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2016-12-23 (Fri) 09:00

平等、不平等とは

そろそろクリスマスですね。
どうぞ、愛する方たちと楽しい時間をお過ごしください。

さて、今日も前回からの続きです。
今回は、「平等」に関する記述をご紹介します。

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●そもそも平等でないものを、平等に扱うことほど不平等なものはない

これは、仏教の開祖である釈迦が残した言葉だそうです。
あまねく人々が教育や医療を受ける機会は平等であるべきです。
その結果、努力により実績を積んだら、
平等ではなく公正に扱うべきだということでしょう。
ある幼稚園の運動会の徒競争で、
手をつないで皆で一緒にゴールインしましょう、ということが
実際に行われたそうです。これほど悪平等なことはないでしょう。
足の速い子がいれば、そのことは1番にゴールして
両親や先生から称賛されるべきだと思います。
一生懸命に練習して努力した結果であれば当然です。
ピアノの上手な子は、皆を代表して独奏する機会を与えられる、
暗記が得意な子は成績優秀でほめられる、
子供の強みを伸ばすことによって多様性の本質をつかみ、
社会をよりよい環境に導くことができます。
企業や他の組織体においても同じだと思います。
努力に対しては賞賛し、成果に対しては報酬で報いる、
これが公正で公平な扱いでしょう。
何でも皆同じでは、平等ではなく、「不平等悪」としかいいようがありません。
世の中には平気で勘違いして、
不平等な扱いを不公平と主張している人がいます。
それこそ偏った民主主義だと私は思います。

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人は、生まれながらにして不平等です。
男か女か、背が高いか低いか、金持ちか貧乏か…。
そんなことを選んで、私たちは生まれてくることはできないからです。

頑張った人と、頑張っていない人が同様に評価されないのは当たり前。
同じくらい頑張っていても、同じ結果にならないのも当たり前。
それぞれ、得意不得意があるのですから。

私たちが平等でないのは当たり前。
でも「公平な評価」を求めることは、間違ってはいません。
平等と公平を混同しないようにしなければ、
日本はどんどん間違った方向に進んでいくのではないでしょうか。



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Last Modified : 2016-12-23