12月も後半に入りました。
そろそろ、気忙しくなってきたという方も多いでしょうね。
さて、今日も前回からご紹介し始めたあの本の中から、
印象的だった個所を…。
==========================
第8章 「目的」を見出す
「興味」は情熱の源だ。
そして「目的」、すなわち人びとの幸福に貢献したいという意思も、
やはり情熱の源だ。
「やり抜く力」の強い人びとがもっている深い情熱は、
「興味」と「目的」によって支えられている。
(略)
●「これは人の役に立っている」と考える
「やり抜く力」の鉄人が、自分の目指していることには「目的」があると言うとき、
そこにはたんなる「意図」よりも、もっと深い意味が込められている。
「目的」が明確であるだけでなく、その「目的」には特別な意味があるのだ。
(略)
最終的に、その努力はほかの人びとの役に立つからだ。
つまり「目的」という言葉の中心的な概念は、
「自分たちのすることは、他の人びとにとって重要な意味を持つ」ということになる。
アレックス・スコットのような早熟の利他主義者のことを思い浮かべれば、
他者中心の「目的」の例としてわかりやすいだろう。
●幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」
(略)
アリストテレスは、幸福を追求する方法は少なくともふたつあることを、
いち早く認識していた。
ひとつは「eudaimonic」、すなわち「内なる良い精神」と調和すること。
もうひとつは「hedonic」で、「利己的な目先の快楽を追求する」ことだ。
この問題についてのアリストテレスの見解は明らかで、
利己的な快楽を追求する生き方は原始的で野蛮であり、
良心と調和した生き方こそ高貴で純粋であるとして支持した。
(略)
●「手本の人物」に出会うことが重要な体験になる
(略)
そのあと、デイモンの言葉でいえば「啓示」を受ける。
つまり、世のなかで解決すべき問題を発見する。
発見の仕方はさまざまで、
個人的な喪失体験や逆境のなかで問題を見出す人もいれば、
他人が喪失や逆境に苦しんでいる姿を見て、問題に気づく人もいる。
ただし、誰かが助けを必要としていることに気づくだけでは不十分だ、
とデイモンは念を押す。
「目的」を持つためには、もうひとつの「啓示」が必要となる。
すなわち、「私ならきっと変化をもたらすことができる」という確固たる信念をもち、
行動を起こす覚悟が必要なのだ。
(略)
==========================
最初の●から。
まず、ここに出てきたアレックス・スコットについて知りたい方は、
こちら(※リンク)でその活躍について参照して下さい。
――「目的」という言葉の中心的な概念は、
「自分たちのすることは、他の人びとにとって重要な意味を持つ」ということ――
とありましたが、これはとても重要なことを示しています。
今年は、スーパーボランティアの尾畠春夫さんが話題になりましたが、
これは経験したことのある方にとっては共感できることだろうと思いますが、
実は人間って、自分の私利私欲のために行動するよりも、
人のために行動する方が、驚くほどのパワーが出るんです。
「してあげている」と最初は思っていたとしても、最終的には、
「自分が与えられている」ということを実感できるからです。
経験のない人には、私が何を言っているのかわからないかもしれませんが…。
利他の精神を持たずに始めたことでも、結果としてそうなっていることも多いですし、
その現実を自分が理解し、さらにパワーが出てくることもあります。
そして、二つ目の●。
ここに書かれているアリストテレスの考え、皆さんも納得されるのではないでしょうか。
「利己的な快楽を追求する生き方は原始的で野蛮」
「良心と調和した生き方こそ高貴で純粋」
というのは、当然と言えば当然でしょう。
私自身も、後者の幸福を追求する生き方をしていきたいと思います。
そして、最後の●。
ここ数年の私自身と重なり、強く共感した個所です。
私自身、「啓示」つまり「世のなかで解決すべき問題を発見」した一人なのです。
「個人的な喪失体験や逆境のなかで問題を見出」しました。
そして、
――「私ならきっと変化をもたらすことができる」という確固たる信念をもち、
行動を起こす覚悟――
を得て、今、多くの方々と新しいつながりを築きながら、前進している最中です。
全世界に大きなインパクトを与えるようなことでは全くないのですが、
社会から見落とされ、周囲から誤解を受け、一人ぼっちで悩み苦しんでいる…。
そんな、以前の私のような「ニッチ」なところにおらざるを得ない人々のために、
私自身、一体何ができるのか?…ということを1年以上の時間をかけて考え抜き、
自分ができると確信を得たことを周囲にプレゼンして回り、
行政を含めたたくさんの方の応援を受けながら、少しずつですが歩みを進めています。
目指しているゴールまで、あとどのくらいの時間がかかるのかわかりませんが、
とにかく、「利他の精神」で「粘り強く」やり抜きたいと願っています。
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そろそろ、気忙しくなってきたという方も多いでしょうね。
