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2018-08-25 (Sat) 09:00

ほんとうの幸せとは

現在、ご紹介中のこちらの本。

泥があるから、花は咲く


「ためになるわ~♪」と思って読んで下さっていますでしょうか。
今日もとっても良いお話しなので、少し長いですがご紹介します。

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第五章 ほんとうの幸せとは

●持ち物に目をうばわれず、持ち主である私の生き方を正す

人生は「幸せを求めての旅」といってもよい一面があるでしょう。
何を幸せとするか。
択ぶ眼の深さ、高さで、
その人の人生は決まるといってもよいのではないでしょうか。
お釈迦さまがご在世の頃の話です。
ビンズル尊者とウダエン王は幼なじみでした。
一方はすべてを捨てて出家され、お釈迦様のお弟子となり、
ご修行の末、ビンズル尊者と呼ばれるような聖者となられました。
一方はいくつかの国を征服して、ならびなき大王になられたのです。
あるとき、ビンズル尊者が故郷のコーサミーを訪れ、
林中で坐禅をしているということを伝え聞いたウエダン王は、
多くの家来や女官をしたがえ、美々しく王としての装いをととのえて尊者を訪ね、
こういいました。
「私は今、諸国を征服して、その威徳の盛んなことは天日のごとくである。
 頭には天冠をいただき、身には瓔珞をまとい、
 多くの美女たちも左右にかしずいている。どうだ、羨ましくないか」
尊者はたった一言、「吾に羨心なし」と答えられました。
「ちっとも羨ましくないよ」というのです。
ビンズル尊者とウダエン王と、幸せの中身が大きく違っていることに気づきます。
ルソーは『エミール』の中で、
「人間は誰でも、王者であろうと貴族であろうと大富豪であろうと、
 生まれる時には裸で貧しく生まれて来、
 そして死ぬ時にも、裸で貧しく死んでゆかねばならない。
 このしばらくの中間を、さまざまな着物を着る。
 女王のような華やかな着物、乞食という衣装、僧服、金持ち、社長、美人、
 さらには主義とか自惚れとか劣等感とか。すべて衣装。
 ほとんどの人がこの衣装にばかり目を奪われて一生を終わる。
 すべてを脱ぎ捨てて裸の私自身をどうするかを、
 まったく忘れてしまっている」と語っています。
裸で生まれて、裸で死んでゆく。
そのしばらくの間、小さいときはガラガラの玩具ぐらいで満足していたものが、
成人するほどに自動車がほしくなり、異性がほしくなり、
金がほしくなり、名誉がほしくなる……。
年齢と共にほしくなるものが変わり、手に入れたといって酔っぱらい、
のぼせあがり、失ったといって落ち込んだりしながら一生を終えてゆきます。
着がえてゆく衣装、持ち変えてゆく持ちものにばかり心うばわれ、
持ち主である私、衣装の着手である私自身の、それも今日只今をどう生きたらよいか、
などということは思いつきもしないままに。
北海道の浄土真宗のお寺の奥さまで、癌の転々移のために、
四十七歳の若さで逝った鈴木章子さんの言葉に耳を傾けてみましょう。
「病院で気づかされたことは、
 お金も、肩書も地位も、何も役に立たないということでした。
 ベッドで横になった、まるごと人間がそこにいるだけです。
 そしてその人間の心の中に、何がつまっているかということが
 一番問題なんだということが、はっきりわかりました」
(略)いかなる名誉も財産も病や死の前には、
まったくの無力であることが思い知らされたのです。(略)
ウダエン王が幸せと思い、酔っぱらい、のぼせあがっている中身は、
財産や名誉などのいわゆる持ち物に過ぎないのであり、
いざというときおいていくものばかり。
ビンズル尊者はそういう持ち物への酔いが覚めていたからこそ、
「吾に羨心なし」とさわやかに答えることができたのです。
(略)

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「人間は誰でも、生まれる時には裸で貧しく生まれて来、
 そして死ぬ時にも、裸で貧しく死んでゆかねばならない」

「着がえてゆく衣装、持ち変えてゆく持ちものにばかり心うばわれ、
 持ち主である私、衣装の着手である私自身の、それも今日只今をどう生きたらよいか、
 などということは思いつきもしない」

「お金も、肩書も地位も、何も役に立たない」
「人間の心の中に、何がつまっているかということが 一番問題」

「いかなる名誉も財産も病や死の前には、 まったくの無力である」

本当に、その通りだと思います。
この世に置いていかなければならないもののために、
私たちがどれほど人生を無駄にしているのか。

死んだ時、あの世へ持って行けるもの、
つまり、自分の中に何を詰めるのか…ということが重要なのです。
人生のゴールに向かって、この世限りのことに執着するのではなく、
あの世へ持って行けるもののために、自分を磨きたいと思います。

これにて、こちらの本のご紹介は終わりです。
本当に、とっても素敵な本でしたので、是非全編を読んで頂きたいと思います。




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Last Modified : 2018-08-25