怒涛の10連休も終わり、少し落ち着いてきたでしょうか。
「令和」という元号にも、少しずつ慣れてきましたか?
さて、今日もあちらの本の中から、印象的だった個所をご紹介します。
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第6章 人を動かす――自分の信念に命をかけられるか
5 人生という「畑」で、経験という「種」をいかに実らせるか
◆孤独を“滋養分”とした偉大な魂
反対に、無理強いされた孤独な生活を活用して
立派な仕事を成し遂げた人たちも多い。
彼らにとって、精神の完成を目ざすには、孤独でいることが何よりであった。
孤独な魂は沈思内省し、その結果、しばしば激しい活力が生まれる。
だが孤独を有効に使うか否かは、
その人の気性・性格・修養のいかんによることころが大きい。
心の広い人は孤独でいればますます気持ちが清らかになるが、
心の狭い人は反対に気性が荒くなるばかりだ。
孤独は偉大な精神にとっては滋養分でも、
ケチな人間には苦痛を意味するだけだからである。
6 最高の「幸福」をもたらす生き方
◆姿を変えた“幸せ”を見逃さないこと
災いはしばしば姿を変えた幸せにすぎない。
また、それをうまく生かすことによって、何倍もの幸せを手にできるのだ。
「暗闇を恐れてはいけない。それが生命の泉を隠しているかもしれない」
と、ペルシャの賢人も言っている。
経験は往々にして苦々しいものだが有益である。
経験を通してのみ、われわれは悩み、そして強くなることを学ぶ。
人格は試練によって鍛えられ、苦しみを通して完成される。
だから、人が忍耐強く思慮深ければ、
はかり知れぬ悲しみからも豊かな智恵を授けられるのである。
ジェレミー・テイラーは教えている。
「悲しいできごとや災いは、自分を向上させるための試練と考えよ。
それはわれわれの気持ちを引き締め、節度ある考えをもたせ、
軽率な態度をいましめ、罪深い行動から遠ざける。
われわれは、不幸を通じてますます徳を高め智恵を働かせ、耐える心を鍛え、
勝利と栄光を目ざしてひたすら前進しなくてはならない。
逆境に遭わなかった人間ほど不幸な者はいない。
本人がよい悪いではなく、その人は試練を受けていないからである。
才能があるとか性格がよいというだけでなく、
徳にあふれた行動こそ勝利の王冠にふさわしいのである」
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前半から。
このブログでも、何度か「孤独」をテーマに記事を書いてきました。
皆と繋がることが、さも良いことのようにとらえられがちな現代では、
「孤独」というものは、忌み嫌うべきことのように思われるかもしれません。
しかし、「孤独」だからこそ、成し得られることもあるのです。
私自身、「孤独」の中から、様々な学びや発想を得、
それを形に変え、人に感謝されるという経験をしています。
「精神の完成を目ざすには、孤独でいることが何より」と著者も言っているように、
誰かと一緒にいるときには、精神の完成は成し遂げられないのです。
一緒にいる誰かと向き合っていれば、自分とは向き合えません。
沈思黙考し、自分を深く探っていくという作業は、
「孤独」であればこそ、「孤独」でなければできません。
ただ、「心の狭い人」や「ケチな人間」にとって、
「孤独」は「苦痛を意味する」と著者は言います。
以前、就職するまで親元で過ごしていた相方が独身時代を振り返り、
「俺は寂しかったんやー!」と言ったことがあります。
私は、大学時代から一人暮らしを続けていましたが、
「孤独」でいることを、「寂しい」と感じたことはありませんでした。
詩作に耽ったり、読書を楽しんだり、充実した時間であったのです。
そして、後半。
「災いは姿を変えた幸せ」
「うまく生かせば、何倍もの幸せを手にできる」
と著者は言っています。
災いが降りかかってきた瞬間は、確かに辛いのだろうと思います。
私自身、大きな災害に見舞われた経験がないので、想像することしかできません。
でも、人生においては、様々な「災い」を通らなくてはいけない場面があります。
避けようと思えば避けられるかもしれないけれど、
避けたらまた別の災いや困難が私たちを必ず待っているのです。
であるならば、やはり、
「人格は試練によって鍛えられ、苦しみを通して完成される」わけですから、
この苦しみを、誰かに助けてもらわずに、自分の力で乗り越え、
素晴らしい人格を身につけるチャンスにしなければなりません。
ジェレミー・テイラーが言っているように、
「逆境に遭わなかった人間ほど不幸な者はいない」のです。
次回も、こちらの本からご紹介します。
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「令和」という元号にも、少しずつ慣れてきましたか?
