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2017-10-18 (Wed) 09:00

才能の不都合な真実

今日からは、こちらの本をご紹介します。

努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本


ここ数年、脳科学に関する書籍もたくさん読んでいるのですが、
今回からご紹介するのは、テレビでもお馴染みの中野信子先生のご著書です。

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第4章 才能の不都合な真実

○世界一「報われない…」を感じる日本人
日本人の持っている脳は他国の人と比べて特徴的だということが、
脳科学的な調査でわかっています。
第2章で説明したとおり、神経細胞間でやり取りされるセロトニンの量を調節する
タンパク質・セロトニンポーターの量が少ないことに起因するのですが、
日本人は、世界で最もセロトニントランスポーターが少ないのです。
そのため、文化的にもそれが反映された社会が形成されると考えられます。
この脳を持っていると、勤勉で、自分が利益を得るよりも人に与えることを好み、
真面目で誠実、危険を冒すよりも安定した生活を志向する、
という性格傾向を持つようになります。
(略)

○努力家は他人の才能を潰す
人間のいるところなら、どこでも、
他人の才能を潰して自分がのし上がりたい、という人はあらわれてくるものです。
家庭内ですら、そういう問題が起こることがあります。
(略)
また、攻撃性には性差があります。
男性の場合は物理的な攻撃や、
資金を断つなどの目に見える形のもので潰してくる傾向が高いのですが、
女性の場合は人間関係で攻撃してくるということがいえるかもしれません。

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脳科学を学ぶと、色々と興味深い研究結果を知ることになります。
今回前半で紹介したのは、日本人特有の脳の特徴。

「セロトニン」とは、ご存知の通り、精神的な安定に大きく作用するホルモン。
睡眠にとって大切な「メラトニン」というホルモンの材料になります。
不眠症の方は、まず「セロトニン」を作るのに必要な
「トリプトファン」を多く含む食品を摂るようにして、
朝はしっかり太陽の光を浴びるようにすれば、
メラトニンがきちんと作られるようになるので、是非お試しください。

さて、この「幸せホルモン」の1つに数えられる「セロトニン」ですが、
この「セロトニン」の量を調整したり、再取り込みをしたりするのが、
「セロトニントランスポーター」なんです。
で、日本人は世界一、この量が少ないのだとか。
それで、日本人は特有の性格、社会を作ってしまうのでしょう。

そして、後半は「性差」について少し書かれています。
自分がのし上がるために、他人を潰したい…という気持ちは、
性別に関係なく、男女ともに持っている感情の一つでしょう。
ただ、その攻撃性に違いがあると指摘されています。

男性の場合は、「力」(たとえば、権力・暴力など)を用いたり、
妻を思い通りに支配しようと、生活費を断ったりするなど、
目に見える形で相手を叩きのめそうとするのに対し、
女性は、「仲間外れ」や「無視」など、人間関係における「いじめ」によって、
相手を潰そうとする傾向があるとのこと。
皆さんは、どう思われますか?




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Last Modified : 2017-10-18