誰も死からは逃れられない

2020/03/15 (日)  カテゴリー/本のご紹介

大変ご無沙汰しております。
皆様、如何お過ごしでしょうか?

日本もコロナウィルスの影響が大きいのですが、
ヨーロッパ、とくに私の親友が暮らしているイタリア北部では、
大変な状況になっており、心配しております。
1日も早く、この状態が収束しますように…。

私の近況をお話しすると、毎日元気に楽しくお仕事をさせて頂いています。
たくさんの笑顔と喜び、そして自身の成長を感じながら、
1日1日を丁寧に、「当たり前のこと」が実は「当たり前」ではなく、
とても感謝すべきことである…と肝に銘じながら、生きております。

さて、今日は久しぶりに本のご紹介をしたいと思います。
今日ご紹介するのは、こちら。

老いを照らす (朝日文庫) [ 瀬戸内寂聴 ]


皆様もよくご存じの、瀬戸内寂聴さんのご本です。
今日はこちらの中から、印象的だった箇所をご紹介したいと思います。

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第一章 老いと向き合う
●誰も死からは逃れられない
(略)
ここで、みなさんに死なない秘訣を教えて差し上げます。
それは死んでもいい、と思いなさい、ということ。
その代わり、今日したいことは今日しなさい。
いつ死んでも悔いのないように、充実した生活を送っていると、死は遠ざかります。
何もしないで死にたくないとだけ思いつめていると、死ぬんです。
お釈迦さまも、こうおっしゃっています。
「過去を追うな、未来を願うな。
 過去は過ぎ去ったものであり、未来はまだ到っていない。
 今なすべきことを努力してなせ」(中部経典)
「いま」というときは二度と訪れません。
過ぎ去ってしまった過去よりも、どうなるかわからない未来よりも、
はるかに切実で大切なのが、この「いま」です。
いまを全力で生きること。
これが大事だという教えです。

●美しく老いるとは?
一口に「美しく老いる」「美しく死ぬ」と言っても、
何をもって「美しい」とするのでしょうか?
それはたぶん人それぞれに違うのでしょう。違って当り前です。
人はみなそれぞれ違うのですから。
ただ、これだけは言えます。
老い方、死に方にはその人の哲学、全人格が現れる。
そしてそのような哲学、人格から見て無理のない、自然な老いや死を迎えた人、
老いや死を自分なりのやり方で受け入れた人、
死のその瞬間まで存分に生ききった人には、ある美しさが宿るのだと。
(略)

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まず、前半から。
ここでは、「マインドフルネス」に通じる教えが書かれていますね。
「いま、ここ」を如何に大切に丁寧に生きるか。
それが、幸せに直結した生き方になるということを、
私は自身の経験から学びました。

過去を悔やむのでもなく、未来を憂うのでもなく、
ただ全力で「いま」を生き切ること。
それが、「死」に対する恐怖を遠ざけ、健康を手に入れる秘訣なのです。

正直、今の私は「いつ死んでもいい」と思って生きています。
それは、この世を憂いて、投げやりな思いからの言葉ではなく、
いまが充実しており、毎日が幸せで満たされているからこそ、
「今死んだところで、何も後悔することがない」から。

そして、後半。
ここでは、「老い方、死に方にはその人の哲学、全人格が現れる」という一文が、
とても印象に残りました。

私は今秋、いよいよ五十路に突入します。
これまでほとんど出て来なかった白髪も、少し見かけるようになりました。
体調は以前よりも随分良くなっていますが、顔の老化は止められず。(笑)

でも、「女」として勝負する気もないですし、老化に抗おうとも思いません。
所詮、人間は動物ですから、肉体は老いて当たり前。
それにいくら抵抗したところで、ストレスが溜まるだけでしょう。
なので私は、気持ちよく「老い」を受け入れています。
だから、不安も焦りもなく、毎日穏やかに暮らしています。

外見や肉体的な老いはそのまま受け入れはしますが、
人としての内面・人格は、老いないというか、
さらに成長し、磨きをかけて、
素敵なおばあちゃんになれるよう努力しています。
そして、「美しい死に方」ができるよう、
毎日を丁寧に、幸せいっぱいで生きていきたいと願っています。




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