まってないか、
そういうことをよく見るのも必要です。
相手に原因や問題があるとわかれば、
仮に自分が村八分になっても気にならなくなるし、自分を下手に責めなくてもいい。
そうなると、「ま、別にいいや」で済むこともあるわけです。
私も以前日本の組織で働いていた経験があるのでわかりますが、
組織の中で個を確立しようとすると、仲間外れの力学が働き、
結局は群れのほうが強いことを思い知らされます。
村八分の問題は、日本において本当に大きいですね。
そういう事態に直面した場合の対応策は、
「引き出しをいっぱい持つ」ことだと思います。
私もその時の経験で、自分の引き出しを増やせました。
みんながセーターを着ているなら、セーターを着ればいいこと。
そうやって同調したところで、あなたの核なるマザーは削れないし、
侵されもしません。(略)
日本の人は口に出して言わないことが多いですが、
自己完結では何の解決にもなりません。ためていたらダメ!
考えと言葉が直結する技能を人間は持っているんだから、使わなきゃ。
お腹がすいたときに猫がニャオニャオ鳴くのと同じです。
第三者との会話で、足を引っ張られる筋合いはないと確認できたら、
村八分にも耐えていけます。
話せる人がいなければ、本でも構わない。
アインシュタインやヘーゲルでも何でもいいから、尊敬できる人の本を読みましょう。
そして自分の価値観を補強すれば、足を引っ張る人に影響されなくなります。
もし、足を引っ張られたり、仲間外れになっていることで、
無力感を覚えているとすれば、それはマザー(本当の核である自分)と
融合した視線になっているからでしょう。
まずはマザーと、もうひとりの自分を分離させてみる。
無力感なんて持たなくていいです。悩むこともない!
一人ひとりの考えが違うことはもうしょうがないのですから。
そんなことで傷つき消耗することはありません。
=========================
自分が何らかのトラブルに巻き込まれて悩みを抱えているとき、
必ず視野狭窄に陥っています。
しかし、視点を少し変えてみる、状況を俯瞰してみると、
考えを切り替えれることがあります。
「マザーと、もうひとりの自分を分離させてみる」という個所。
この本の中では、この「マザー」という存在がよく出てきます。
私はこの2年間で、自分の中の「マザー」と「自分を客観視する自分」の
2人の自分が自分の中に存在している感覚を得ることが出来ました。
これまでは、観念としてしか理解していなかったのですが、
ようやく「実感」できたということです。
この本が出版されたときに、
ヤマザキマリさんがインタビューに答えておられる記事を発見しました。
「マザー」についても書かれてありますので、興味のある方はどうぞ。
⇒ こちらの記事
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著者は、皆さんもご存じだと思いますが、漫画家のヤマザキマリさん。
『テルマエ・ロマエ』を描かれた方です。
海外生活や国際結婚など、本当に波乱万丈の人生を送っておられて、
その人生経験が、物凄いパワーを生んでいるような感じなのですが、
この本は、読んで損しない1冊だと思います。
それでは、この中から印象的だった個所を。
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4章 人生の処方箋と「タガ」の外し方
◆日本の村八分問題!?
――では、職場という世間の中で
「同僚や上司に足を引っ張られるときの対処法」についてはいかがでしょう?
具体的な対処法を考える以前に、
「あなたがしっかりしていれば全く平気」ということだとは思います。
そしてまずは、引っ張られて悲しみ嘆くより、
足を引っ張る側がなぜそうしているのかを考える。
これはイタリア式の考え方なんですが、
「この人たちは何か問題を抱えてるんじゃないかな?」
というところから始めてみるんです。
誰かに否定的な態度をとられた際、自分の欠点を客観的に見るのも大切ですが、
相手のコンプレックス、嫉妬などが絡まってないか、
そういうことをよく見るのも必要です。
相手に原因や問題があるとわかれば、
仮に自分が村八分になっても気にならなくなるし、自分を下手に責めなくてもいい。
そうなると、「ま、別にいいや」で済むこともあるわけです。
私も以前日本の組織で働いていた経験があるのでわかりますが、
組織の中で個を確立しようとすると、仲間外れの力学が働き、
結局は群れのほうが強いことを思い知らされます。
村八分の問題は、日本において本当に大きいですね。
そういう事態に直面した場合の対応策は、
「引き出しをいっぱい持つ」ことだと思います。
私もその時の経験で、自分の引き出しを増やせました。
みんながセーターを着ているなら、セーターを着ればいいこと。
そうやって同調したところで、あなたの核なるマザーは削れないし、
侵されもしません。(略)
日本の人は口に出して言わないことが多いですが、
自己完結では何の解決にもなりません。ためていたらダメ!
考えと言葉が直結する技能を人間は持っているんだから、使わなきゃ。
お腹がすいたときに猫がニャオニャオ鳴くのと同じです。
第三者との会話で、足を引っ張られる筋合いはないと確認できたら、
村八分にも耐えていけます。
話せる人がいなければ、本でも構わない。
アインシュタインやヘーゲルでも何でもいいから、尊敬できる人の本を読みましょう。
そして自分の価値観を補強すれば、足を引っ張る人に影響されなくなります。
もし、足を引っ張られたり、仲間外れになっていることで、
無力感を覚えているとすれば、それはマザー(本当の核である自分)と
融合した視線になっているからでしょう。
まずはマザーと、もうひとりの自分を分離させてみる。
無力感なんて持たなくていいです。悩むこともない!
一人ひとりの考えが違うことはもうしょうがないのですから。
そんなことで傷つき消耗することはありません。
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自分が何らかのトラブルに巻き込まれて悩みを抱えているとき、
必ず視野狭窄に陥っています。
しかし、視点を少し変えてみる、状況を俯瞰してみると、
考えを切り替えれることがあります。
「マザーと、もうひとりの自分を分離させてみる」という個所。
この本の中では、この「マザー」という存在がよく出てきます。
私はこの2年間で、自分の中の「マザー」と「自分を客観視する自分」の
2人の自分が自分の中に存在している感覚を得ることが出来ました。
これまでは、観念としてしか理解していなかったのですが、
ようやく「実感」できたということです。
この本が出版されたときに、
ヤマザキマリさんがインタビューに答えておられる記事を発見しました。
「マザー」についても書かれてありますので、興味のある方はどうぞ。
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Last Modified : 2018-05-24