ツバメ

2018/05/21 (月)  カテゴリー/オランダ関連以外

日本では、ツバメの季節になりました。
柑橘類の花も良い香りを漂わせ、ジャスミンも良い香り♪
空には、ツバメが枚飛ぶ姿がちらほらと。
ほんと、いい季節ですよね~。

私はツバメを見ると、子どもの頃の教科書に載っていた、
大好きな詩を思い出すのです。
きっと、皆さんもご存じの詩だと思います。

そう、詩人の丸山薫さんの作品で「北の春」という詩です。
大学時代、どうしてもまた読みたくなって、大学の図書館で探した覚えがあります。
すっかり忘れてしまった方もおられるかと思いますので、
今日はその詩をご紹介したいと思います。

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 『北の春』   丸山 薫



どうだろう

この沢鳴りの音は

山々の雪をあつめて

轟轟(ごうごう)と谷にあふれて流れくだる

この凄(すさ)まじい水音は



緩(ゆる)みかけた雪の下から

一つ一つの枝がはね起きる

それらは固い芽の球をつけ

不敵な鞭(むち)のように

人の額(ひたい)を打つ



やがて 山裾の林はうっすらと

緑いろに色付くだろう

その中に 早くも

辛夷(こぶし)の白い花もひらくだろう



朝早く 授業の始めに

一人の女の子が手を挙げた



ーー先生 燕(つばめ)がきました

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初めてこの詩を読んだ時、私にははっきりとその映像が浮かんだのです。
そしてその映像は、今になっても変わりません。
まだ雪が残る山々が見える木造の学校の教室で、子どもたちが授業を受けいてる。
凛とした寒さが残りながらも、春の息吹が感じられる雪解けの季節。
空は澄んだ青空。澄み渡る冷えた空気。
子どもたちは授業に集中しつつも、春がやってくる喜びに心躍る気持ちが湧いている。
そんなとき、窓際の席に座っているリンゴほっぺのおかっぱ頭の女の子が、
窓の外をふと眺めると、1匹のツバメが飛んでいるのを見つける。
感激した女の子は、黙っていることが耐えられずつい、先生やみんなにも教えたくなり、
パッと手を挙げて、「先生、燕が来ました!」と伝えるのです。

私のイメージは、今書いたような感じなのですが、皆さんはどうなのでしょうね。
なんて清々しい詩なんだろうと感動して、今でも大好きな詩の1つとなっています。
花の王国でもあり、また鳥の王国でもあるオランダで、
私は残念ながらツバメを見た記憶はありません。
でもオランダ語で、Boerenzwaluw というようですので、きっといたんでしょうね。
私がオランダにいた頃大好きだった春の鳥は、クロウタドリ。
オランダ語では Merel といいますよね。
日本の春は、鶯の鳴き声が定番ですが、オランダ…というかヨーロッパでは、
クロウタドリのさえずり(ほとんど「歌」と言ってもいいほど上手い!)
ではないでしょうか。
オランダでの初めての春、初めて聴くクロウタドリのさえずりに、
私は毎朝「すごくお上手!素敵♪」と叫びながら、
何度も拍手を送っていたことを思い出します。(笑)





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