今どうすべきかを考える

2018/07/26 (木)  カテゴリー/本のご紹介

7月ももうすぐ終わり。
皆様、熱中症などにならず、お元気でお暮らしでしょうか?

さて、今日からはこちらの本をご紹介します。

泥があるから、花は咲く


大変読みやすく、また、大変感動する1冊です。

良書というのはたくさんありますが、私の心に残る1冊に挙げられる本です。
ぜひ皆さんにも読んで頂きたいと強く願いながら、
今日から、印象的だった個所をご紹介していきたいと思います。

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第1章 視点を変えてみよう
●一生という視点から、今どうすべきかを考える
大型連休に入った日、
たまたま拾ったタクシーの運転手が語りかけてきました。
「今家族五人、連休を利用して海外へ遊びにゆくといういのを
 空港へ送ってきましたが、金持ちに生まれた子どもはかわいそうですな。
 いつでも行きたいところへは連れていってもらえる。
 ほしいものは何でも買ってもらえる。
 金は一生ついてまわるもの、などという中で育ってしまうと、
 自分の欲望にブレーキをかけるということも知らずに育ってしまいますし、
 行けて当たり前、買ってもらって当たり前で、喜びをいただくアンテナも立ちません。
 そこへゆくと私などは十二人兄弟でしたから、親は育てるのに苦労したと思いますよ。
 焼き芋一つも十二人で二つか三つしか買ってもらえないじゃないですか。
 一つの焼き芋をみんなで分け合って一口ずつ食べたときのおいしさは忘れられません。
 一口の焼き芋を、こんなに喜びの中でいただけるのは、貧しい家で育ったおかげです。
 -(後略)―」
禅家の大説法を聞く思いで耳を傾けていた私は、思わずこんなおしゃべりをしました。
「『百人が百人の子どもをまちがいなく不幸にする唯一の方法は、
 いつでもほしいものは買ってやる。行きたいところへは連れていってやることだ』
とルソーが語っていますね。
ああしたい、こうしたい、あれがほしい、これがほしいという私を野放しにせず、
しっかりと手綱さばきのできるもう一人の私を育てることこそ大切なことであり、
それが親の責任でもあるのですがね」と、
(略)
携帯電話がはやり出した頃のこと。
親しくしているT師がこんなことを語ってくれました。
「『クラスの友達がみんな持っているから自分もほしい』と息子がいってきました。
 私は息子と三日間、とことんまで話しあいました。
 携帯がなぜ必要か。
 みんなが持っているからほしい、みんなが持っているから買ってやる、
 そんなもんじゃない、と思いましてね。
 買ってやったほうがよっぽど楽です。でもそれではいけない。
 なぜ必要か、徹底的に語りあい、納得の上でもたないことにしました」
衝動的にほしいものを買ってやる、
それはあまやかしているだけで愛でも何でもありません。
(略)
その人の、あるいはその子の、少なくとも一生という展望の上から、
今どう対処すべきかを考える、
それがほんとうの愛というものであり、親切というものでありましょう。

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たくさんの本を読んでいると、よく同じフレーズにぶつかります。
今回の個所でご紹介されていた、ルソーの言葉も然り。
「ああしたい、こうしたい、あれがほしい、これがほしいという私を野放しにせず、
 しっかりと手綱さばきのできるもう一人の私を育てることこそ大切なことであり、
 それが親の責任でもある」
というのは、本当にその通りだと思います。
自分で自分の欲望をコントロール出来てこそ、真の大人だと思います。

私は一人っ子ですが、裕福な家庭ではなかったため、
前半部分のタクシー運転手のお話、および、T氏のお話には、大変共感を覚えました。

子どもの頃は誰でもそうなのでしょうが、
私も「みんなが持っているから」という理由で、
親にあれやこれやと、物をねだったことがありました。
でも母は、「自分でお小遣いを貯めて買いなさい」「もらったお年玉で買いなさい」
「お誕生日まで待っていなさい」「サンタさんにお願いしなさい」など、
勉強に必要なものでない限り、基本的には買ってくれない親でした。
でも、今となっては、よい育て方をしてくれたな~…と、感謝しています。
「物欲」「所有欲」のない大人になれたので、家の中もスッキリしています。(笑)

反して、夫の親は逆の教育方針だったようです。
夫が親に対して「これが欲しい」「あれが欲しい」と訴え出る前に、
親の方で「これが欲しいのだろう」
「あれが欲しいのだろう」と買い与えていたそうです。
だから彼は、「やってもらって当たり前」「欲しいものは手に入れて当たり前」という、
考えがベースにある大人になってしまったのだろうと思います。

「衝動的にほしいものを買ってやる、
 それはあまやかしているだけで愛でも何でもありません」
「その人の、あるいはその子の、少なくとも一生という展望の上から、
 今どう対処すべきかを考える、
 それがほんとうの愛というものであり、親切というものでありましょう」
と本文中にありましたが、本当にその通りだと思います。
正しい人間教育とはどうあるべきか、
親がそのことをきちんと認識する必要があるのでしょう。




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