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第6章 人を動かす――自分の信念に命をかけられるか
5 人生という「畑」で、経験という「種」をいかに実らせるか
◆孤独を“滋養分”とした偉大な魂
反対に、無理強いされた孤独な生活を活用して
立派な仕事を成し遂げた人たちも多い。
彼らにとって、精神の完成を目ざすには、孤独でいることが何よりであった。
孤独な魂は沈思内省し、その結果、しばしば激しい活力が生まれる。
だが孤独を有効に使うか否かは、
その人の気性・性格・修養のいかんによることころが大きい。
心の広い人は孤独でいればますます気持ちが清らかになるが、
心の狭い人は反対に気性が荒くなるばかりだ。
孤独は偉大な精神にとっては滋養分でも、
ケチな人間には苦痛を意味するだけだからである。
6 最高の「幸福」をもたらす生き方
◆姿を変えた“幸せ”を見逃さないこと
災いはしばしば姿を変えた幸せにすぎない。
また、それをうまく生かすことによって、何倍もの幸せを手にできるのだ。
「暗闇を恐れてはいけない。それが生命の泉を隠しているかもしれない」
と、ペルシャの賢人も言っている。
経験は往々にして苦々しいものだが有益である。
経験を通してのみ、われわれは悩み、そして強くなることを学ぶ。
人格は試練によって鍛えられ、苦しみを通して完成される。
だから、人が忍耐強く思慮深ければ、
はかり知れぬ悲しみからも豊かな智恵を授けられるのである。
ジェレミー・テイラーは教えている。
「悲しいできごとや災いは、自分を向上させるための試練と考えよ。
それはわれわれの気持ちを引き締め、節度ある考えをもたせ、
軽率な態度をいましめ、罪深い行動から遠ざける。
われわれは、不幸を通じてますます徳を高め智恵を働かせ、耐える心を鍛え、
勝利と栄光を目ざしてひたすら前進しなくてはならない。
逆境に遭わなかった人間ほど不幸な者はいない。
本人がよい悪いではなく、その人は試練を受けていないからである。
才能があるとか性格がよいというだけでなく、
徳にあふれた行動こそ勝利の王冠にふさわしいのである」
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前半から。
このブログでも、何度か「孤独」をテーマに記事を書いてきました。
皆と繋がることが、さも良いことのようにとらえられがちな現代では、
「孤独」というものは、忌み嫌うべきことのように思われるかもしれません。
しかし、「孤独」だからこそ、成し得られることもあるのです。
私自身、「孤独」の中から、様々な学びや発想を得、
それを形に変え、人に感謝されるという経験をしています。
「精神の完成を目ざすには、孤独でいることが何より」と著者も言っているように、
誰かと一緒にいるときには、精神の完成は成し遂げられないのです。
一緒にいる誰かと向き合っていれば、自分とは向き合えません。
沈思黙考し、自分を深く探っていくという作業は、
「孤独」であればこそ、「孤独」でなければできません。
ただ、「心の狭い人」や「ケチな人間」にとって、
「孤独」は「苦痛を意味する」と著者は言います。
以前、就職するまで親元で過ごしていた相方が独身時代を振り返り、
「俺は寂しかったんやー!」と言ったことがあります。
私は、大学時代から一人暮らしを続けていましたが、
「孤独」でいることを、「寂しい」と感じたことはありませんでした。
詩作に耽ったり、読書を楽しんだり、充実した時間であったのです。
そして、後半。
「災いは姿を変えた幸せ」
「うまく生かせば、何倍もの幸せを手にできる」
と著者は言っています。
災いが降りかかってきた瞬間は、確かに辛いのだろうと思います。
私自身、大きな災害に見舞われた経験がないので、想像することしかできません。
でも、人生においては、様々な「災い」を通らなくてはいけない場面があります。
避けようと思えば避けられるかもしれないけれど、
避けたらまた別の災いや困難が私たちを必ず待っているのです。
であるならば、やはり、
「人格は試練によって鍛えられ、苦しみを通して完成される」わけですから、
この苦しみを、誰かに助けてもらわずに、自分の力で乗り越え、
素晴らしい人格を身につけるチャンスにしなければなりません。
ジェレミー・テイラーが言っているように、
「逆境に遭わなかった人間ほど不幸な者はいない」のです。
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Last Modified : 2021-01-03