さて、今日も前回からご紹介し始めたあの本の中から、
印象的だった個所を…。
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第8章 「目的」を見出す
「興味」は情熱の源だ。
そして「目的」、すなわち人びとの幸福に貢献したいという意思も、
やはり情熱の源だ。
「やり抜く力」の強い人びとがもっている深い情熱は、
「興味」と「目的」によって支えられている。
(略)
●「これは人の役に立っている」と考える
「やり抜く力」の鉄人が、自分の目指していることには「目的」があると言うとき、
そこにはたんなる「意図」よりも、もっと深い意味が込められている。
「目的」が明確であるだけでなく、その「目的」には特別な意味があるのだ。
(略)
最終的に、その努力はほかの人びとの役に立つからだ。
つまり「目的」という言葉の中心的な概念は、
「自分たちのすることは、他の人びとにとって重要な意味を持つ」ということになる。
アレックス・スコットのような早熟の利他主義者のことを思い浮かべれば、
他者中心の「目的」の例としてわかりやすいだろう。
●幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」
(略)
アリストテレスは、幸福を追求する方法は少なくともふたつあることを、
いち早く認識していた。
ひとつは「eudaimonic」、すなわち「内なる良い精神」と調和すること。
もうひとつは「hedonic」で、「利己的な目先の快楽を追求する」ことだ。
この問題についてのアリストテレスの見解は明らかで、
利己的な快楽を追求する生き方は原始的で野蛮であり、
良心と調和した生き方こそ高貴で純粋であるとして支持した。
(略)
●「手本の人物」に出会うことが重要な体験になる
(略)
そのあと、デイモンの言葉でいえば「啓示」を受ける。
つまり、世のなかで解決すべき問題を発見する。
発見の仕方はさまざまで、
個人的な喪失体験や逆境のなかで問題を見出す人もいれば、
他人が喪失や逆境に苦しんでいる姿を見て、問題に気づく人もいる。
ただし、誰かが助けを必要としていることに気づくだけでは不十分だ、
とデイモンは念を押す。
「目的」を持つためには、もうひとつの「啓示」が必要となる。
すなわち、「私ならきっと変化をもたらすことができる」という確固たる信念をもち、
行動を起こす覚悟が必要なのだ。
(略)
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最初の●から。
まず、ここに出てきたアレックス・スコットについて知りたい方は、
こちら(※リンク)でその活躍について参照して下さい。
――「目的」という言葉の中心的な概念は、
「自分たちのすることは、他の人びとにとって重要な意味を持つ」ということ――
とありましたが、これはとても重要なことを示しています。
今年は、スーパーボランティアの尾畠春夫さんが話題になりましたが、
これは経験したことのある方にとっては共感できることだろうと思いますが、
実は人間って、自分の私利私欲のために行動するよりも、
人のために行動する方が、驚くほどのパワーが出るんです。
「してあげている」と最初は思っていたとしても、最終的には、
「自分が与えられている」ということを実感できるからです。
経験のない人には、私が何を言っているのかわからないかもしれませんが…。
利他の精神を持たずに始めたことでも、結果としてそうなっていることも多いですし、
その現実を自分が理解し、さらにパワーが出てくることもあります。
そして、二つ目の●。
ここに書かれているアリストテレスの考え、皆さんも納得されるのではないでしょうか。
「利己的な快楽を追求する生き方は原始的で野蛮」
「良心と調和した生き方こそ高貴で純粋」
というのは、当然と言えば当然でしょう。
私自身も、後者の幸福を追求する生き方をしていきたいと思います。
そして、最後の●。
ここ数年の私自身と重なり、強く共感した個所です。
私自身、「啓示」つまり「世のなかで解決すべき問題を発見」した一人なのです。
「個人的な喪失体験や逆境のなかで問題を見出」しました。
そして、
――「私ならきっと変化をもたらすことができる」という確固たる信念をもち、
行動を起こす覚悟――
を得て、今、多くの方々と新しいつながりを築きながら、前進している最中です。
全世界に大きなインパクトを与えるようなことでは全くないのですが、
社会から見落とされ、周囲から誤解を受け、一人ぼっちで悩み苦しんでいる…。
そんな、以前の私のような「ニッチ」なところにおらざるを得ない人々のために、
私自身、一体何ができるのか?…ということを1年以上の時間をかけて考え抜き、
自分ができると確信を得たことを周囲にプレゼンして回り、
行政を含めたたくさんの方の応援を受けながら、少しずつですが歩みを進めています。
目指しているゴールまで、あとどのくらいの時間がかかるのかわかりませんが、
とにかく、「利他の精神」で「粘り強く」やり抜きたいと願っています。
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Last Modified : 2021-01-03