本物の実力者は「実務能力」の持ち主

2019/04/25 (木)  カテゴリー/本のご紹介

もうすぐ、大型連休ですね。
今年は、日本人にとって、とても厳粛な連休となります。
私も精神を清め、過ごしたいと願います。

さて、今日からご紹介するのはこちら。

向上心 (知的生きかた文庫)


『自助論』で有名な著者の作品なので、ご存知の方も多いでしょう。
既に読んだ方もいらっしゃるとは思いますが、
今日からは、こちらの中で印象的だった個所をご紹介します。

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第3章 自分を生かす働き方
          ――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか

2 本物の実力者は「実務能力」の持ち主である
◆有能な主婦は同時に有能なビジネス・ウーマンになり得る
有能な主婦は同時に有能なビジネス・ウーマンでなければならない。
こまごました家事を整えて管理し、財布のひもをしめてきちんと計画を練り、
あらゆる家事を自分のルールに従って懸命に処理していかなければならない。
能率的な家庭管理とは、勤勉さや組織だった方法、道徳的訓練、
慎重さ、予測、実務能力、洞察力、そして統率力を意味する。
これらはみな、たとえどんな種類の仕事でも、
それをうまくこなしていくには欠くことのできない要素なのである。

◆「嵐の海でじっと耐えている岩」のように我慢強く!
オランダのナッサウ家の英雄的な王子たちも、みなこれと同じ
自制や自己犠牲、強く目的意識を持っている点ですぐれていた。
初代国王ウィレム一世がウィレム・ザ・サイレント(沈黙)と呼ばれたのは、
無口な男という意味ではなく、
しゃべらないほうが賢明だと思われるときには口をつぐみ、
祖国の自由をおびやかす恐れがある時には
自分の考えを述べるのを控えたからである。
必要とあれば、彼はとうとうと力強く自分の意見を発表した。
その態度があまりにも穏やかでなだめすかすようなところがあったので、
対立する者は、彼を内気で優柔不断な男とまで酷評している。
だが、行動する時が来ると、彼の示す勇気は英雄的であり、
その決断力の強さではだれにも負けなかった。
アメリカの歴史家モトリーはオランダ史について研究をしていたが、
彼によれば、「“怒涛さかまく嵐の海でじっと耐えている岩”とは、
ウィレム一世の友人が彼の意思の固さを表現するときに
好んで使った言葉」だったのである。

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前半部分。
これは、主婦にとって勇気づけられる内容だったのではないでしょうか。

毎日、主婦が「当たり前」にこなしている家事って、
確かに、「勤勉さや組織だった方法、道徳的訓練、
慎重さ、予測、実務能力、洞察力、統率力」があればこそ、
スムーズにこなせますが、それらがないと、正直難しい。
相当の能力を要求されるのが、「家事」であり、
それらを難なく毎日こなせてしまう「主婦業」をメインにした
「専業主婦」の皆さんは、「有能なビジネス・ウーマン」なのです。
このことが、外で仕事をしてお金を稼いでくるしか能のない夫からすれば、
全くもって理解できず、その大変さや価値にも気付かないわけです。
主婦業に求められる「臨機応変さ」「柔軟さ」「瞬発力」「直観力」、
そして、「コミュニケーション能力」や「共感力」などを兼ね備えた夫は、
日本に一体どの程度いるのでしょうか。
1%もいれば、いい方なのかもしれませんね。(涙)

そして、後半。
これは、オランダに関係する個所だったので、是非このブログでご紹介したいと、
この本を読んだ数年前からずっと思っていたのです。(笑)

「初代国王ウィレム一世がウィレム・ザ・サイレント(沈黙)と呼ばれたのは」
「祖国の自由をおびやかす恐れがある時には
 自分の考えを述べるのを控えたから」
しかし「必要とあれば、彼はとうとうと力強く自分の意見を発表した」
と書かれていましたが、こんな史実は、知りませんでした。
オランダ生活を経験された、或いは今されている皆さんは、ご存じだったでしょうか。
初代オランダ国王が、相当に我慢強い人だったというのは、興味深いですよね。
「行動する時が来ると、彼の示す勇気は英雄的であり、
 その決断力の強さではだれにも負けなかった」とも書かれており、
人の上に立つモノの心構え…というものを、ここから学ぶことができるように思います。

これからしばらく、こちらの本からご紹介したいと思います。





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